2015-11-07
ダイハツ タント LA600S に17cmの KENWOOD KFC-RS171(3,780円) を取り付けるため、MDF材でインナーバッフルを自作しました。今回は、これをタントに取り付けます(過去記事はこちら)。
12mmのMDF材を外周φ180mm、スピーカの穴φ140mmで幅20mmのドーナツ型に加工しました。若干干渉している部分を削る必要があります。安価なスピーカでもインナーバッフルに取り付けると、低音がしっかり出るようになり、音量を上げて気持ちよく音楽を聴く事ができました。
自作したインナーバッフルを合わせてみると、予想通り○の部分が干渉していました。
そこで、この部分をヤスリで削って、削った部分を再塗装しておきます。MDF材は吸湿するので、塗装しておかないとまずい。
塗装が乾くまで、気休めですが、ドアの中に防音タイルカーペットを切って貼っておきました(写真は右側)。
インナーバッフルの取り付けは、オリジナルのネジ穴と異なる場所にドリルで穴を開けました(純正スピーカに戻せるようにしておきたかったからです)。ドリルの穴には、防錆として塗料を塗っておくと完璧です。最終的に防水ビニルはスピーカの回りでカットしました(写真が無い)。
厚手の隙間テープを穴の回りに貼りました。
M6x25 ステンレス皿ネジでインナーバッフルをガッチリ固定します。
アルミ天ぷらガードをハサミで切って雨滴除けの屋根を作ります。両面テープを貼って、スピーカの内側に貼りつけました。
スピーカの穴がインナーバッフルの穴よりも小さいので、指で押し付けてに密着させました。雨滴除けは 5cm 以下。
スピーカのコネクタは、合う形状のものが無いのでピンを差し込みます。白い線が(-)マイナスです。抜けないようにスポンジシールを貼って固定しました。
最後に窓ガラスを下げて雨滴除けに接触しない事を確認しておきます。
スピーカケーブルが長いと振動でノイズになるので、ドアビニルシートの中に押し込みました。
助手席(左側)のスピーカ
運転席(右側)のスピーカ(右は、こんなに隙間が狭いんです)
内貼りを取り付けると、高さがピッタリでした。手すりの穴からのぞくと、スピーカの溝にバッチリ。内貼りのスピーカ部分を押すと、ほとんど遊びがありません。
そこで、スピーカの周囲にスポンジを貼りつけました。
これで完璧と思いましたが、音量を上げるとスピーカが内貼りの輪に接触している音がしました。
内貼りの輪はφ140mm なので微妙。16cm スピーカだったら問題無かったかもしれません。やっぱり、内貼りの輪をカットするしかないようです。
綺麗に切るのは難しいと思ってましたが、カッターで簡単に綺麗にカットできました。
スピーカと内貼りには、まだ少し隙間があります。
最初は、純正のツイータを外して試聴。
次は、KFC-RS171 のツイータのマイナス側をカットして、純正のツイータを接続して試聴。KFC-RS171 の同軸ツイータは、すべて音が同じ位置から聞こえるので聞きやすい。高い位置にある純正ツイータは、音質は柔らかいが位置が良いので指向性がいい。純正ツイータを選択する事にしました。
色々な音楽を試聴しました。ドアの板金は穴が多くて、内貼りは防音対策がほとんどありません。スピーカ裏側の音を、きっちり抑え込まないと良い音にはならないかも。
それでも、純正スピーカでは音量をあげる気になれませんでしたが、外にも音が漏れるほど大きな音量で聴いても余裕があり気持ち良いです。音量を上げすぎると純正ツイータがうるさくなります。このあたりは、難しいな。
3,780円 のスピーカで、ここまで音質が改善できれば大満足の結果でした。
続き タント、ツイータ交換(1) を読む>>
- 関連記事
-
- タント、ドアの内張りに吸音材を入れる(2) (2015/12/29)
- タント、ドアの内張りに吸音材を入れる(1) (2015/12/28)
- タント、ツイータ交換(2) 加工、取り付け編 (2015/12/19)
- タント、ツイータ交換(1) 準備編 (2015/12/06)
- タント スピーカ交換(3) 取り付け (2015/11/07)
- タント スピーカ交換(2) インナーバッフルを自作 (2015/11/02)
- タント スピーカ交換(1) 調査編 (2015/10/25)
- タントに ピカピカレインPREMIUMを施工 (2015/07/19)
- タントに電圧計を取り付け (2015/07/05)