大塚国際美術館(徳島県)に行って来ました

2016-02-11

1/24 放送の「所さんの目がテン」で大塚国際美術館が紹介されていました。徳島県鳴門市にある美術館で「行ってよかった美術館ランキング」に選ばれた。すべて複製画で本物は1点も無いという美術館で、日本一入場料が高い。複製画は、陶板にフィルムを貼って再現されているので、雨や紫外線により色あせの心配が無い。軽く触っても大丈夫という。
海外から大塚国際美術館を目的に来日する人もいるそうで、原寸大のレプリカが 1,000点以上展示されている。すべて鑑賞するには、丸一日かかると説明してましたが、これ本当です。

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システィーナ礼拝堂(バチカン市国)を原寸大で再現

前売り入場料は 3,100円で無料のガイドツアーもありますが、鑑賞ガイド"アートタッチ"(500円)を借りると自分のペースで楽しめます。ポイントの解説を聞くと絵の楽しみ方が変わりますよ。絵画の知識が無い素人ですが、11:00に入場して17:00の閉館まで居ましたが、最後の現代絵画は時間切れで流しただけとなりました。是非、1日ゆっくり楽しむつもりで計画してください。

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新大阪から車で147km(1時間47分)。高速道路は豊中- 鳴門北まで片道ETC割引で3,860円(割引前 6,880円)でした。大塚国際美術館の専用駐車場が500m程離れた場所にあり、ここに駐車して、美術館まで無料のシャトルバスで移動します。駐車場料金は、美術館の機械を通せば無料になる。

日本一高い入場料は 3,240円(大人)ですが、前売り券を買うと 3,100円 になる。当日、お茶を買うついでに、コンビニで前売り券を買えば割引になる。ポイントも付くしクレジットカード払いも可能なのでお得ですよ。

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美術館は山の麓に入口があり、最初に長いエスカレータで上に移動しますが、到着したのはB3Fとなる。B3Fから2Fまで展示スペースがある。

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館内ご案内 という冊子をもらっておこう。順路は通路に→で示されていますが、抜けの無いように確認しながら歩きます。館内に喫茶やレストランもあります。

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B3Fのショップで、音声案内(500円)ではなく、鑑賞ガイド"アートタッチ"iPod Touch(500円)を借ります。番号札が付いた絵は、その番号(1~117)を入力すると説明が聞けます。さらにポイントの説明を聞くと、絵に隠れた作者の深い思いや仕掛けが発見できて楽しさが倍増します。4~5時間でバッテリが残り20%と表示されましたが、なんとか6時間持ちました。バッテリ切れになればショップで交換してもらえます。
館内は、ストロボを使用しなければ、写真撮影可能となっていましたので、写真は200枚ほど撮りました。

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B3F にはバチカン市国にあるシスティーナ礼拝堂がある。2005年に家族でイタリアに旅行した時、サンピエトロ大聖堂に行ったが、その北側にあるシスティーナ礼拝堂にはゆかなかった。

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システィーナ礼拝堂の祭壇に描かれたミケランジェロのフレスコ画「最後の審判」がすごい迫力。鑑賞ガイドの説明を聞かないと「凄い絵だね」で終わってしまうのですが・・・

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椅子に座っているのはヨナ、その下に居るのはイエス・キリストで、死者に裁きを下します。

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左側は天国へと昇天していく人々、右側には地獄へと堕ちていく人々が描写されている。中央の右に生皮を持つ人が居ますが、この生皮はミケランジェロ本人がモデル。

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地獄の絵はよく見ると恐ろしい。

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「アダムの創造」で神が人間を創造した絵は有名だ。

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「大洪水」に書かれた小屋は、のノアの箱舟。このシスティーナ礼拝堂だけでも見どころ満載です。

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フェルメールの 真珠の耳飾りの少女 は有名だ。唇に白いハイライトがあり唇の濡れた感じを表現している。イヤリングには光の反射を入れて立体感を出している。青いターバンは、特殊な絵の具で描いたものらしい。

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この2枚も同じ手法で左の窓からの強い光が描かれている。

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古代古墳の壁画も再現されています。これも有名らしい。

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B2Fに移動。

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ヴィーナスの誕生

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最後の晩餐 は、ミラノにある修道院の食堂にレオナルド・ダ・ヴィンチが書いた壁画。2005年に実物を見学したが、薄暗い壁画で、英語の説明が全く理解できなかった。

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修復前と修復後が並んで展示されている。

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修復前

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昔の修復で上に描いた絵の具を綺麗に剥がしたものらしい。

イエスが「この中に裏切者がいて、私は十字架に貼りつけになる」と告白したシーン。それぞれの人物が、「俺じゃない」「イエスは何を言っているのか」「それは誰なんだ」と会話が聞こえてきそうだ。修復により、テーブルにあったのは魚料理であった事や、それぞれの人物の正面に、指を洗うための水が入ったボールが置いてある事が解ったそうだ。

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壁にかかったタペストリーに注目してください。遠近法で正確に描かれているので、斜め横から見ると、タペストリーのサイズが左右で違って見えます(なんとも不思議だ)。

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モナリザは、絵の具のひび割れまで表現されている。

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ここで1Fに移動してランチ休憩(すでに2時間経過)。悪のランチ(1,000円)はリーズナブルで美味しかった。鯛のお茶漬け(1,000円)もおススメ。

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モネの大水連の本物は、フランスのオランジュリー美術館にある。モネが自然光で見て欲しいと希望したことから、天井から自然光が入るように展示されいる。ここでは、屋外に展示されていました。陶板画は屋外でも劣化しないという自信なんでしょうが、残念ながら、曇り空で寒かった・・・・。天気が良くて暖かいともっと良かったかも知れません。

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B1Fに移動。

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ゴヤの 裸のマハ と 着衣のマハ

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ミレーの落ち葉拾い

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ゴッホのひまわり、自画像など

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ムンクの叫び

他にも色々面白い作品がありますが、長くなるので・・・

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1F,2F に来たのは16:00で、あと1時間・・・

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ピカソ ゲルニカ は、ドイツ軍によりゲルニカが無差別爆撃を受けた事を題材にした壁画。よく見るとピカソの表現するものが凄い。

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17:00閉館となるので、17:45 急いでB3Fのショップに移動。鑑賞ガイドを返却。お土産にフェルメールの缶入りチョコ(540円)とフェルメールのミニ陶板画を買いました。陶板は額無し(2,376円)、金色額装品(3,240円)、木目調額装品(5,400円) から選べます。

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同じ製法で作成したミニセラミックプレートは、紫外線などで色あせしないのが特徴。

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我が家にもフェルメールが来ました。左に窓がある場所を選びました。

もっと沢山の名画を紹介したいが、有名なものだけ紹介しました。お気に入りの絵を見つけて、気がすむまでじっくり楽しむのも良いと思います。

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