2022-07-24
Logicool G PRO ゲーミングキーボードを入手したが全般にチャタリングが酷くて、RGBライトのブルーだけが点かないキーが複数ある。分解してキーの接点を清掃、どこか怪しいところが無いか調べました(過去記事はこちら)。

分解するとキーの中にお茶をこぼした跡がありました。チャタリングは、エレクトリッククリーナーで接点を洗浄するとかなり改善。まだチャタリングが出るキーがあるのでコンタクトスプレーをかけた後、コンプレッサーで油分を飛ばしました。お茶をこぼした影響でダイオードD55 が故障していたので代品で修理しました。


ヒートガンでゴムとシールを温めて剥がします。

上の5個は目ねじ、下の3個はネジが異なる。しかも左端(カーソルキーの下)はネジが短い。

殻割をすると基板が確認できます。何か白い異物が・・・
次男に確認すると、お茶をこぼした事があるとの事でした。

D55 の部品はやばいかも。

D56 も同じ部品で L43 と書いてあるので、後で調べます。

STMicro のマイコン STM32L1 だとすれば 32bit 32MHz Coretex-M4 で動作しています。

基板を固定しているネジを外して上パネルも外します。板金にキーがはめ込み半田付けされているので、板金は外れない。

パーツクリーナーでお茶をこぼした跡を掃除。


エレクトロニッククリーナーをキーの穴に流し込み、エアーコンプレッサーで洗い流します。
この状態で ccchattttte でチャタリングを確認するとほぼ改善しましたが、まだチャタリングが出るキーがある。エレクトロニッククリーナは乾くと残らないので、これで済ませたかったが・・・
コンタクトスプレー(接点復活剤)を同様に流し込み、エアーコンプレッサーで余分な油分を飛ばす感じです。
油分があるのでキーの周囲はベタベタになりますので、コンプレッサーで念入りに吹き飛ばしキムワイプと綿棒でふき取りました。
ccchattttte でチャタリングを確認すると完璧にチャタリングが解消しました。

念のため KeyboardIE でキーのテストをしました。結果は[メニュー]と[FN]キーが効きません。
次男に確認すると、使った事が無いと・・・
あの怪しい部品を調べました。

L43 は BAT54C というダイオードが2本入ったものらしい。


正常な部品は逆電圧 0,25V ありますが、D55 はOPENでした。

ロットで買わないと売っていないので、手持ちのダイオード1S1588相当 x2で代用しました。

念のため、[メニュー]と[FN]キーを押した時の抵抗を確認しました。他のキーも確認しましたが 0Ω にはならないようです。

PCに接続すると [メニュー]と[FN]キーが効くようになりました。LEDも治ってくれる事を期待していましたが、これは別に原因があるようです。

(R)赤、(G)緑にすれば全キーが点灯しますが(B)青が点かないキーがあります。これは謎です。

RGB LED の制御には、恐らくマイコンを内蔵した Addressable LED を使っているはず。ALEDの型番は不明であるが適当なALEDのデータシートを確認すると、DIN-DOUTをデイジーチェインで接続すると、LEDにアドレスが振られて 8bit x RGB のシリアルデータを送ると各ALEDのColorを自在に制御できる仕組みらしい。これならマイコンで自在に制御できる。
でも、この方式で(B)青だけ点かないとは考えにくい。お茶の影響でLEDのB(青)だけが死んだというのか・・・
まあ、青のLEDが点かないだけなら普通に使えるので修理完了としました。

分解するとキーの中にお茶をこぼした跡がありました。チャタリングは、エレクトリッククリーナーで接点を洗浄するとかなり改善。まだチャタリングが出るキーがあるのでコンタクトスプレーをかけた後、コンプレッサーで油分を飛ばしました。お茶をこぼした影響でダイオードD55 が故障していたので代品で修理しました。


ヒートガンでゴムとシールを温めて剥がします。

上の5個は目ねじ、下の3個はネジが異なる。しかも左端(カーソルキーの下)はネジが短い。

殻割をすると基板が確認できます。何か白い異物が・・・
次男に確認すると、お茶をこぼした事があるとの事でした。

D55 の部品はやばいかも。

D56 も同じ部品で L43 と書いてあるので、後で調べます。

STMicro のマイコン STM32L1 だとすれば 32bit 32MHz Coretex-M4 で動作しています。

基板を固定しているネジを外して上パネルも外します。板金にキーがはめ込み半田付けされているので、板金は外れない。

パーツクリーナーでお茶をこぼした跡を掃除。


エレクトロニッククリーナーをキーの穴に流し込み、エアーコンプレッサーで洗い流します。
この状態で ccchattttte でチャタリングを確認するとほぼ改善しましたが、まだチャタリングが出るキーがある。エレクトロニッククリーナは乾くと残らないので、これで済ませたかったが・・・
コンタクトスプレー(接点復活剤)を同様に流し込み、エアーコンプレッサーで余分な油分を飛ばす感じです。
油分があるのでキーの周囲はベタベタになりますので、コンプレッサーで念入りに吹き飛ばしキムワイプと綿棒でふき取りました。
ccchattttte でチャタリングを確認すると完璧にチャタリングが解消しました。

念のため KeyboardIE でキーのテストをしました。結果は[メニュー]と[FN]キーが効きません。
次男に確認すると、使った事が無いと・・・
あの怪しい部品を調べました。

L43 は BAT54C というダイオードが2本入ったものらしい。


正常な部品は逆電圧 0,25V ありますが、D55 はOPENでした。

ロットで買わないと売っていないので、手持ちのダイオード1S1588相当 x2で代用しました。

念のため、[メニュー]と[FN]キーを押した時の抵抗を確認しました。他のキーも確認しましたが 0Ω にはならないようです。

PCに接続すると [メニュー]と[FN]キーが効くようになりました。LEDも治ってくれる事を期待していましたが、これは別に原因があるようです。

(R)赤、(G)緑にすれば全キーが点灯しますが(B)青が点かないキーがあります。これは謎です。

RGB LED の制御には、恐らくマイコンを内蔵した Addressable LED を使っているはず。ALEDの型番は不明であるが適当なALEDのデータシートを確認すると、DIN-DOUTをデイジーチェインで接続すると、LEDにアドレスが振られて 8bit x RGB のシリアルデータを送ると各ALEDのColorを自在に制御できる仕組みらしい。これならマイコンで自在に制御できる。
でも、この方式で(B)青だけ点かないとは考えにくい。お茶の影響でLEDのB(青)だけが死んだというのか・・・
まあ、青のLEDが点かないだけなら普通に使えるので修理完了としました。
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