2023-10-25
ヤフオクで Steinberg UR22mkII の中古を買いました(過去記事はこちら)。無料で使える DAW ソフトウェアは "Cakewalk by BandLab" をインストールしました。KORG D1 を MIDI でUR22mkII に接続すると、D1 の鍵盤を弾くと PC の音源でピアノの音を再生する事ができます。

Cakewalk by BandLab に最低限のピアノ音源が入っていますが、無料でダウンロードできる Ivy Audio の Piano in 162(SFZ) を組み込みます。Cakewalk by BandLab で SFZを再生するために "sforzando スフォルツァンド" プラグインをインストールしました。しかし、Piano in 162 は無料だけあっていろいろな手直しが必要でしたが、なんとか KORG D1 で Piano 162 の音を再生する環境が整いました。
Piano in162 は、Ivy Audio がスタインウェイ(STEINWAY&SONS)のグランドピアノModel Bをサンプリングした 4.6GB の音源です。無料でここまで遊べるのは凄いな。忘備録として手順など残しておきます。
今回の情報元はこちらのYouTube 2本です。
ある意味DIY?リニューアルした電子ピアノ環境のご紹介 (Frieve-A)
無料のピアノ音源で電子ピアノの音質をアップグレードする方法 (Frieve-A)
この配信の中でも KORG D1 を使っていて、ピアノの音はかなり良いが、PC の音源を使えば、もっと豊かなピアノ音を楽しめるという説明。実現方法もこのYouTubeで説明されているのでDTM/DAWの入門にはピッタリでした。
1.フリーで使える DAW

Windows環境で無料で使えるDAW と言えばこれ、Cakewalk by BandLab が一押し。もともと「SONAR」という有料DAWソフトが無料になったもので、機能制限が全く無いのが凄い。有料版のDAWはどれも数万円するので・・・・
初心者には、機能が豊富すぎて難しい面もあるが、使い方を解説した記事も多数見つかるので、かなり遊べそうである。
Cakewalk by BandLab をインストールすると多数のプラグインをダウンロードするので2.26GB もありました。


最初に編集-環境設定で オーディオデバイス、MIDIデバイスの設定をします。
これをしないとMIDIに接続できない。

新規プロジェクトを選択


右クリックで"インスツルメントの挿入"" デフォルト(TTS-1)" で作成

MIDI が正しく接続されていれば、ピアノの音がPCから再生されるはず。
色々なつまみがあるので、触ってみると発見があります。
2. Ivy Audio の Piano in 162(SFZ) を組み込む

Ivy Audio : Piano in 162 から音源ファイルをダウンロードします。

700MB の rar に分割圧縮されていて、7つのファイルをダウンロードします。
rar ファイルは 7-z で解凍しました。"ここに解凍" すると \Ivy Audio - Piano in 162 sfz\Piano in 162 Samples\ に音源がflacで解凍されますが、いくつかのflacファイルが壊れています。WinRAR でも試しましたが結果は同じでした。

C:\Users\miyam\OneDrive\Desktop\IvyAudio_ PianoIn162\IvyAudio-Pianoin162sfz.part1.rar
データ エラー : Ivy Audio - Piano in 162 sfz\Piano in 162 Samples\Close\PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo1Close.flac

rar の解凍でエラーになったファイル
PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo1Close.flac は0 KB になっていますが、
PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo2Close.flac とペアで鍵盤を押した時にランダムにどちらかのファイルを再生するようになっています。そこで、
06-PedalOnPianissimo2Close.flac を 06-PedalOnPianissimo1Close.flac にCOPYして補完します。
7-z のエラーログから、同様に 6個のファイルを補完しました。
1) \Close\PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo1Close.flac
2) \Ambient\PedalOffAmbient\44-PedalOffForte2Ambient.flac
3) \Ambient\PedalOnAmbient\18-PedalOnMezzoForte1Ambient.flac
4) \Ambient\PedalOnAmbient\62-PedalOnForte1Ambient.flac
5) \Close\PedalOffClose\28-PedalOffPianissimo1Close.flac
6) \Close\PedalOnClose\41-PedalOnForte2Close.flac
補完した音源ファイルは、 C:\Cakewalk Content\ に移動しました。
この音源ファイルは後程加工するので、別のドライブ、または別のフォルダにオリジナルとしてCOPYを保存しておくと安心です。

Cakewalk by BandLab で SFZ を再生するためにプラグイン sforzando をインストールします。これも無料です。

一応、全部インストールしましたが使うのは sforzando VST3(64) です。

挿入-プラグインシンセ-sforzando を開きます(右クリックで作成する事もできます)。


[OK] でトラックが作成されるので sforzando を開きます。
ここに sfz ファイル IvyAudio-PianoIn162-Ambient.sfz または IvyAudio-PianoIn162-Close.sfz をドロップすると音源を読み込みます。これで D1 の鍵盤をたたくとPCから Piano in 162 の音源が再生されるようになります。
なお、Ambient はピアノから離れた位置にマイクを置いて環境のある録音、Close はピアノの音源のみ直接録音しているようで、2つの音を試す事ができます。

音量が小さめなので、INPUT/OUTPUT を調整しました。

これで一応、高音質のピアノ音が D1 の鍵盤で再生できるようになりましたが、以下の2つの問題を修正する必要があります。
①音源ファイルで音が出始めるまでの時間が揃っていない。
②2種類の録音が録音されていて、どちらを再生するか乱数で決めているが1%の確立でどちらも再生されないことがある。
長くなったので、修正方法は続編で解説します。
続き 無料のピアノ音源で電子ピアノの音質をアップグレードする (2) を読む>>
参考記事:
【DTM】無料DAW(作曲ソフト)のおすすめ16選!フリーで使える人気ソフトを比較(サッキーのさっきの出来事)
Cakewalk by BandLab 使い方講座【初心者入門ガイド】(さあ、DTMを始めよう!)

