2023-05-22
Rakuten Hand 5G をハイレゾデジタルオーディオプレーヤー(DAP) として利用するため、USB-C接続のDACを何種類か購入しました。AliExpressで Realtek ALC5686 を搭載した USB DACはコスパが良いので、これを試しに購入しました(過去記事はこちら)。

Keysion HiFi DAC ヘッドフォンアンプ(1,287円)
Realtek ALC5686 のサンプリングレートは 32bit/384kHz、S/N比 125db、DNR 100db というスペック。お手軽に Hi-Res を再生する事が出来そうで期待していましたが、Onkyo HF Player で再生した場合少し問題が見つかりました。
以前から使っていた Poweramp を使えば問題無しで、音質は大満足です。

Keysion というメーカーは色々なDACを搭載した製品をラインナップしている。これは 2000個以上の販売実績があり、Amazon でも外観が同じ(おそらくOEM) DAC を 3,800円 で販売していたので、これなら間違いないだろうと・・・





普通にいい音が聴きたいなら、スペック的にはこれで十分ですね。
32bit/384kHz のUISB DACは当たり前の技術になったのか・・・

通関した シノトランスエアの依頼で佐川急便が配達。注文から8日で届きました。


パッケージに入ってますが、本体のみで取扱説明書は有りません。内蔵のDAC Realtek ALC5686 について調べてもメーカは詳細を公開していないようです。
1.Onkyo HF Player for Android編

Rakuten Hand 5G に接続、イヤホンはEtymotic ER3XR を接続しました。
Onkyo HF Player for Android で再生すると、大音量が流れました。これは HF Player 設定が間違っているのかと・・・

もう一度、USB-C を外して、Onkyo HF Player for Android を起動してから接続すると、Realtek USB2.0 Audio のアクセス許可を要求して来た。OKすると、対応周波数が表示されないのでおかしいなと思ってたら、音が出ない。
USBデバイスと通信できないと言うので、もう、壊してしまったのか・・・
ここから色々試行錯誤が続きます。

設定で USB Host Audio Driver のチェックを外すか、Realtek USB2.0 Audio のアクセス許可 を要求された時に キャンセルをタップすると 16bit/48kHz で再生可能でした。断線が原因ではないようです。
USB-C の接触不良など疑い、接点を洗浄しましたが変わらずです。

偶然、イヤホンを接続しないで USB-C を接続すると・・・

USB DAC との通信に成功しました。
DACを認識してから イヤホンを接続すると、最大音量で再生されます。設定で 「バックグランドでボリューム変更を有効」 に設定しましたが、DACの音量調整はできないみたいです。

ちゃんと、FLAC 44.1kHz/PCM 384kHz にアップコンバージョンして再生しています。音量は最小にしても変わらないので、EQ をONにして全体のレベルを下げるとイヤホンで聞けるレベルにできました。音質はとても良いのに・・・

スペック表で OMTP/CTIS ヘッドホン自動切替 とありました。これはφ3.5mm のマイク付き4Pのマイク信号の配線が2種類あり、これを自動で認識する機能。もしかすると、これが悪さしているのか・・・

4P のイヤホンは1000円の安物しかありませんが、これを接続した状態で USB-C を接続すると正常に認識しました(少し時間がかかる)。イヤホンの音量を変更するボタンを操作すると、音量の目盛りは変化しましたが最大音量のまま変わりませんでした。
問題1:
φ3.5mm 3Pイヤホンを接続すると OMTP/CTIS の判定に失敗して USB DAC として通信に失敗します。OMTP/CTIS の判定に時間がかかっているのかも知れないと思い、接続後、時間を置きましたが改善しません。
4P - 3P 変換でマイク端子を浮かせば回避可能ですが・・・
問題2
USB DACでは、プレーヤから音量調整ができないのが普通なんでしょうか。
これは厳しいですね・・・
なお、Amazon で販売されている EnergyPower EP-DA10 が同じ問題を持っているかどうかは確認できていません。
2.Poweramp編
Onkyo HF Player for Android に乗り換えたつもりでしたが、Poweramp を使えば上記の問題は無く動作しました。

