2009-06-23
6/21(日)に Dusseldorfer Symphoniker の演奏会に行ってきました。
指揮は「のだめカンタービレ」で指揮者のセバスチャーノ・ヴィエラの役を演じたズデニェク・マーツァル(Zdeněk Mácal) さんでした。チェコ出身です。
クラシックはあまり詳しくありませんが、このおじさんの顔は確かにTVで見覚えがある。ドイツは著名な作曲家が多数生まれていて、オペラやクラッシック音楽が気軽に楽しめるんですよ。
クラッシックはかつてオーディオに凝っていた頃によくCDで聞いていましたが、まさか一人で演奏会にゆくとは思いませんでした。
場所は、Dusseldorf 近くにある Tonhalle です。このホール、ドーム型の天井が変わっていると思ったら、1926年にプラネタリウムとして建設されたんですね。
天井に凹面レンズのような反射板がありましたが、音の焦点ポイントを避けるための反射板だったのか・・・ 。
建築学的にも音響学的にも、他の国際級の音楽ホールに匹敵しうる、驚異的なホールなんだそうです。
演奏前に写真を撮っていたら係りの人に注意されました。ドイツ語だったので理解できませんでしたが・・・ダメだと言っているのは想像できます(後の写真は、曲の合間で拍手している時にこっそり写真を撮りました)。
今回は11:00am 開始のチケットを当日 8:30am にインターネットで購入しました。席は、1から5まで5種類ありますが、当日でしたので良い席を買っても、最後尾だと悔しいので、3 の席を購入(音は後ろでもあまり変わらんだろうと・・・)。2階席の2列目でしたので、良く見えましたよ。
値段は、22.20 EUR(約\3,000) でした。インターネットで購入した場合は、その時点で最高の席が購入できるとドイツ語で説明してました。クレジットカードで決済をして、購入したチケットの詳細を印刷して持ってゆかなければなりませんのでプリンタが必要です。ほぼ満席でしたので、当日、会場で買う人がかなり多いという事かも。でも、当日券が窓口で買えないとショックでしょうね。
購入はこちらから(ただしドイツ語)
ドイツ語は挨拶ぐらいしかできませんが、インターネットなら翻訳ソフトで確認しなが購入できます。
それから、クラッシック演奏会なので、男性はジャケットを着ている人が多いですね。私は、襟付きのシャツでジーンズでは無かったのでギリOKでしょう。曲目は、
Zdenek Macal, Dirigent
Düsseldorfer Symphoniker
残念ながら、初めて聴きました。
Suk, Pohádka (Märchen) op. 16
Sculthorpe, Memento mori für Didgeridoo und Orchester
(William Barton, Didgeridoo)
大きな尺八のような楽器でジャングルを想像させるような独特の音でした。拍手で、アンコールもありました。
Dvorak, Symphonie Nr. 9 e-moll op. 95 "Aus der Neuen Welt"
ドヴォルザーク 交響曲第9番 「新世界より」は、CD で何度も聴いた事があったので、表現の違いなんかがハッキリとわかりました。
この曲は、同じメロディを色々な楽器でテンポ良くつなげてゆくのが、実際に目で見ると実感できます。また、知っている曲なので、次はバイオリン、次はビオラ、ここでオーボエと予想がつくのも楽しい。ヴィエラ先生と一緒に指揮をしている気分で興奮しました。
また、クラリネットの細身の女性がノリノリで演奏していたのが印象的でした。日本人の演奏家は、3人ぐらいいましたね。
今回、演奏会に行こうと思ったのは「のだめカンタービレ」の影響が大きい。ドラマでは、コメディタッチなところが嫌いな方もいるようですが、ドラマ(漫画)がクラッシックの楽しみ方を身近にしてくれたと思う。クラッシックは、譜面の解釈によって曲の雰囲気が変わるんですね。手書きで修正されたものなど、色々な譜面が存在して奥が深い(らしい)。
ドイツに観光に来られた方には、是非、ホールを探して見に(聴きに)行ってください。