2008-10-31
ようやくアパートにインターネットがつながるようになりました。ドイツでは、ISDN 回線が主流で、ADSL も 光ファーバーもありません。ISDNなんて死んだと思っていたのですが。
T-HOME の HIGHSPEED DSL 16000 という最高速の契約をしましたが、アパートがいなかなもんで速度は出ないと言われました。DSL 6000 という契約に変更。ドイツの測定サイトでは、1416kbps ぐらい出ているようですが、日本のプロバイダの測定サイトだと 600kbps ぐらいまで落ちます。
ドイツ国内の電話が無料なんですが、なんと 43.95Euro/月の契約です。これは契約を変更しないとだめだな。
インターネットを契約するには、まず銀行口座を作る必要があるのだそうだ。クレジットカード決済は、手数料が高いのでドイツでは嫌われているようです。アパートが決まって、銀行口座ができれば申し込みが可能となります。
プロバイダの選択から申し込みまで、現地のドイツ人にやってもらいましたが、ドイツ語ができないと、やはり辛いだろうと思う。T-HOME を選択したのは、もっともサービスが信頼できそうだからなんだそうです。ドイツは、サービスが悪いのでいざという時は、大手だと安心だ。
インターネットで申し込むと、初期費用を 20Euro 節約できました。申し込み後、開通予定は、2週間後と表示された。
2,3日で、契約の確認書とインストールCD-ROMが送られて着ました。さすが早い。
申し込みから1週間で DSL Splitter(DSLとISDNを分離する)、ISDN-NTBA(ISDNに変換する)、SpeedPort2000(DSLモデム) が送付されて着ました。
既存の電話コンセントは、このような形状です。アナログ電話なら3回線接続できるようになっています。デジタル・アナログ共通のコネクタで、デジタル回線の場合は、真ん中にしか挿せないようになっていて、同時にアナログは接続できないようになっています。
電話が部屋に来ていない場合は、工事をしてもらう事になりますが、初期費用に含まれているとの事です。
壁の電話コンセントからスプリッタに接続して、DSLモデムに接続。電話ジャックにはISDN=NTBA を接続して、これにISDN 電話アダプタを接続して、アナログ回線の電話機を接続します。電話アダプタは、現地の人からの借り物です。電話番号は、3つ付いてきましたが、1個で十分です。
セットアップも完了してDSLが開通する日を待ちます。しかし、開通日になっても通じないのでサポートに電話すると、最新鋭の装置を使って調査したら、基地局から自宅まで35xxm の配線があって、27xxmの地点で断線している。明日調査に行くので連絡を待ってくれとの事。
自宅に帰ると、留守中に T-HOME の技術が自宅に来たようで、電話をくれというメモが入ってました。連絡をすると、翌日確認をしたいので 16:00-20:00 まで連絡が付くようにしておいてくれと(ドイツでは、普通時間まで指定してくれないのだとか)。
電源を入れたのですが DSL は点灯しません。コネクタに何やら道具を近づけると信号を音に変える装置で信号線が生きているか確認します。どうやら屋内で問題があるらしい。
コネクタを交換しても駄目だったので、屋内配線を確認。配線を別の線に変更して無事にDSLがつながりました。
DSLモデムには、日本から持参した FON APを接続するつもりでしたが、PPPoE で接続する必要があります。PPPoE はサポートしていたか不安だったのですが、対応していました。
しかし、接続に必要な設定を行うと「32文字を超えたので設定できません」と表示してくれた。なんとも残念だ。
Windows Vista から PPPoE 接続を設定して、無事に接続できるようになりました。T-HOME から送付されて来たCD-ROMには、簡単に設定できるToolが入っているのですが、AOL と同じ目に逢いたくなければ使わない方が良いとのアドバイスで、CD-ROMは使っていません。