なんと、普通のイヤホンでも正常に起動します。
音量のコントロールも問題ありません。
Onkyo HF Player で USB Host Audio Driver を使わない場合 16bit/48kHz に限定されてしまいましたが、Poweramp ではサンプリングを 32bit/384kHz に設定すると、24bit/352.8kHz に制限されるが正常に再生出来てしまいます。
Onkyo HF Player で USB Host Audio Driver を使った場合に問題があるという事みたいです。
3.TuneBrowser編 (Windows10)

USB3.0 - USB C変換アダプタで、Windows10 PC に接続しました。

TuneBrowser を起動します。
PC では イヤホンを接続した状態でも WASAPI Realtek USB2.0 Audio として認識しました。384kHz/32bit にアップコンバージョンして再生すると、非常に良い音でした。音量調整も問題ありません。
WASAPI 排他モードであれば音質は劣化しないと聞いてます。
ASIO ドライバをネットで探しましたが、メーカは用意していないようです。
ASIOALL を設定すると16bit/48kHz は正常に動作しました。
WASAPI で ネイティブDSD は再生できないので、この場合 ASIO ドライバが必要となります。このDACは DSD 未対応なのでWASAPI 排他で問題ありません。WASAPI はPCMしか通さないので、DSDを再生する場合は DoP を使うらしいです。
と言う事で、
Onkyo HF Player for Android と ARC5686 を DAP にするには少し難がありますが、USB Host Audio Driver を使わない Poweramp や Windows 10 WASAPI 環境では全く問題無くて 低価格でハイレゾ再生できました。

Keysion HiFi DAC ヘッドフォンアンプ(1,287円)
Realtek ALC5686 のサンプリングレートは 32bit/384kHz、S/N比 125db、DNR 100db というスペック。お手軽に Hi-Res を再生する事が出来そうで期待していましたが、Onkyo HF Player で再生した場合少し問題が見つかりました。
以前から使っていた Poweramp を使えば問題無しで、音質は大満足です。

Keysion というメーカーは色々なDACを搭載した製品をラインナップしている。これは 2000個以上の販売実績があり、Amazon でも外観が同じ(おそらくOEM) DAC を 3,800円 で販売していたので、これなら間違いないだろうと・・・





普通にいい音が聴きたいなら、スペック的にはこれで十分ですね。
32bit/384kHz のUISB DACは当たり前の技術になったのか・・・

通関した シノトランスエアの依頼で佐川急便が配達。注文から8日で届きました。


パッケージに入ってますが、本体のみで取扱説明書は有りません。内蔵のDAC Realtek ALC5686 について調べてもメーカは詳細を公開していないようです。
1.Onkyo HF Player for Android編

Rakuten Hand 5G に接続、イヤホンはEtymotic ER3XR を接続しました。
Onkyo HF Player for Android で再生すると、大音量が流れました。これは HF Player 設定が間違っているのかと・・・



もう一度、USB-C を外して、Onkyo HF Player for Android を起動してから接続すると、Realtek USB2.0 Audio のアクセス許可を要求して来た。OKすると、対応周波数が表示されないのでおかしいなと思ってたら、音が出ない。
USBデバイスと通信できないと言うので、もう、壊してしまったのか・・・
ここから色々試行錯誤が続きます。

設定で USB Host Audio Driver のチェックを外すか、Realtek USB2.0 Audio のアクセス許可 を要求された時に キャンセルをタップすると 16bit/48kHz で再生可能でした。断線が原因ではないようです。
USB-C の接触不良など疑い、接点を洗浄しましたが変わらずです。

偶然、イヤホンを接続しないで USB-C を接続すると・・・


USB DAC との通信に成功しました。
DACを認識してから イヤホンを接続すると、最大音量で再生されます。設定で 「バックグランドでボリューム変更を有効」 に設定しましたが、DACの音量調整はできないみたいです。