Cakewalk by BandLab に最低限のピアノ音源が入っていますが、無料でダウンロードできる Ivy Audio の Piano in 162(SFZ) を組み込みます。Cakewalk by BandLab で SFZを再生するために "sforzando スフォルツァンド" プラグインをインストールしました。しかし、Piano in 162 は無料だけあっていろいろな手直しが必要でしたが、なんとか KORG D1 で Piano 162 の音を再生する環境が整いました。
Piano in162 は、Ivy Audio がスタインウェイ(STEINWAY&SONS)のグランドピアノModel Bをサンプリングした 4.6GB の音源です。無料でここまで遊べるのは凄いな。忘備録として手順など残しておきます。
今回の情報元はこちらのYouTube 2本です。
ある意味DIY?リニューアルした電子ピアノ環境のご紹介 (Frieve-A)
無料のピアノ音源で電子ピアノの音質をアップグレードする方法 (Frieve-A)
この配信の中でも KORG D1 を使っていて、ピアノの音はかなり良いが、PC の音源を使えば、もっと豊かなピアノ音を楽しめるという説明。実現方法もこのYouTubeで説明されているのでDTM/DAWの入門にはピッタリでした。
1.フリーで使える DAW

Windows環境で無料で使えるDAW と言えばこれ、Cakewalk by BandLab が一押し。もともと「SONAR」という有料DAWソフトが無料になったもので、機能制限が全く無いのが凄い。有料版のDAWはどれも数万円するので・・・・
初心者には、機能が豊富すぎて難しい面もあるが、使い方を解説した記事も多数見つかるので、かなり遊べそうである。
Cakewalk by BandLab をインストールすると多数のプラグインをダウンロードするので2.26GB もありました。


最初に編集-環境設定で オーディオデバイス、MIDIデバイスの設定をします。
これをしないとMIDIに接続できない。

新規プロジェクトを選択


右クリックで"インスツルメントの挿入"" デフォルト(TTS-1)" で作成

MIDI が正しく接続されていれば、ピアノの音がPCから再生されるはず。
色々なつまみがあるので、触ってみると発見があります。
2. Ivy Audio の Piano in 162(SFZ) を組み込む

Ivy Audio : Piano in 162 から音源ファイルをダウンロードします。

700MB の rar に分割圧縮されていて、7つのファイルをダウンロードします。
rar ファイルは 7-z で解凍しました。"ここに解凍" すると \Ivy Audio - Piano in 162 sfz\Piano in 162 Samples\ に音源がflacで解凍されますが、いくつかのflacファイルが壊れています。WinRAR でも試しましたが結果は同じでした。

C:\Users\miyam\OneDrive\Desktop\IvyAudio_ PianoIn162\IvyAudio-Pianoin162sfz.part1.rar
データ エラー : Ivy Audio - Piano in 162 sfz\Piano in 162 Samples\Close\PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo1Close.flac

rar の解凍でエラーになったファイル
PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo1Close.flac は0 KB になっていますが、
PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo2Close.flac とペアで鍵盤を押した時にランダムにどちらかのファイルを再生するようになっています。そこで、
06-PedalOnPianissimo2Close.flac を 06-PedalOnPianissimo1Close.flac にCOPYして補完します。
7-z のエラーログから、同様に 6個のファイルを補完しました。
1) \Close\PedalOnClose\06-PedalOnPianissimo1Close.flac
2) \Ambient\PedalOffAmbient\44-PedalOffForte2Ambient.flac
3) \Ambient\PedalOnAmbient\18-PedalOnMezzoForte1Ambient.flac
4) \Ambient\PedalOnAmbient\62-PedalOnForte1Ambient.flac
5) \Close\PedalOffClose\28-PedalOffPianissimo1Close.flac
6) \Close\PedalOnClose\41-PedalOnForte2Close.flac
補完した音源ファイルは、 C:\Cakewalk Content\ に移動しました。
この音源ファイルは後程加工するので、別のドライブ、または別のフォルダにオリジナルとしてCOPYを保存しておくと安心です。

Cakewalk by BandLab で SFZ を再生するためにプラグイン sforzando をインストールします。これも無料です。

一応、全部インストールしましたが使うのは sforzando VST3(64) です。

挿入-プラグインシンセ-sforzando を開きます(右クリックで作成する事もできます)。


[OK] でトラックが作成されるので sforzando を開きます。
ここに sfz ファイル IvyAudio-PianoIn162-Ambient.sfz または IvyAudio-PianoIn162-Close.sfz をドロップすると音源を読み込みます。これで D1 の鍵盤をたたくとPCから Piano in 162 の音源が再生されるようになります。
なお、Ambient はピアノから離れた位置にマイクを置いて環境のある録音、Close はピアノの音源のみ直接録音しているようで、2つの音を試す事ができます。

音量が小さめなので、INPUT/OUTPUT を調整しました。

これで一応、高音質のピアノ音が D1 の鍵盤で再生できるようになりましたが、以下の2つの問題を修正する必要があります。
①音源ファイルで音が出始めるまでの時間が揃っていない。
②2種類の録音が録音されていて、どちらを再生するか乱数で決めているが1%の確立でどちらも再生されないことがある。
長くなったので、修正方法は続編で解説します。
続き 無料のピアノ音源で電子ピアノの音質をアップグレードする (2) を読む>>
参考記事:
【DTM】無料DAW(作曲ソフト)のおすすめ16選!フリーで使える人気ソフトを比較(サッキーのさっきの出来事)
Cakewalk by BandLab 使い方講座【初心者入門ガイド】(さあ、DTMを始めよう!)
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