2023-03-08
ハスラーのエンジオイルは2022年2月に交換したのが最後で走行距離は少ないが1年経過してしまいました。前回交換した 76 の 5W-30 SN PLUS,GF-5 は残り1.5L なので買わないと足りない(過去記事はこちら)。

スズキ ハスラーはターボ車 で SL 5W30 が指定されている。合成油 か 部分合成油だと安い銘柄でも4L缶で3,000円はする(原油高の影響もあってか高いな)。トヨタ キャッスル 5W30 は最新の規格 SP/GF-6 をクリアしていて、鉱物油ベースであるが 20L で 7,227円(331ポイント)と激安で買える。この安価な鉱物油を使っても問題無いのか調べてみました。
エンジンオイルを交換する場合、自動車メーカ指定の「性能」と「粘度」を合わせておけば問題無いはず。
「粘度」はSAE規格で定められており 5W30 の場合、5W が低温時の粘度、30 が高温時の粘度で、数字が大きいほど粘度が高い。最近の低燃費エンジンは、低温時の粘度を 0W とか 5W を指定しているエンジンが多いが、粘度を指定より下げると始動時のエンジン負荷は減るが正しく潤滑できない恐れがある。夏場は、高温時の粘度を少し上ても良いかも知れないが・・・。
自動車メーカの指定は、
・スズキ ハスラー(ターボ車)は 5W30 SL
・ダイハツ タント(NA)は 0W20 または 5W30 SM以上
なので、0W20 に合わせる事はできないが、5W30 をタントに入れるのはOKとなる。
「性能」はAPI規格 SL/SM/SN などでグレードが規定されていたが、ガソリンエンジンオイルの次世代性能規格「API SP/ILSAC GF-6」が2020年5月に施行され、性能表記が変更になった。
トヨタ キャッスル 5W30 は、SP/GF-6 に適合しており、従来の SN/GF-5 より性能が向上しているらしい。

エンジンオイルの規格(コスモ石油) より引用
残るはベースオイルの 鉱物油/部分合成/化学合成油 の違いが気になる。
エンジンオイルはベースオイル+添加剤 でメーカが求める特性を出すように設計されているそうで、安価な鉱物油で SP/GF-6 をクリア出来たのは、添加剤 のおかげなんでしょうね。
「ベースオイル」の鉱物油は原油を精製する段階で生じるものなので安価に作れるそうだ。
不純物を完全に除去できないので、耐熱性能や酸化に弱く化学合成油に比べると分子構造にばらつきがあり始動性や燃費性能が劣るとされている。
しかし、鉱物油のデメリットも添加剤のおかげて解消されているのでは無いかと思うのです・・・
そこで流行りのchatGPT に質問しました。
「エンジンオイルで鉱物油と化学合成油のちがいを教えて」
エンジンオイルは、主に鉱物油と化学合成油の2種類があります。
鉱物油は、原油から精製された石油製品で、自然界で形成された有機化合物から作られます。鉱物油は比較的安価で、高い粘度指数を持つため、高温状態での粘度低下が少なく、エンジン内部の摩擦を軽減する効果があります。しかし、鉱物油は高温での酸化や劣化が進みやすく、交換頻度が高くなる傾向があります。
一方、化学合成油は、合成された化学物質から作られたエンジンオイルで、基本的にはポリアルキレングリコールやエステル、ポリアルファオレフィンなど、様々な合成化合物から構成されます。化学合成油は、高温高負荷下での耐久性が高く、低温時にも流動性が良いため、冷間時にエンジン始動の際にもエンジン内部に早く行き渡ります。一方で、製造工程が複雑で原料費が高いため、鉱物油に比べて高価になる傾向があります。
総合的に見ると、化学合成油の方が高温状態下での性能が高く、酸化や劣化に強いため、交換頻度が少なくて済む場合があります。しかし、鉱物油に比べて価格が高いため、使用目的や予算などを考慮して、適切なオイルを選ぶことが重要です。
「API SP規格とは」
API SPは、自動車用エンジンオイルの性能基準の1つで、アメリカ石油協会(American Petroleum Institute)によって定められた最新の規格です。この規格は、2020年5月1日以降に製造された自動車用エンジンオイルに対して適用されます。
API SP規格は、従来のAPI SN規格よりも厳しい基準を設けており、より高温高負荷下での耐久性や酸化安定性、摩擦特性などが要求されます。また、新たに追加されたテスト項目により、オイル中の低速油流動性が向上することや、エンジン内部のカーボンデポジット(炭素沈着)が減少することが求められます。
API SP規格の導入により、現代の自動車エンジンに対応する高性能エンジンオイルの開発・提供が促進され、エンジンの保護や燃費向上に貢献することが期待されています。
「ILSAC GF-6規格とは」
ILSAC GF-6は、自動車用エンジンオイルの性能基準の1つで、国際ルブリカンツ・スタンダード化委員会(International Lubricants Standardization and Approval Committee)によって定められた最新の規格です。この規格は、2020年5月1日以降に製造された自動車用エンジンオイルに対して適用されます。
ILSAC GF-6は、従来のILSAC GF-5規格よりも厳しい基準を設けており、より高温高負荷下での耐久性や酸化安定性、摩擦特性などが要求されます。また、低速油流動性の改善、燃費向上、エンジン内部のカーボンデポジット(炭素沈着)の減少など、より高度な性能が要求されます。
ILSAC GF-6規格の導入により、現代の自動車エンジンに対応する高性能エンジンオイルの開発・提供が促進され、エンジンの保護や燃費向上に貢献することが期待されています。また、低速油流動性の改善により、エンジンの始動性能や低燃費性能が向上することが期待されます。
「鉱油系ベースオイルで作った合成油とは」
鉱油系ベースオイルで作った合成油は、一般的に「グループIII合成油」と呼ばれます。グループIIIは、API(American Petroleum Institute)によって定められたベースオイル分類基準の一つで、粘度指数が120以上の鉱物油を指します。
グループIII合成油は、鉱物油を水素処理して芳香族化合物を取り除くことで、ベースオイルの性能を向上させたものです。この水素処理によって、鉱物油の特性が合成油に近づき、高い耐久性や高温高負荷下での性能を発揮することができます。
グループIII合成油は、粘度指数が高く、低温でも流動性が良いという特徴があります。また、グループIIIベースオイルは、グループIおよびグループIIの鉱物油よりも硫黄分や多環芳香族化合物の含有量が低く、環境にやさしいとされています。
グループIII合成油は、エンジンオイルやトランスミッションオイル、ギアオイルなど、様々な自動車用途に広く使用されています。
鉱物油から作った"グループIII合成油" があるんですね。

