80系ハリアー JBLプレミアムサウンドシステム改造(25)

2021-05-01

JBL プレミアムサウンドシステムのスピーカを全てDIY交換しました。JBL純正アンプの出力は、DSPでクロスオーバーされていて変更できない。そこで、AUXからホワイトノイズを再生して、各スピーカのスペクトラムを測定して、クロスオーバー周波数を調べました(過去記事はこちら)。

クロスオーバー周波数

測定器は持っていないので、WaveGate でホワイトノイズをAUXに入力して、マイク入力を WaveSpectra でスペクトラム表示しました。純正JBLプレミアムサウンドシステムのクロスオーバー周波数は、こんな結果になりました。

R0033105s.jpg

PCにマイクを接続して、WaveSpectra(Windowsアプリ) でスペクトラム表示しました。

No.png

まず、無音の状態でノイズフロアレベルを測定します。
50Hz : -75dB、20KHz : -85dB
これが基準になりますが、50Hz 以下が減衰しているのは??

SA210429-99.png

WaveGate でホワイトノイズをAUXに入力して、各スピーカの前にマイクを置いて測定します。

TL1.png

ツィーターの音を測定するためにミッドにタオルをかけて測定(ミッドの音も含まれる)。
ツィーターは6.5kHz以上を再生

ML2.png

ミッドの音を測定するためにツィーターにタオルをかけて測定(ツィーターの音も含まれる)。
ミッドは 300Hz~9kHz(6.5kHz) を再生

WL2.png

フロントドアのウーファの音を測定
ウーファは 50Hz~300Hz(150Hz) を再生

RL1.png

リアドアのミッドレンジの音を測定
ミッドレンジは 200Hz~10kHz(7kHz) を再生

SB1x.png

サブウーファの音を測定
サブウーファは100Hz以下を再生

クロスオーバー周波数

まとめると、クロスオーバー周波数は、こんな特性になっていました。スピーカとマイクを通しての測定であることと、レベルは測定していないので、あくまでも雰囲気です(保存版)。

SA210429-06.png

これは、Uru オリオンブルー を再生したスペクトラムです。
フロントウーファとサブウーファの周波数が、かなり被っているので、低音が出過ぎるが、どうにもできない。

Screenshot_20210429-172323.jpg

スマートフォンでもお手軽にスペクトラムを測定できる。
Spectroid (Androidアプリ) で測定。見えにくいが赤い線がピークホールド。サブウーファの低音が出過ぎだ。10kHz 以上の高音はあまり伸びていないのが気になる。

さらに理想の音を追求するなら、各スピーカのクロスオーバー周波数とレベルを調整して、さらに各スピーカの遅延(位相)を調整すれば運転席に音像定位することも可能である。しかし、純正JBLアンプのスピーカ出力は DSP でクロスオーバーされているのでライン出力を取り出せない。社外アンプを接続するのは簡単ではないので、素人にできるのは、ここまでか・・・

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トヨタ ハリアー、スズキ ハスラー、ダイハツ タントのチープな改造ネタを公開。バイクはヤマハ TDR125。OPPO Reno5 A、PC周辺機器、デジタル一眼、電子工作、PCオーディオ、ホームシアター、TEAM SHACHIなどの雑記です。 Since 30,Apr 2017

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