2009-05-28
5/27(水) 会社の昼休みに Mercedes-Benz を引き取りに行きました(ドイツで事故に合いました(4)の続き)。
担当によると、バンパー、フェンダー、ドア等は交換可能なパーツなので、きちんと Mercedesd で交換修理すれば事故車として価値は落ちないと言う。
実は、修理に出す2日ほど前からフューエル・インジェクションの警告ランプが点灯するようになって、これも点検してくれと頼んでおいたのですが・・・
前日に修理の状況を確認すると、警告ランプの問題が残っているが明日には完了するとの事。レンタカー屋さんに引き取りの日時を連絡しておいた。
レンタカーを引き取りに来たのは前と違う人でした。車の周りを1週して問題ありませんね。それじゃ契約書に返却の日時とサインをしておきますと言って帰っていった。なんだ、細かな傷はチェックしないのか・・・・
Mercedes の担当によると、警告ランプの故障を修理するには、600 EUR かかると。説明によると、エンジンのヘッドあたりにあるマグネットセンサーからオイル漏れをしていて、これが原因でソケットの電極が接触不良になった。
部品は 30 EURほどであるが、交換するにはポンプを取り外すなどしなければならず、その工賃が 600 EUR なんだそうです。5,000 EUR もかけて修理をしておきながら、自分で払うとなると 600 EUR が惜しい。
とりあえず、接点を掃除して接触不良は直ったが、オイルが配線を伝ってコンピュータに侵入すると修理はもっとかかるので、早く見つかってラッキーだという。
まあ、原因がハッキリしているのなら、Mercedes 以外の工場でも修理可能だろうから、今は修理しない事にした。
見積もり書類にあったように、バンパーは塗装のみ。フェンダーとドアは交換したそうです。塗装の色が微妙に違うんじゃないかと思ったが、まったく見分けがつかない。バンパーは塗装のみなので、特に念入りに見たがまったく新品のようでした。飛び石などによる傷があったはずですが、古い塗装は剥がして再塗装したのかも知れません。ちゃんと、アルミホイルも新品になっていました。
さすが Mercedes の修理は高いだけのことはある。
引渡しの準備をするので、コーヒーでも飲んで待ってくれと言われた。30分ほど待つと名前を呼ばれた。警告ランプ点検の費用が 203 EUR だという。
やっぱりサービスじゃないのか orz
ドイツではサービスと言う考えは無いんだった。念のため、これは 600 EUR の修理をすれば帳消しになるのか確認しましたが、点検の費用なので含まれないのだそうだ。かなり苦労したようなので、しかたがありません。
これは、アパートに帰ってから気がついたのですが、前輪タイヤが新品になっていました。後輪と比較して前輪の溝がかなり減っていました。スリップラインまではまだ少しありましたが、交換してもらえたのはラッキーだ。タイヤ2本で 203 EUR は帳消しでもOKだ。
これが新品の前輪 225/45 R17 91W (W なので最高速度は 270km/h) となる。片方だけ新品じゃまずいよな・・・と思ったら、右側も新品であった。ホイルは前のままだけどね。
前と同じタイヤだと思っていたら、後輪は 225/45 ZR17 91Y (Yの最高速度は 300km/h) でした。まあ、270km/h は出ないのでいいけど。
今回は保険による修理でしたので、だれも修理を安くあげる事は考えていません。可能な限り元に戻す修理を行ったのだと思います (そのほうが Mercedes も儲かる)。点検で、203 EUR には驚きましたが、これが Mercedes-Benzのクオリティ なんでしょうね。ドイツでは国産と言えども Mercedes-Benz を持つにはそれなりの覚悟がいるという事ですね。