エンジンオイルのベースカテゴリ分類について(モノタロウ)より引用
グループIIIの合成油は、グループII鉱物油をさらに精製して作る場合もあるらしい。化学合成と表記されたグループIII合成油は、グループIVよりも安価に作れるので、安価な合成油はこのグループIIIをベースにしたエンジンオイルが多いそうだ。
そう言えば「トヨタ純正 モーターオイル 0W-20 SN」は、最初、部分合成でしたが、途中から合成油に変更されました。
「トヨタ キャッスル 5W30 SP/GF-6 鉱物油」の特性、あるいはベースオイルの情報を知りたかったのですが、ネットでは情報が見つかりませんでした。鉱物油と表記されているのでグループ I 又はII なんでしょうけど、添加剤のおかげて低燃費性能は優れている。
鉱物油は、硫黄分など不純物を取り切れないため粘度指数がグループIIIよりも小さく高温で粘度を維持できない。安いので早めに交換するのが良さそうですね。

スズキ ハスラーはターボ車 で SL 5W30 が指定されている。合成油 か 部分合成油だと安い銘柄でも4L缶で3,000円はする(原油高の影響もあってか高いな)。トヨタ キャッスル 5W30 は最新の規格 SP/GF-6 をクリアしていて、鉱物油ベースであるが 20L で 7,227円(331ポイント)と激安で買える。この安価な鉱物油を使っても問題無いのか調べてみました。
エンジンオイルを交換する場合、自動車メーカ指定の「性能」と「粘度」を合わせておけば問題無いはず。
「粘度」はSAE規格で定められており 5W30 の場合、5W が低温時の粘度、30 が高温時の粘度で、数字が大きいほど粘度が高い。最近の低燃費エンジンは、低温時の粘度を 0W とか 5W を指定しているエンジンが多いが、粘度を指定より下げると始動時のエンジン負荷は減るが正しく潤滑できない恐れがある。夏場は、高温時の粘度を少し上ても良いかも知れないが・・・。
自動車メーカの指定は、
・スズキ ハスラー(ターボ車)は 5W30 SL
・ダイハツ タント(NA)は 0W20 または 5W30 SM以上
なので、0W20 に合わせる事はできないが、5W30 をタントに入れるのはOKとなる。
「性能」はAPI規格 SL/SM/SN などでグレードが規定されていたが、ガソリンエンジンオイルの次世代性能規格「API SP/ILSAC GF-6」が2020年5月に施行され、性能表記が変更になった。
トヨタ キャッスル 5W30 は、SP/GF-6 に適合しており、従来の SN/GF-5 より性能が向上しているらしい。

