2017-07-22
ASUS Zenfone 3 は USB Type-Cコネクタを搭載している。Qualcomm の Snapdoragon 625 を搭載しているので Quick Charge 3.0 に対応しているのかと思ったら、対応していないようだ。調べてみると、USB Type-C には「USB Power Delivery(USB PD)」という規格があり急速充電の規格が混乱しているようだ。Qualcomm は、Quick Charge 4.0 で PD に対応すると発表したようで、Quick Charge 3.0は消えてゆく運命なのか・・・

【EnacFire】 USB Type C ケーブル 0.5mx1本、1mx2本セット (998円) ★★★★
これまで microUSB が主流であったので、モバイルバッテリーから充電する USB Type-C ケーブルを買う必要があった。ここで注意しなければならないのは、56KΩの抵抗を内蔵している事だ。その理由は・・・
USB Type-Cは、逆差し可能な小型24ピンコネクタ規格で、最近、スマホやPCに搭載されるようになった。従来の microUSB ではコネクタを接続する前に上下を確認しなければならなかったが、USB Type-Cは逆差し可能で便利になった。しばらくの間、microUSB が混在するので、USB Type-C かmicroUSBか確認する手間が残るが・・・。

なお、USB Type C やUSB Cの表記は誤りで、正しくは「USB Type-C」と表記する。
オルタネートモードにより DisplayPort ,MHL, Thanderbolt, HDMI が USB Type-C で対応可能となるという。
USB Type-C による給電は、5V/1.5A と 5V/3.0A の規格があり、急速充電に対応が可能となった。さらに、USB Power Delivery(USB PD) が定義されており、USB PDに対応した端末+ケーブル+充電器を使用すると、4つの充電電圧(5, 9, 15, 20V)が定義されており、最大20V/5Aによる100W供給が可能となる。

Qualcomm が推進してきた Quick Charge規格は、
Quick Charge 2.0 Class A (5V/9V/12V)
Quick Charge 2.0 Class B (5V/9V/12V/20V)
Quick Charge 3.0 (3.6V~20V。200mVごとの段階的な調節)
Quick Charge 4 PDに対応
と進化して、Quick Charge 4 で標準規格を受け入れたようだ。
と言う事で、Quick Charge 3.0 対応のUSB充電アダプタを買うのは辞めました。

これまでの USB充電アダプタ を利用するには、USB A - USB Type-C の変換ケーブルが必要になります。
USB Type-Cは、USB 3.1規格(usb.org)で定義されています。
USB Type-Cは、USB2.0/3.0(3.1)規格のデータ通信に対応しますので、USB Aコネクタには、USB 2.0(480Mbps) に対応するもケーブルと、USB 3.0(USB 3.1 Gen.1 5Gbps)、USB 3.1(USB 3.1 Gen.2 10Gbps) に対応するケーブルがある。確かに販売されているが、USB 3.1対応のケーブルは高価なので、充電がメインであれば、USB2.0 対応で問題無いと思います。
急速充電を行うかどうかは端末側が決めるので、端末はUSB給電元の供給可能な電流を知る必要があり、USBケーブルに仕込まれたプルアップ抵抗の値で判断している(詳細は参考記事見て)。
ここで重要なのは、USB A に変換する場合、必ず56KΩの抵抗でプルアップされている必要があるという事。56KΩの抵抗値は、Defalt USB Power という意味で、接続先の供給能力に依存する事を意味する。もしも、56KΩよりも小さい抵抗を内蔵しているケーブルを使用してPCのUSBに接続すると、5V/0.5A を超える急速充電が開始される恐れがあり、PCの USBポートを壊してしまうかも知れない。


【EnacFire】 USB Type C ケーブル 0.5mx1本、1mx2本セット (998円)
説明に56KΩの表記がある事と、カスタマレビューの件数が多く、マイナス評価が少ないものを選んだ。Zenfone 3 対応とあったのもポイント。モバイルバッテリー用に持ち運ぶので、できるだけ短いケーブルが欲しかったが、2本の価格で、3本セットが買えるのでこれを選んだ。2mのケーブルをセットにした製品もあったが、1m の方が使い易い。

ケーブルを束ねるバンドが付属しているのも嬉しい。


Zenfone 3に付属のケーブルよりも少し長い。

USB Type-Cの差し込みも違和感が無い。


Zenfone 3 に付属の白いケーブルは、USB Type-C コネクタで使わないピンは省略されていました。

Zenfone 3 付属のUSBアダプタに接続。付属のケーブルとほぼ同じ 1.91A で充電しました。

PC の USB2.0 に接続すると 0.43A ですので規格内で問題無し。

【Anker】 40W 5ポート USB急速充電器(PowerIQ搭載)に接続すると、1.96A でした。

【Anker】 PowerCore+ mini 超小型スティック型モバイルバッテリー(3,350mAh) は、1.09A 流れたのは驚いた。
参考記事:
「USB Type-C」問題と安全に使える製品のまとめ―規格の解説やチェック方法など (Andmem)
USB Type-Cケーブルの56kΩ抵抗(56kレジスタ)とは(HANPEN-BLOG)
USB Type-Cの本格普及を前に、ケーブルとアダプターにまつわる問題が増えてきた(ASCII.jp)
ついにやってきたUSB Power Delivery(USB PD)とは(EDN JAPAN)
Qualcomm Refuses to Name Phones That Will Feature Quick Charge 4.0 – Feature Expected to Arrive in Devices During H2 2017(WCCFTECH)