ちゃんと、FLAC 44.1kHz/PCM 384kHz にアップコンバージョンして再生しています。音量は最小にしても変わらないので、EQ をONにして全体のレベルを下げるとイヤホンで聞けるレベルにできました。音質はとても良いのに・・・

スペック表で OMTP/CTIS ヘッドホン自動切替 とありました。これはφ3.5mm のマイク付き4Pのマイク信号の配線が2種類あり、これを自動で認識する機能。もしかすると、これが悪さしているのか・・・

4P のイヤホンは1000円の安物しかありませんが、これを接続した状態で USB-C を接続すると正常に認識しました(少し時間がかかる)。イヤホンの音量を変更するボタンを操作すると、音量の目盛りは変化しましたが最大音量のまま変わりませんでした。
問題1:
φ3.5mm 3Pイヤホンを接続すると OMTP/CTIS の判定に失敗して USB DAC として通信に失敗します。OMTP/CTIS の判定に時間がかかっているのかも知れないと思い、接続後、時間を置きましたが改善しません。
4P - 3P 変換でマイク端子を浮かせば回避可能ですが・・・
問題2
USB DACでは、プレーヤから音量調整ができないのが普通なんでしょうか。
これは厳しいですね・・・
なお、Amazon で販売されている EnergyPower EP-DA10 が同じ問題を持っているかどうかは確認できていません。
2.Poweramp編
Onkyo HF Player for Android に乗り換えたつもりでしたが、Poweramp を使えば上記の問題は無く動作しました。


なんと、普通のイヤホンでも正常に起動します。
音量のコントロールも問題ありません。
Onkyo HF Player で USB Host Audio Driver を使わない場合 16bit/48kHz に限定されてしまいましたが、Poweramp ではサンプリングを 32bit/384kHz に設定すると、24bit/352.8kHz に制限されるが正常に再生出来てしまいます。
Onkyo HF Player で USB Host Audio Driver を使った場合に問題があるという事みたいです。
3.TuneBrowser編 (Windows10)

USB3.0 - USB C変換アダプタで、Windows10 PC に接続しました。

TuneBrowser を起動します。
PC では イヤホンを接続した状態でも WASAPI Realtek USB2.0 Audio として認識しました。384kHz/32bit にアップコンバージョンして再生すると、非常に良い音でした。音量調整も問題ありません。
WASAPI 排他モードであれば音質は劣化しないと聞いてます。
ASIO ドライバをネットで探しましたが、メーカは用意していないようです。
ASIOALL を設定すると16bit/48kHz は正常に動作しました。
WASAPI で ネイティブDSD は再生できないので、この場合 ASIO ドライバが必要となります。このDACは DSD 未対応なのでWASAPI 排他で問題ありません。WASAPI はPCMしか通さないので、DSDを再生する場合は DoP を使うらしいです。
と言う事で、
Onkyo HF Player for Android と ARC5686 を DAP にするには少し難がありますが、USB Host Audio Driver を使わない Poweramp や Windows 10 WASAPI 環境では全く問題無くて 低価格でハイレゾ再生できました。
- 関連記事
-
- Rakuten Hand 5G と ALC5686 USB DAC でハイレゾプレーヤに (2023/05/22)
- Onkyo HF Player で最高のハイレゾプレーヤに (2023/05/19)
- Rakuten Hand 5G と iBasso DC03pro でハイレゾプレーヤに (2023/05/17)
- Rakuten Hand 5G TPU クリアケース (2023/05/09)
- Rakuten Hand 5G は普通に使える (2023/05/04)
- Rakuten Hand 5Gが一括1円、1080円/月でサブを持てる (2023/05/02)
- 格安の HD Wi-Fi Remote Camera に騙されてみた (2023/04/05)
- ESSAGER GaN USB PD 65W充電器 (2023/02/16)
- Aterm MP02LN SA がギガプランとセットで30円 (2023/02/07)