2008-08-09
書店で平積みの「トランジスタ技術8月号 \1,090」を発見。そういえば、やじうまWatch でUSBマイコンが付録になるって記事があったな。
9月号が 8/9発売なので一般の書店ではもう無いかも・・・・
Amazon など通販で買う事ができるので、みつからない方は通販でどうぞ。
何が凄いのかと言うと、付録のUSBマイコンは完成品なので、そのままでもマイコンプログラミングが体験できます。
筆者がマイコンプログラミングを知ったのは、大学の研究室でした。
当時(1983年)は、NEC PC-8001, SHARP MZ-80K の時代で、マイコンはZ80が主流でしたが、プログラム開発には CP/M を使っていた。
研究室で Z80 アセンブラを勉強して、8255(プログラマブルI/O) でモータを制御して遊んだものです。これがきっかけで、マイコンの開発が職業になってしまった・・・・
最近の大学では、JAVA や Visual BASICを教えているようで、マイコンプログラムを経験したという新卒は少ないのが残念です。稀に PICマイコン を使った事があるという人もいますが、もっと組み込みマイコンの面白さを味わって欲しいなと思っていた。
8月号の付録がこれ。なんと、基板をPCのUSBに差し込めば、初心者にもマイコンのプログラミングができるKITが付いているんですよ。
CD-ROM には、このボードと通信するドライバやコンパイラ、サンプルプログラムが付属している。
別途、USB Bコネクタを日本橋か秋葉原で買ってくればケーブルで延長することもできる。
このマイコンには、ブートコードとBIOSが書き込まれているので、初心者でも簡単に始められるようになっている。特集記事は、初心者向けなので興味がある方なら大丈夫だと思います。
78K0 というマイコンのブロック図がこれ。I/O にLEDや圧電ブザーをつないでプログラムをすれば楽しいかも。
YouTubeに動画をアップしている人がいるようです。
78k USBマイコン
トラ技の付録マイコン
トラ技おまけ基板
トラ技2008年8月付録
続編 トランジスタ技術9月号 では、8月号付録のマイコンを使って、マルチテスタを作るという記事のようです。残念ながら9月号の付録は基板のみで、部品を別途購入して半田付けが必要ですが。8月号は赤字覚悟で、9月号のKITで元を取るのかな・・・
「Interface 9月号 \1980」には、ColdFireマイコン基板が付属している。こちらもオススメですが、ネットワークの知識がいるので、どちらかと言えば上級者向けです。
こんな雑誌がきっかけになって、組み込みエンジニアが増えると嬉しいのだが・・・・・