2009-07-11
ドイツのインターネットサイト mobile.de で Mercedes-Benz C 200 Kompressor Sportcoupe が個人売買で取引完了しました。
しかし、タイミング悪く売却直前になってエンジンの異常を示すインジケータが再び点灯。こんな事なら、もっと早く修理しておけばよかったか・・・。
1.カムシャフトポジションセンサー(カムセンサー)の故障
1ヶ月ほど前に Mercedes に見てもらった時、原因はカムセンサーでこれを交換すると 600EUR かかると見積もりがあった。しかし、コネクタを抜き差しすると症状が出なくなったので様子を見ていましたが、やはり交換しないと駄目か・・・。
接点を確認するとやはりオイルで汚れていた。接点クリーナでオイルを洗い流したのですが、警告は消えない。インターネットで調べると、この手の警告は Mercedes の診断Toolを接続しないと消去できないらしい。故障を隠すつもりは無いのですが警告が出ていると印象が悪い。
Mercedes の話では、カムセンサーは補助的なセンサーなので動作しない場合でもエンジンが止まるなど心配は無いらしい。
2.定期検査警告
Mercedes-Benz ではメンテナンス時期になると警告を表示するようになっています。走行 15,000 km または 1年が経過すると警告を表示するようになっています。
この警告、800km 前からサービスに行けと表示してくれる。 100km づつカウントダウンして0km になったら、今すぐサービスに行けと表示された。しかし、忙しくてそのままにしていると、この後は 100kmづつカウントアップしてゆき、写真は サービスを 1000km 過ぎていますと警告。
さすがに、この状態で転売するのは気がひけるので、いろいろ調べると「思いつくまま気ままに・・・」にサービスをリセットする方法がありました(以下転載です)。
1.キーをONまで(スタータ回す手前まで)まわす。
2.ハンドル左にある上下矢印にて警告の画面を出す。
3.距離計をリセットするボタンを数秒押し続ける。
→メンテナンスインターバルをリセットしますか?と出る。
4.リセットボタンを数秒押し続ける。
→リセットしました。と表示。
次は、15,000km で警告を表示すると表示されました。しかし、この警告は嫌だな。
3.売却の手続き
mobile.de から売買契約書をダウンロードできるようになっています。販売側には、既知の問題を隠していない事。個人売買の場合、後に見つかった問題は保証されない事が明記されています。カムセンサーの修理が必要であること、サービスの警告をリセットした事を説明した上で、現状渡しで交渉。
表示価格は8,300 EUR まで下げた所で、見たいという方から電話があり交渉。7,500 EUR を要望されましたが 8,000 EUR で決着しました。
2008年11月にショップから 11,600 EUR (約150万円) で購入。7ヶ月間で 8,500km 走行した後、8,000 EUR (100万円) で売却。ちょっと高くついてしまいましたが・・・・
交通局にナンバープレートと書類を持参して登録抹消の手続き (5.9 EUR)。現金と引き換えに書類とクルマを引き渡して取引完了です。
自動車保険を解約して返金。税金も少し帰って来るそうです。この処理のためにドイツの銀行口座を残して住所を日本に変更しました。すべての手続きを完了すれば、日本から口座解約の手続きをします。
mobile.de の個人売買は、全くリスクが無いわけでもありません。変な外国人のブローカーから接触があったそうです。以前、怖い目にあったという人の話では、アラブ系の外国人5~6人 がクルマを見に来て、いろいろ文句をつけて値段を引き下げる要求をするのだそうです。気が弱いと拒否できずに言いなりになってしまう人もいるだろうとのこと。
そういう人達は、自分の名前や連絡先を名乗らなかったり怪しいらしいので、問い合わせがあった段階で拒否するのが良いそうです。