【EnacFire】 USB Type C ケーブル 0.5mx1本、1mx2本セット (998円) ★★★★
これまで microUSB が主流であったので、モバイルバッテリーから充電する USB Type-C ケーブルを買う必要があった。ここで注意しなければならないのは、56KΩの抵抗を内蔵している事だ。その理由は・・・
USB Type-Cは、逆差し可能な小型24ピンコネクタ規格で、最近、スマホやPCに搭載されるようになった。従来の microUSB ではコネクタを接続する前に上下を確認しなければならなかったが、USB Type-Cは逆差し可能で便利になった。しばらくの間、microUSB が混在するので、USB Type-C かmicroUSBか確認する手間が残るが・・・。

なお、USB Type C やUSB Cの表記は誤りで、正しくは「USB Type-C」と表記する。
オルタネートモードにより DisplayPort ,MHL, Thanderbolt, HDMI が USB Type-C で対応可能となるという。
USB Type-C による給電は、5V/1.5A と 5V/3.0A の規格があり、急速充電に対応が可能となった。さらに、USB Power Delivery(USB PD) が定義されており、USB PDに対応した端末+ケーブル+充電器を使用すると、4つの充電電圧(5, 9, 15, 20V)が定義されており、最大20V/5Aによる100W供給が可能となる。

Qualcomm が推進してきた Quick Charge規格は、
Quick Charge 2.0 Class A (5V/9V/12V)
Quick Charge 2.0 Class B (5V/9V/12V/20V)
Quick Charge 3.0 (3.6V~20V。200mVごとの段階的な調節)
Quick Charge 4 PDに対応
と進化して、Quick Charge 4 で標準規格を受け入れたようだ。
と言う事で、Quick Charge 3.0 対応のUSB充電アダプタを買うのは辞めました。

これまでの USB充電アダプタ を利用するには、USB A - USB Type-C の変換ケーブルが必要になります。
USB Type-Cは、USB 3.1規格(usb.org)で定義されています。
USB Type-Cは、USB2.0/3.0(3.1)規格のデータ通信に対応しますので、USB Aコネクタには、USB 2.0(480Mbps) に対応するもケーブルと、USB 3.0(USB 3.1 Gen.1 5Gbps)、USB 3.1(USB 3.1 Gen.2 10Gbps) に対応するケーブルがある。確かに販売されているが、USB 3.1対応のケーブルは高価なので、充電がメインであれば、USB2.0 対応で問題無いと思います。
急速充電を行うかどうかは端末側が決めるので、端末はUSB給電元の供給可能な電流を知る必要があり、USBケーブルに仕込まれたプルアップ抵抗の値で判断している(詳細は参考記事見て)。
ここで重要なのは、USB A に変換する場合、必ず56KΩの抵抗でプルアップされている必要があるという事。56KΩの抵抗値は、Defalt USB Power という意味で、接続先の供給能力に依存する事を意味する。もしも、56KΩよりも小さい抵抗を内蔵しているケーブルを使用してPCのUSBに接続すると、5V/0.5A を超える急速充電が開始される恐れがあり、PCの USBポートを壊してしまうかも知れない。


【EnacFire】 USB Type C ケーブル 0.5mx1本、1mx2本セット (998円)
説明に56KΩの表記がある事と、カスタマレビューの件数が多く、マイナス評価が少ないものを選んだ。Zenfone 3 対応とあったのもポイント。モバイルバッテリー用に持ち運ぶので、できるだけ短いケーブルが欲しかったが、2本の価格で、3本セットが買えるのでこれを選んだ。2mのケーブルをセットにした製品もあったが、1m の方が使い易い。

ケーブルを束ねるバンドが付属しているのも嬉しい。


Zenfone 3に付属のケーブルよりも少し長い。

USB Type-Cの差し込みも違和感が無い。


Zenfone 3 に付属の白いケーブルは、USB Type-C コネクタで使わないピンは省略されていました。

Zenfone 3 付属のUSBアダプタに接続。付属のケーブルとほぼ同じ 1.91A で充電しました。

PC の USB2.0 に接続すると 0.43A ですので規格内で問題無し。

【Anker】 40W 5ポート USB急速充電器(PowerIQ搭載)に接続すると、1.96A でした。

【Anker】 PowerCore+ mini 超小型スティック型モバイルバッテリー(3,350mAh) は、1.09A 流れたのは驚いた。
参考記事:
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