2019-05-01
1階リビングに TP-Link の Acher A10 を設置している。2階全室から2.4GHz は接続できるようになったが、寝室は5GHzが弱いので2階に Acher C55 を設置して、WDS で1階に接続するように設定した(過去記事はこちら)。

2階の階段付近には 5GHzの強い電波が来ているので、5GHz でWDS接続しました。5GHz は44Chに設定、2.4GHzは1Ch と13Chに設定しました。2階は全室で非常に強い5GHzが届くようになったが、思ったほど速度が出ないな・・・
1.Acher C55 を WDS設定
WDS の設定は、こちらの説明
どのようにすればWDSブリッジングモードに設定できますか?(TP-Link)
が参考になります。

C55 のルータ機能は使わないが、アクセスポイントではなくルータモードで動作させます。


RootRuter (Acher A10) のIPは192.168.1.1で DHCP を192.168.1.100 から割り当てている。 Extend Rooter (Acher C55)のIPを 192.168.1.2 に割り当てた。DHCP は無効に設定しておきます。

A10 の2.4GHz は13Chで動作しているので、C55 は1Chに設定した。A10 と C55 は、同じSSID に設定しています。同じSSIDだと、2階のC55に接続したつもりが、1階のA10 に接続してしまう事があるので、別のSSIDに設定して区別する方が良い場合もある。WDS の設定は、2.4GHz 又は 5GHz のいづれか片方で接続します。同時に接続はできないので、2.4GHz の WDS はOFFにしています。

5GHz で WDSを設定します。A10 と C55 は、同じSSID に設定していますが、別にする事も可能です。WDSの設定をする場合は、A10と同じChを設定する必要があります。また、A10 のCh設定は自動ではなく、固定に設定する必要がある。A10 の5GHz は44Ch に設定しているので、同じ44Ch に設定します。WDS を有効にして「スキャン」をクリックして、一覧から A10 のSSID を選択して、パスワードを入力します。

inSSIDER で確認すると、このようになりました。


C55 をWDSで接続すると時計設定にNTPサーバを指定しても動作しません。あまり困る事は無いが、システムログのタイムスタンプに正しい時刻で記録された方が良いので設定しておきます。NTPサーバのIPアドレスで指定して、静的経路設定で NTPサーバのIPを A10 のIPアドレス(192.168.1.1)に飛ばすように指定すると C55 が時刻を取得できるようになります。
情報通信研究機構(独立行政法人) IP: 133.243.238.163
インターネットマルチフィード株式会社 IP: 210.173.160.27
なお、TP-Link のルータは、ステータス画面でインターネット接続できるかどうかを確認するために、NTPサーバに毎秒1~2回の頻度で接続を行っているのが問題になったようだ。世界中のTP-Linkルータが、NTPサーバにアクセスすると大変な負荷になる。
問題になった後は、ステータス画面の時だけアクセスを行うようになっているらしい。
これが本当なら、ステータス画面で放置するのはNTPサーバに迷惑をかけているかも知れません。
2.WDS接続した Acher C55 の速度
A10 にLANで接続したPC 192.168.1.116 で iperf(jperf) Server を起動。ノートパソコンにiperf(jperf) Clientを設定して速度を調査しました。
(1)1階リビングで A10 に直接接続
これがこのテストの最高速度となります。

5GHz(802.11ac 1x1)

2.4GHz(802.11n 1x1)
(2)2階から A10 に直接接続
WDS接続の C55 はOFFの状態で測定。2.4GHzは30Mbps前後、5GHzは50~80Mbpsで安定しない。

5GHz(802.11ac 1x1)

2.4GHz(802.11n 1x1)
(3)2階からWDS接続の C55に接続
2.4GHz はWDSと干渉しないの50Mbps前後で安定している。5GHzも有線LANも 80~90Mbps が限界のようだ。

5GHz(802.11ac 1x1)

2.4GHz(802.11n 1x1)

有線LAN接続
C55 を設置した部屋は、5GHz も 2.4GHz も電波が強い場所である。
802.11ac 2x2 で WDS接続すると もっと早いと思っていたが、意外に速度が出ない。5GHzでWDS接続しているので、PCから5GHz で連続送信すると WDSの5GHzと干渉してしまう。WDSを設置すると、5GHzの電波が強くなるので体感的には快適になります。
PCを 2.4GHz でC55に接続すると、干渉しないので安定している。もちろん有線LANも、干渉しないので安定して動作する。
誤算だったのは、C55 のLANが 100BaseT であったので、有線LANでも90Mbps以上の速度が出ない(GbEはWANのみでした)。
WDS 接続すれば、最近話題になっている Mesh Network なんて必要無い事を証明したかったが、微妙な結果となった。
安価な C55 ではなく、親機とおなじ A10 を買うべきであったかもしれない。

Android の Teter からA10 と C55 をまとめて管理する事ができるので、これは便利。
ただし、A10はEmailアドレスでログインするが、C55はIDにEmailアドレスを設定できないので、ログインIDを共通にできないのだ。Teater はログインIDとパスワードを覚えてくれるが、詳細を設定する場合はブラウザで設定する必要があるので、ログインIDを共通にしてもらいたいところだ。
参考となった記事;
ブリッジモード(アクセスポイントモード)に設定したルーターの時刻表示を正しくするためには(TP-Link)
TP-Linkの無線LANルーターなどで高頻度でNTPサーバーにリクエストを投げる設定が発覚し問題に(スラド)
公開NTPサーバ(ネットワークエンジニアのメモ)

