2009-08-14
車載用の地デジチューナ COMTEC(コムテック) DTW1000 をハリアー純正ナビのVTR入力に接続しました。
確かに地デジ(12セグ)の画面は綺麗です。x2アンテナ x2チューナで地デジの受信も問題ありませんでした。電波が弱い放送を受信すると、自動的にワンセグに切り替わります。
付属のフィルムアンテナをどこに取り付けるかが問題です。今回は、取り付け方法を紹介します。
1.アンテナの取り付け
小型のフィルムアンテナが2枚(L/R)付属しています。アンテナ線の部分だけが残るタイプです。
取り扱い説明書では、フロントガラス上部に取り付けるよう説明されていましたが、フロントガラスにアンテナのシールを貼るのは嫌ですね。リアガラスには、すでにアンテナと熱線が入っていて、フィルムアンテナを貼るスペースがありません。そこで、リアサイドの小窓に貼る事にしました。
x2アンテナ x2チューナ の場合、同じガラス面の左右に取り付ける場合が多いようです。アンテナを左右の違う面に取り付けると、左右の受信信号が大きく異なる可能性があります。ダイバシティアンテナ (感度の高い方に切り替える方式)の場合はこれで良いのですが、アンテナとチューナを2台で別々に受信したデータを補完する方式では、両方のアンテナで受信しないと性能が発揮されません。
まあ、問題なく動作しているのですが・・・
実は、アンテナを縦にはるか、横に貼るかも悩みました。私の地域では水平編波なので水平(実際はやや斜め)に貼ったのですが、水平にすると指向性が出ます。垂直に貼った方が指向性が出ないので良かったかも知れませんが・・・
なんとなく給電部を前にしたかったので、Rを左側、Lを右側に張りました。
台紙を剥がし、ボディアース(黒い導電シール)と給電部を貼り付けた所です。このアンテナの配線を隠すのは結構大変ですよ。外からは、のぞき込まないとアンテナは見えません。
ここまで分解します。トノカバーのガイドは3箇所のネジで固定されていました。ドアゴムをはずして、隙間に手を入れて中のクリップをはずします。
アンテナの配線を適当に通して元通り戻しますが、壁の中にあるクリップを戻すのが難しい。いくつかクリップをつぶしてしてしまいましたが、問題ないでしょう。
まあ、大阪の都心部では受信感度の問題もなく安定して受信できました。フィルムアンテナは貼りなおしができないので、比較できないのが残念です。
2.配線
地デジチューナは、助手席の下に取り付ける事にしました。助手席下まで、AV信号、アンテナ線2本、電源(GND, +12V, +12ACC) を配線しました。
電源は、純正のアナログチューナから横取りしました(黒:GND、黄色:+12V BATT、赤:+12V ACC)。電源のヒューズBOXはスポンジの隙間テープを巻いてケーブルに縛りつけました。
純正ナビのVTRケーブル接続は、ハリアー VTRアダプタの取り付け 、純正チューナから電源を取る方法は、ハリアーのセキュリティ(2) を参照してください。
本体裏にマジックテープの痛い方を貼り付けて、助手席下のカーペットに引っ掛けるだけも大丈夫でしょう。
リモコンの赤外線受光部は、シフトレバーのあたりに両面テープで貼り付けました。
3.画質
純正ナビのアナログチューナ、ワンセグ、地デジの画質を比べてみます。
これは、純正アナログTVの画面。ゴーストが酷くで見れません。
リモコンでワンセグに切り替えました。
30秒ほどで、地デジに切り替わりました。
ワンセグと比較すると細かな文字が綺麗に表示され、動きがスムーズになった事が実感できます。音質、色調も良くなります。しかし、RCAコンポジット接続ですので、地デジテレビの画像のようにはゆきません。
期待しすぎるとガッカリするでしょう。
右下の文字を拡大してみると解像度の違いが解ります。
このチューナはEPG番組表を表示する事ができまます。
視聴しているチャンネルの番組表が半透明表示されます。チャンネル毎の番組表ではなく、同一時刻の番組一覧が見れると便利なのですが・・・
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