2009-01-05
TOSHIBA RD-X8 をローカルネットワークで接続できる事が確認できたので、ルーターをVPN 機能があるBHR-4RV に変更して VPN の設定を行います。
VPNの動作を確認するために、無線ルータ(BLW-54SAG) の下に VPN ルータ(BHR-4RV) を追加して、上位のLANから BHR-4RV のルータを超える接続ができる事を確認してから、本設置をする事にしました。
今回購入したルータがこちら。 最も安い VPNルータ だと思います。
Buffalo BHR-4RV \7,216 ★★★★
この接続では、BHR-4RV のWAN は192.168.1.x 、LAN は 192.168.12.x になります(BHR-4RV から見ると 192.168.1.x は WANからのアクセスになります)。
1.BHR-4RVの設定
PCを BHR-4RV のLANに接続して、ブラウザで 192.168.12.1 を開きます。VPNの設定はウィザードを利用すれば、初心者でも簡単に設定ができます。
Topメニューにある「外出先から接続」をクリックします。
DDNS(ダイナミックDNS) を使うかどうか選択します。プライベートIPだから使えないと言われてしまいましたが、これは後ほど設定します。
VPN接続可能なIPアドレスを限定するかどうか設定します。今回は限定しない設定とします。
設定用ホスト名の設定です。何でもよいので、例の説明通りに設定しました。
VPN接続する時のユーザ名とパスワードを設定します。ここは root とか admin など一般的な名前は使わないで、英数字を組み合わせたユニークな名前にする事。
PC のVPN設定でこの情報が必要になるので、何かにメモしておくこと。
設定を確認して完了です。
通常の設定画面を開いて設定を確認すると、MS-CHAPv2 MPPE40/128 が選択されていました。
管理-システム情報でこのルータのIPアドレスを確認しておきます。
ここでは、192.168.1.21 となっていました。
2.PC のVPN接続設定
BHR-4RV のLANに接続していたケーブルを外し、上位のルータにあるLAN または 無線LAN に接続します(今回は無線LANで接続しました)。
ネットワーク接続の「新しい接続を作成する」からウィザードで設定します。
職場のネットワークに接続を選択。
仮想プライベートネットワーク接続を選択。
何か名前をつけます。ここでは、VPN.Home としました。
接続先のIPアドレスを入れます。先ほど調べた BHR-4RV のWAN側IPアドレスを入力します。
いよいよ接続です。認証されて接続に成功しましたと表示。
DOS窓から ipconfig を実効すると、現在の設定を確認する事ができます。
ネットワーク接続を開くと、先ほど作成した VPN.Home が作成されている事が確認できます。次回からは、この VPN.Home をクリックするだけでVPNに接続可能となります。
この状態で、RDLNA を実効してみました。[接続][ダウンロード]は可能でしたが、[検索][電源入]が動作しませんでした。RD-X8 のIPアドレスを固定しておけば検索できないのは問題ありません。
LAN環境でVPN動作が確認できましたので、上位の無線ルータ(BLW-54SAG)を外してBHR-4RV をモデムに接続します。
3.WOL (Wake-On-LAN)
RD-X8 は、WOL 機能によりネットワーク経由で電源をONする事ができます。マジックパケットを送信する必要がありますが、VPN接続では送信できないようです。調べてみると、マジックパケットを送信する機能が BHR-4RV に搭載されているようです (よかった)。
ブラウザで 192.168.12.1 に接続します。
「リモートアクセス可能なPCを表示」をクリックします。
RD-8X (192.168.12.5) のWOLアイコンをクリックするとマジックパケットが送信されました。RD-X8 の電源がONしたかどうかを判断するのは難しいですが、一応使えます。RD-X8 の電源OFFは、RDLNA で接続した後に[電源切] ボタンをクリックすればOKです。
4.DDNSの設定
Yahoo!BB では、DHCP でグローバルIPをひとつもらえますが固定IPではありません。モデムに接続するMACアドレスを変更しなければ毎回同じIPをもらえるようですが、DDNSを設定しておけばIPアドレスが変更になっても大丈夫です。
BHR-4RV には、ダイナミックDNS 機能がありますので、これを設定しておくと IPアドレスが変更になっても ホスト名+ドメイン名 でアクセスする事が可能になります。 BUFFALO ダイナミックDNS サービスは有料なので、無料の DynDNS を設定します。説明は英語ですが、頑張って読みましょう。
まず、Dynamic DNS How-to で登録手順を理解してください。
Create Your DynDNS Account から ユーザ名、Emailアドレス、パスワード等を登録 します。[Create Account] で登録したEmail アドレスに確認のメイルが届きます。これのLinkをクリックすると、アカウント作成を完了します。
次に User: Pass: を入力して[Login]します。
Add New Hostname から Hostname, IP Address を入力して [Create Host] をクリックしてDDNSの登録完了です。
ブラウザでBHR-4RV(192.168.12.1) に接続して アドバンスト WAN設定-ダイナミックDNS から ホスト名、ドメイン名、ユーザ名、パスワードを設定して [設定] を押します。
PC のネットワーク接続で作成した VPN.Home のプロパティを開いて VPN 接続先アドレス にホスト名+ドメイン名を設定すれば完了です。
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