2015-11-01
LEXUS NXのスピーカ交換で、スピーカのネットワークを勉強しました。そこで、デスクトップPCでハイレゾ音源の試聴にも使っている ortofon Concorde 139が、どんなネットワークを使っているのか調べてみた。
Concorde 139は、バスレブ型で、13cm のウーファー+2.5cmチタンドームツィータの2wayで構成されている。スピーカ端子の取り付けネジを外すと、ネットワーク基板が付いてきました。ツイータ側はハイパスのコンデンサ(4.7uF)を直列に、ウーファー側はローパスのコイル(0.4mH)を直列に挿入したシンプルな 6dB/oct回路 となっている。スピーカが4Ωとして、表から換算すると、ハイパスが8kHz、ローパスが1.5kHz の設計のようだ。ツイータに電解コンデンサを使っているので、フィルムコンデンサに交換すると、音質が改善するかも・・・・
ortofon Concorde 139 (2002年当時 44,550円)
バスレブ型で13cmウーファー と 2.5cmチタンドームツィータの2wayスピーカです。バスレフの穴は背面にある。
単線VVF(AE線)をスピーカーケーブルにしてデジタルアンプに接続しています。
6dB/octネットワーク でした。ハイパスコンデンサ(100V 4.7uF)は、無極性の電解コンデンサで、13年も経過すると経年劣化で容量も抜けているかも知れない。ここはフィルムコンデンサに交換すると、周波数特性が良くなり、音質が改善されるはずだ。1Ω5Wのセメント抵抗は、ツイータのATTですが手抜きなんだな。
400V 4.7uF Audio用フィルムコンデンサを買って来ました。
取り外した電解コンデンサ。
4.868uFと4.918uFでした。予想より容量抜けは少かったですね。
無理やり交換してみました。振動対策として、ホットボンドでコンデンサを固定した方が良いらしい。スピーカ端子は2極ですが、4極に交換してバイアンプ又はバイケーブルにすると良いかも。
コンデンサを交換すると、高音の抜けが非常に良くなりました。もともと、アナログ的な優しい音色のスピーカでしたが、デジタルアンプの力強さとチタンドームツイータの繊細な音色が楽しめます。バランスも良い。あらためて、色々なソースを聴いてみると、オールマイティに良い音です。LEXUS NX の方は、3wayの調整に苦労したが、まだ音楽のジャンルにより聞き苦しくなるので、まだまだチューニングが足りないのか。ツイータとミッドハイのクロスオーバを変更した方が良いかもね。
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