2階の階段付近には 5GHzの強い電波が来ているので、5GHz でWDS接続しました。5GHz は44Chに設定、2.4GHzは1Ch と13Chに設定しました。2階は全室で非常に強い5GHzが届くようになったが、思ったほど速度が出ないな・・・
1.Acher C55 を WDS設定
WDS の設定は、こちらの説明
どのようにすればWDSブリッジングモードに設定できますか?(TP-Link)
が参考になります。

C55 のルータ機能は使わないが、アクセスポイントではなくルータモードで動作させます。


RootRuter (Acher A10) のIPは192.168.1.1で DHCP を192.168.1.100 から割り当てている。 Extend Rooter (Acher C55)のIPを 192.168.1.2 に割り当てた。DHCP は無効に設定しておきます。

A10 の2.4GHz は13Chで動作しているので、C55 は1Chに設定した。A10 と C55 は、同じSSID に設定しています。同じSSIDだと、2階のC55に接続したつもりが、1階のA10 に接続してしまう事があるので、別のSSIDに設定して区別する方が良い場合もある。WDS の設定は、2.4GHz 又は 5GHz のいづれか片方で接続します。同時に接続はできないので、2.4GHz の WDS はOFFにしています。

5GHz で WDSを設定します。A10 と C55 は、同じSSID に設定していますが、別にする事も可能です。WDSの設定をする場合は、A10と同じChを設定する必要があります。また、A10 のCh設定は自動ではなく、固定に設定する必要がある。A10 の5GHz は44Ch に設定しているので、同じ44Ch に設定します。WDS を有効にして「スキャン」をクリックして、一覧から A10 のSSID を選択して、パスワードを入力します。

inSSIDER で確認すると、このようになりました。


C55 をWDSで接続すると時計設定にNTPサーバを指定しても動作しません。あまり困る事は無いが、システムログのタイムスタンプに正しい時刻で記録された方が良いので設定しておきます。NTPサーバのIPアドレスで指定して、静的経路設定で NTPサーバのIPを A10 のIPアドレス(192.168.1.1)に飛ばすように指定すると C55 が時刻を取得できるようになります。
情報通信研究機構(独立行政法人) IP: 133.243.238.163
インターネットマルチフィード株式会社 IP: 210.173.160.27
なお、TP-Link のルータは、ステータス画面でインターネット接続できるかどうかを確認するために、NTPサーバに毎秒1~2回の頻度で接続を行っているのが問題になったようだ。世界中のTP-Linkルータが、NTPサーバにアクセスすると大変な負荷になる。
問題になった後は、ステータス画面の時だけアクセスを行うようになっているらしい。
これが本当なら、ステータス画面で放置するのはNTPサーバに迷惑をかけているかも知れません。
2.WDS接続した Acher C55 の速度
A10 にLANで接続したPC 192.168.1.116 で iperf(jperf) Server を起動。ノートパソコンにiperf(jperf) Clientを設定して速度を調査しました。
(1)1階リビングで A10 に直接接続
これがこのテストの最高速度となります。

5GHz(802.11ac 1x1)

2.4GHz(802.11n 1x1)
(2)2階から A10 に直接接続
WDS接続の C55 はOFFの状態で測定。2.4GHzは30Mbps前後、5GHzは50~80Mbpsで安定しない。

5GHz(802.11ac 1x1)

2.4GHz(802.11n 1x1)
(3)2階からWDS接続の C55に接続
2.4GHz はWDSと干渉しないの50Mbps前後で安定している。5GHzも有線LANも 80~90Mbps が限界のようだ。

5GHz(802.11ac 1x1)

2.4GHz(802.11n 1x1)

有線LAN接続
C55 を設置した部屋は、5GHz も 2.4GHz も電波が強い場所である。
802.11ac 2x2 で WDS接続すると もっと早いと思っていたが、意外に速度が出ない。5GHzでWDS接続しているので、PCから5GHz で連続送信すると WDSの5GHzと干渉してしまう。WDSを設置すると、5GHzの電波が強くなるので体感的には快適になります。
PCを 2.4GHz でC55に接続すると、干渉しないので安定している。もちろん有線LANも、干渉しないので安定して動作する。
誤算だったのは、C55 のLANが 100BaseT であったので、有線LANでも90Mbps以上の速度が出ない(GbEはWANのみでした)。
WDS 接続すれば、最近話題になっている Mesh Network なんて必要無い事を証明したかったが、微妙な結果となった。
安価な C55 ではなく、親機とおなじ A10 を買うべきであったかもしれない。


Android の Teter からA10 と C55 をまとめて管理する事ができるので、これは便利。
ただし、A10はEmailアドレスでログインするが、C55はIDにEmailアドレスを設定できないので、ログインIDを共通にできないのだ。Teater はログインIDとパスワードを覚えてくれるが、詳細を設定する場合はブラウザで設定する必要があるので、ログインIDを共通にしてもらいたいところだ。
参考となった記事;
ブリッジモード(アクセスポイントモード)に設定したルーターの時刻表示を正しくするためには(TP-Link)
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