エンジンオイルの規格(コスモ石油) より引用
残るはベースオイルの 鉱物油/部分合成/化学合成油 の違いが気になる。
エンジンオイルはベースオイル+添加剤 でメーカが求める特性を出すように設計されているそうで、安価な鉱物油で SP/GF-6 をクリア出来たのは、添加剤 のおかげなんでしょうね。
「ベースオイル」の鉱物油は原油を精製する段階で生じるものなので安価に作れるそうだ。
不純物を完全に除去できないので、耐熱性能や酸化に弱く化学合成油に比べると分子構造にばらつきがあり始動性や燃費性能が劣るとされている。
しかし、鉱物油のデメリットも添加剤のおかげて解消されているのでは無いかと思うのです・・・
そこで流行りのchatGPT に質問しました。
「エンジンオイルで鉱物油と化学合成油のちがいを教えて」
エンジンオイルは、主に鉱物油と化学合成油の2種類があります。
鉱物油は、原油から精製された石油製品で、自然界で形成された有機化合物から作られます。鉱物油は比較的安価で、高い粘度指数を持つため、高温状態での粘度低下が少なく、エンジン内部の摩擦を軽減する効果があります。しかし、鉱物油は高温での酸化や劣化が進みやすく、交換頻度が高くなる傾向があります。
一方、化学合成油は、合成された化学物質から作られたエンジンオイルで、基本的にはポリアルキレングリコールやエステル、ポリアルファオレフィンなど、様々な合成化合物から構成されます。化学合成油は、高温高負荷下での耐久性が高く、低温時にも流動性が良いため、冷間時にエンジン始動の際にもエンジン内部に早く行き渡ります。一方で、製造工程が複雑で原料費が高いため、鉱物油に比べて高価になる傾向があります。
総合的に見ると、化学合成油の方が高温状態下での性能が高く、酸化や劣化に強いため、交換頻度が少なくて済む場合があります。しかし、鉱物油に比べて価格が高いため、使用目的や予算などを考慮して、適切なオイルを選ぶことが重要です。
「API SP規格とは」
API SPは、自動車用エンジンオイルの性能基準の1つで、アメリカ石油協会(American Petroleum Institute)によって定められた最新の規格です。この規格は、2020年5月1日以降に製造された自動車用エンジンオイルに対して適用されます。
API SP規格は、従来のAPI SN規格よりも厳しい基準を設けており、より高温高負荷下での耐久性や酸化安定性、摩擦特性などが要求されます。また、新たに追加されたテスト項目により、オイル中の低速油流動性が向上することや、エンジン内部のカーボンデポジット(炭素沈着)が減少することが求められます。
API SP規格の導入により、現代の自動車エンジンに対応する高性能エンジンオイルの開発・提供が促進され、エンジンの保護や燃費向上に貢献することが期待されています。
「ILSAC GF-6規格とは」
ILSAC GF-6は、自動車用エンジンオイルの性能基準の1つで、国際ルブリカンツ・スタンダード化委員会(International Lubricants Standardization and Approval Committee)によって定められた最新の規格です。この規格は、2020年5月1日以降に製造された自動車用エンジンオイルに対して適用されます。
ILSAC GF-6は、従来のILSAC GF-5規格よりも厳しい基準を設けており、より高温高負荷下での耐久性や酸化安定性、摩擦特性などが要求されます。また、低速油流動性の改善、燃費向上、エンジン内部のカーボンデポジット(炭素沈着)の減少など、より高度な性能が要求されます。
ILSAC GF-6規格の導入により、現代の自動車エンジンに対応する高性能エンジンオイルの開発・提供が促進され、エンジンの保護や燃費向上に貢献することが期待されています。また、低速油流動性の改善により、エンジンの始動性能や低燃費性能が向上することが期待されます。
「鉱油系ベースオイルで作った合成油とは」
鉱油系ベースオイルで作った合成油は、一般的に「グループIII合成油」と呼ばれます。グループIIIは、API(American Petroleum Institute)によって定められたベースオイル分類基準の一つで、粘度指数が120以上の鉱物油を指します。
グループIII合成油は、鉱物油を水素処理して芳香族化合物を取り除くことで、ベースオイルの性能を向上させたものです。この水素処理によって、鉱物油の特性が合成油に近づき、高い耐久性や高温高負荷下での性能を発揮することができます。
グループIII合成油は、粘度指数が高く、低温でも流動性が良いという特徴があります。また、グループIIIベースオイルは、グループIおよびグループIIの鉱物油よりも硫黄分や多環芳香族化合物の含有量が低く、環境にやさしいとされています。
グループIII合成油は、エンジンオイルやトランスミッションオイル、ギアオイルなど、様々な自動車用途に広く使用されています。
鉱物油から作った"グループIII合成油" があるんですね。

エンジンオイルのベースカテゴリ分類について(モノタロウ)より引用
グループIIIの合成油は、グループII鉱物油をさらに精製して作る場合もあるらしい。化学合成と表記されたグループIII合成油は、グループIVよりも安価に作れるので、安価な合成油はこのグループIIIをベースにしたエンジンオイルが多いそうだ。
そう言えば「トヨタ純正 モーターオイル 0W-20 SN」は、最初、部分合成でしたが、途中から合成油に変更されました。
「トヨタ キャッスル 5W30 SP/GF-6 鉱物油」の特性、あるいはベースオイルの情報を知りたかったのですが、ネットでは情報が見つかりませんでした。鉱物油と表記されているのでグループ I 又はII なんでしょうけど、添加剤のおかげて低燃費性能は優れている。
鉱物油は、硫黄分など不純物を取り切れないため粘度指数がグループIIIよりも小さく高温で粘度を維持できない。安いので早めに交換するのが良さそうですね。
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