2016-09-05
MASTECH デジタル クランプメーター マルチメーター MS2108A (3,280円) ★★★★★
これで、自動車の鉛バッテリに流れている充電・放電の電流を安全に測定できます。クランプでDC/AC電流(400A/40A)の他、マルチメータの機能(DC/AC電圧、DC/AC電流、抵抗、周波数)も搭載している。MIN/MAXも記憶しているので、セル始動時に流れる電流も測れます。
タイムセールで安く買えました。
Amazon発送ですが中国製。いつもの裏が黒い帯電防止袋に入ってます。
ソフトケース、テストリード、電池、英文マニュアルが付属。
英文マニュアルはほぼ参考になりませんが、操作してみればボタンの意味は判ると思います。
裏ぶたの+ネジを外して、単四電池3本を入れます。この電池は少し不安ですが。
カスタマレビューにもありましたが、テストリードは少しガポガポ。マイナスドライバで少し広げると良い。
丸いダイヤルを回して測定する機能を選択します。
AC100Vのコンセントの周波数を測定、関西なので60Hzです。測定可能な周波数は10Hz~10Mhz。DUTYは49.99% でした。HOLD長押しでバックライトをONにすると、クランプ部にも照明が点きます。ホワイトバックライトの表示は読みやすい。
左は三和クランプメータ DCL10です。AC電流を比較してみます。
DCモータ扇風機 HEF-DC200 の消費電流を測ります。カタログでは最小2.0W~最大21Wとなっている。最大風量で測定。
X1で0.29A(29W)になりましたが、X10で測定すると1.98A(19.8W)になりました。X10の方がカタログ値に近い。X1では結構誤差があるんだ・・・
MASTECH MS2108A は 40Aレンジで測定。X10 で1.57A(15.7W)と少な目に出ました。
別のACモータ扇風機は、弱風で4.17A(41.7W) vs 3.97A(39.7W) でした。電力が大きいと誤差も少なくなる傾向がある。
レクサス NX200t のバッテリ(マイナス)に流れる電流を測定。黄色い(SEL)でAC/DCを切り替えないと正しく測定できません。
開錠後にルームランプが点灯すると-2.0A前後、消灯してしばらくすると -1.7A前後。さらに待つと-1.2Aまで下がります。さらに時間が経過するともう少し下がかもしれません。
クランプメータの表から裏に流れる電流が正としているので、マイナス端子には放電時に裏から表に流れるのでマイナス表示になるのは正しい。
ACCをONにすると -8.5A~-6.5A ほど流れています。ナビ表示、SD音楽を再生している状態です。
エンジンを始動すると充電が始まり15.8Aで充電。アイドリングが下がると5A~8Aで充電するようです。
MINを確認すると -20A となりました。始動時のセルモータで-20Aほど消費している事が確認できました。MIN/MAXを長押しすると通常表示に戻ります。
ダイハツTANTOのバッテリで測定すると -0.86A~0.64A 流れていました。タントは2週間以上乗らない事もあるので、時々充電器で充電した方が良さそうです。
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