2008-12-04
なんだか読みたくなるタイトルでしょ。
ドイツで運転する上で面白い事を発見したので ねた として紹介しましょう。
1.ハザードを点滅して挨拶は通じません
この前、アウトバーンを140kmくらいで走行していると、右前の車が急に割り込んで来ました。車間距離は、2mぐらいしか無かったのでブレーキをかけると、前の車はハザードを点滅させて走り去りました。
ドイツ人が横に乗っていたので、あれは慣れない日本人が運転しているよ。走行中にハザードを点滅させるのは、Thank you の合図なんだけど知っているか?なんて話をしていました。
ドイツ人は、Fuck の意味かと思ったと・・・
ドイツでは、前方が渋滞で停車した時と、故障で車が止まった時以外にハサード点滅させると、警察に注意されるそうです。
トラックの運転手に道を譲ると、指示器を右→左か左→右に一度だけ点滅された事があります。これがThank you の挨拶らしい。
2.左ハンドルで右側通行
ほとんどの車はハンドルの左にウィンカー、右側にはワイパーが付いています。最初に運転した VW GOLF は、方向指示器と間違えて、何度もワイパーを動かしてしまいました(自分でも笑ってしまいます)。
また、ドイツではマニュアルミッション車が多いのにも驚きます。右手でミッションを操作するのもしっくり来ません。
何より右側を走るのは違和感があります。交差店を左折した時と、駐車場に入った時があぶない。つい、左端を走ってしまいそうになります。
C200 Kompressor (CL203)は、オートマチックです。しかも、右側にはレバーがありませんので安心。ウインカーのレバーをまわすとワイパーが動作するのですが Mercedes-Benz 共通ではなさそうです。
3.スピード違反
街中では頻繁に速度標識が変化しますが、守らないと捕まります。細い道や店舗が並ぶ道路は30km/h と表示されていて、ここを40km/hで走ると捕まることがあります。
制限速度は、街から離れると 50km/h、70km/h と変化して、街をはずれると制限速度は 100km/h に変わります。しかも、100km/h とは書いていなくて、街から出ましたという標識がある。=制限なし(100km/h)になるそうです。
アウトバーンにも制限速度がある区間があります。80km/h、100km/h、120km/h と表示されています。しかも +10km/h でカメラが動作する事があるそうです。速度制限をしているのは、たいてい理由があります。合流するとか、急カーブがあるとか、工事しているとか、カメラがあるとか・・・・
意外に知られていないのが、アウトバーンでは合流地点に速度制限の標識が無い場合、速度無制限になります。なぜなら、合流した人は速度制限の標識を見ていないからです(でも、出口は関係ないですよ)。
4.ロータリー交差点
ドイツでは、ラウンドアバウト という方式のロータリー交差点が多いので驚きます。
この交差点は、ロータリーの中を走行している車を優先させる事になっています。ロータリーに入る時は指示器なし。左周りですので、出る時は必ず右の指示器を出して出ることになります。
最初は緊張しますが、なれると信号待ちするよりも快適です。ロータリーを出る時にワイパーを動かさないように・・・。
5.駐車中の車がドアを開けて車にぶつけるとぶつけた方が悪い
日本では、ドアを開けた方が悪いと教習所で教えてもらいましたが、ドイツでは駐車中の車と接触するような距離で走行したのが悪い事になるそうです。
駐車中の車とは十分距離を置いて走行する必要があります。
6.信号機
ドイツの信号機は、青→黄→赤→黄→青 の順に点灯します。多くの車は、赤から黄色になった瞬間に発信をします。これは、マニュアルシフト車が多いからでしょうか。
なかでも驚いたのは、赤と黄色しか無い信号があります。赤→黄→消灯→黄→赤 となります。信号が消えると走っていいそうで、これには驚きました。普通なら黄色をなくすだろうに・・・
歩行者でも信号無視をすると切符を切られる事があります。実際に切符を切られている少年をみかけました。いろいろ言い訳をしているようでしたが・・・・
歩行者でも信号無視する場合は、警察がいない事を確認してからにしましょう。
踏み切りでは一旦停止してはいけません。踏み切りが閉まると、待っている車はエンジンを止めます。ガソリンを節約するのではなく、環境保護のためだと言ってました。
2008:12.24追記
道路にはループコイル式のスピードセンサーが埋め込まれていて、速度をオーバーすると次の信号を「赤」に変えて警告するしくみがあります。
信号が青→黄→赤に変わった後、交差する側は赤のまま、すぐに赤→黄→青に変わるのです。最初は、信号の故障かと思ったのですが、ドイツ人に聞くと、おまえは制限速度を超えているので、警告するようになっている。急いでも無駄だよって。
それから、大きな交差点にはカメラが設置されている場合があり、赤信号で停止線を越えると写真を撮られます。確か、1ヶ月の運転禁止だったかな。
7.車に常備しておかなければならないもの
(1)First Aide Set
事故があった時にこれを使って応急処置をしなければならない(らしい)。中には救急道具と体を保温するアルミ蒸着のビニールなんかが入っている (らしいが、中は見てない)。ドイツでは、信号待ちしていると突然警察が来て抜き打ち検査される事があります。
(2)三角停止板
スペアタイヤの上にあるのがそれ。故障等で道路に停止した時に追突されないように立てておきます。同じものを日本でも常備していましたが使った事が無い。
8.駐車時刻表示板
これは駐車した時間を表示するもので、1.65Euro(約\215) でした。
ドイツには、時間制限付きの無料パーキングスペースがあります。駐車を開始した時間をセットしてダッシュボードの上に置いておきます。時間内だとOKですが、時間を超過したり表示していないと駐車違反になる事があります。
パーキングメータのある駐車スペースに駐車した場合は、チケットを買ってダッシュボードに置いておかないと駐車禁止をくらいます。時間超過も運が悪ければ、厳密にチェックされます。なお、日曜は無料の場合があるので、表示をよく読むこと。
なお、駐車場が無い時にスーパーの駐車場に無断で止めるのは、ドイツ人にとっては平気なんだそうです。
9.解氷剤
ドイツの冬は、氷点下になる事があります。
朝、車ででかけようとするとガラスが凍りついている事がありますが、お湯をかけてはいけません。冷たいグラスにお湯を入れると、収縮率の違いでガラスが割れるのと同じです。また、ガラスが氷ついた状態(安全が確認できない状態)で走行してはいけないらしい。
このような道具で霜を削り落とすか(0.69Euro 約\90)。
このようか解氷剤を霧吹きでかけると簡単に氷が解けてくれます。主成分はアルコール系のようです。スプレー式のも売っていますが、こちらの方が環境にやさしいような気がします(1000ml で 6.99Euro 約\900)。
10.タイヤの制限速度
タイヤには規定の制限
こちらは 195 65 R15 Tのスタッドレスタイヤで、最高速度は 190km/h となります。
こちらは、保管中の夏タイヤ 225 45 ZR17 91Y です。ZR の 240km/h以上かと思ったが 91Y と書いてあるので最高速度が 300km/h という高性能タイヤです。日本ではどうでもいい事ですが、ドイツでは注意しておかないと命があぶない。
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