Amazon 激安スタジオマイクが凄い(2)

2024-02-07

2016年2月に 格安のコンデンサーマイク BM-800 を改造すると、音質が劇的に改善できるという記事を読んでAmazon で購入しました。いつか改造して試したいと思いながら 8年 経過してしまいました(過去記事はこちら)。

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BM-800コンデンサーマイクセット(当時は2,580円)

理由は、記事の改造を試すにはファンタム電源+48Vを供給できるプリアンプが必要。これは去年 Steinberg UR22mkII を中古で手にいれたので、ようやく試す環境が整った(過去記事はこちら)。BM-800 をXLR接続すると、驚くほど高感度なコンデンサーマイクになります。そして、改造により「サー」というヒスノイズが大幅に軽減されました。内蔵アンプをソース接地からソースフォロワに改造した効果は、プロレベルなのか私には微妙でしたが・・・

まず、ShinさんのPA工作室 総まとめを読んで下さい。
2119:あのAMAZON激安コンデンサマイク改造から5年、今のBM-800を改造した
現行品は基板のパターンが変更になっているようですね。

もっと詳しく知りたい方は、こちらを順に読んでください
1603 :Amazonの超激安コンデンサマイクが高級機に変身する改造(第1編)
1604 :Amazonの超激安コンデンサマイクが高級機に変身する改造(第2編)
1605 :Amazonの超激安コンデンサマイクが高級機に変身する改造(第3編)
1606 :Amazonの超激安コンデンサマイクが高級機に変身する改造(第4編)
1609 :AMAZON超激安マイク改造 総集編

R0015559_R.jpg

2016年に購入した FLOUREON BM-800コンデンサーマイクですが、現在も同等品が販売を継続しているようです(少し価格が上昇してます)。

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コンデンサーマイク本体、マイク風防、 防振マウント、USB Audioアダプタ、φ3.5ミニステレオマイクケーブルが付属していました。

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φ3.5ミニステレオ(マイクケーブル)をPCのマイク入力に接続して使用する事が可能でしたが、今回の改造でPCでは使えなくなりました。改造するまでは、そのままでも特に不満はありませんでしたが・・・

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SC20240206003.png

Steinberg UR22mkII のINPUT1に XLRケーブルでBM-800を接続すると、高音質、高感度のスタジオマイクになります。
audacity で後で比較するため、改造前の音声を 192kHz/24bitで録音しておきます。

マイクテストの定番フレーズはこちら

「本日は晴天なり」
「チェック・ワン・ツー」
「マイクテスト」
「テステス」
「ハーハッ、ヘイ」
「チッチッ(舌打ち)」
「ヘーヘー」

文章を読み上げるとすれば、ジェットストリームの冒頭フレーズが有名ですね。

「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は、たゆみない
宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく果てしない光の海を、豊かに流れゆく
風に心を開けば、煌く星座の物語も聞こえてくる、夜の静寂
の、なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていったはるかな地平線も瞼に浮かんで
まいります。」

では、改造を始めます。

BM800 改造3(最終)
回路図がこちら(ShinさんのPA工作室より引用)

改造に必要な部品はこちら
WIMA MK-02 1.0uF x2
1/8Wサイズの金属皮膜抵抗 2.2kΩ x1、5.6kΩ x1
です。

IMG_20240206_174714533_R.jpg

コンデンサーマイクのプリアンプ基板が確認できます。

IMG_20240206_174829914_Rx.jpg

ツェナーダイオードを外して 5.6kΩに交換
積層1.0uFをWIMA に交換

IMG_20240206_193614533_R.jpg

これで動作を確認、問題ありません。
次は、FETをソースフォロワに改造します。

IMG_20240206_201318859_R.jpg

回路図を確認しながらパターンカット、FETを外しました。

IMG_20240206_202750971_R_20240207180809a55.jpg

FETのSを曲げて 2.2kΩに接続、これで基板の改造は完了です。
これで動作を確認、問題ありません。

IMG_20240207_101346248_R_2024020718172285d.jpg

位相を確認、2,3 は正しく配線されていました。
ソースドレインの改造で逆相になるので 2.3 を入れ替えて、3 HOTに改造します。

IMG_20240207_101359458_R.jpg

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マイクユニットとの結線を同軸1.5D2Vに変更。

IMG_20240207_105833578_R.jpg

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マイクユニットの取付部に粘着テープ、ネック部にブチルゴムテープを巻いて防振。

IMG_20240207_112520330_R.jpg

IMG_20240207_112703863_R.jpg

ケースの鳴き防止に1mmのスポンジシートを貼りましたが、ゴムシートで無いと効果が無いかも。

IMG_20240207_112942088_R.jpg

IMG_20240207_113018206_Rx.jpg

最後に基板のフラックスをアルコールで洗浄して組み立てました。空中配線の部品をボンディングした方が良いですが、しばらく使ってからにします。

SC20240207001.png

audacity で改造後の音声を録音して聞き比べしました。
改造前の「サー」というヒスノイズがマイクボリュームを上げても気にならないくらい低減しました。この違いは誰でも分かるはず。
ツェナーダイオードによる定電圧回路がノイズの原因だったらしいのですが、この改造により PCのMIC入力3.5mmφ3p接続では動作しなってしまいました(残念)。改造後の音質は確かに変わっていますが、マイクのゲイン、マイクと口の距離、話し方が同じでは無いので単純に比較が難しい。改造前のBM-800と同時に比べたら分かるレベルの違いだと思います。
このマイクをもっと使い込んでいれば違いが判ったかも・・・

IMG_20240207_115332986_R.jpg

次に Roland UA-25EX に BM-800 をXLR接続しでテストしました。
こちらはコンプレッサーを搭載していますので、音声を色々加工できます。音質はこちらの方が良いのですが、192kHz で録音するには背面のスイッチを切り替えしないといけないので面倒ですね(USBの帯域による制限)。
MONでマイクの音声をモニタするとマイクのゲインが高めで、やっぱりこちらの方が音質が良い。

SC20240207002.png

このマイクはロゴがある横面にマイクの指向性があり、マイクを垂直にして横から音声を発声するのが正しくて、カラオケのように持って歌うのは間違いです。メーカ説明の「レ記号」は日本ではなじみが無くて紛らわしいですがOKという意味。

なお、XLR端子を抜き差しすると、ボリュームを絞っていても大きなノイズが出ます。
心配になって調べてみたら、正しくは、ファンタム電源 +48V をOFFにしてから配線を操作しなければならないそうです。また、ダイナミックマイクを接続する場合は、必ずファンタム電源をOFFで使う事が推奨されており、マイクによっては故障の原因になるそうです。
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トヨタ ハリアー、スズキ ハスラー、ダイハツ タントのチープな改造ネタを公開。バイクはヤマハ TDR125。OPPO Reno5 A、PC周辺機器、デジタル一眼、電子工作、PCオーディオ、ホームシアター、TEAM SHACHIなどの雑記です。 Since 30,Apr 2017

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