2010-12-06
現在は、Windows 7 のホームネットワーク共有プリンタにより、無線LAN接続のPCから印刷可能となっています。しかし、PC の電源を入れておかないと印刷できないので、何かと不便でした。
アイ・オー・データ Air Port WN-G300DR \5,375 ★★★★
アイ・オー・データの net.USB を使えば、USB接続のプリンタをPCを介さずにLAN接続して共有する事が可能となる。スキャナも使えるのでかなり便利。
net.USB は専用モデル ETG-DS/US \5,175 もありますが、電源ONのまま使うのに抵抗があった。そこで、net.USBを搭載した無線ルータ WN-G300DR を買いました。コレ、AP として使用する場合に、ちょっと難があり設定に悩みましたが・・・
これまでは、バッファロー のVPN ルータ(BHR-4RV) に WZR-AGL300NH をAPモードで接続していました。
WZR-AGL300NH は 802.11abgn 2x3 ですが WN-G300DR は 802.11bgn 2x2 なのでメインで使うには役不足ですが、どちらもAPモードで同じ SSID で動作させると ローミング させる事ができるハズだ。
変わったデザインの筐体で、内蔵アンテナを使っているのでアンテナが見えない。ACアダプタは、UNIFIVE製 12Vの高級品を採用していますが、ウォールマウント型なので隣接コンセントが使えなくなる。1m のLANケーブルが付属する。
設定ToolのCD-ROM、マニュアル等が付属する。マニュアルは色々な場合を想定しているが、AP に設定して使う場合の注意点など説明を見つける事ができず、苦労する事になった・・・
コネクタがすべて底面にあり、ケーブルを隠すカバーが付属している。
WAN x1 と LAN x3 があるが、10/100BasetTとなる。GbEに対応した WN-G300DGR が出たので安くなっているのかも知れない。USB 2.0 x1 はUSB HUBを接続して、4デバイスまで拡張できるそうだ(バージョンアップが必要)。
3段のDIPスイッチがあり、ルータとAPを自動判別する「自動」と、手動で「AP」「ルータ」 を固定に切り替える事ができる。自動に設定するとルータ機能はOFFにならなかった。
正面からケーブルが見えないのは良いが、倒れそうだ。「ECO機能搭載で省エネを実現」と書いてあったが、夜間、LEDをOFFにするだけなので、これで省エネかと疑問に思いましたが・・・。
最初は、DIPスイッチをAPに切り替えてCD-ROM で設定ツールを起動したが、WN-G300DR の設定画面は開かなかった。マニュアルには、「自動」設定でツールを使うように説明があったので、自動にするとWebブラウザで設定ページが開く事ができた。
ファームウェアが Ver1.00 となっていたので、最新版をダウンロードして更新しておきます。
Ver1.02 が入手可能でしたのでダウンロードし、ファイルを解凍して「更新」しておきます。無線のSSID、セキュリティ設定等も済ませておきます。
net.USB も最新版 をダウンロードしました。
ファイルを解凍して、net.USBをインストールします。ファイヤーウォールの例外設定も自動でやってくれるようです。
net.USB を起動し、USB機器の電源を入れると一覧に表示されるので、接続を押すと「あなたが使用中です」と表示が変わり、ドライバのロードが始まる。
印刷を開始した時に自動接続する設定があるので、設定しておくと便利です。
DIPスイッチを「自動」にするとルータ機能が動作し、NAT機能により IP アドレスが変換されてしまいます。NATを越える通信は何かと制限されるので、「AP」に切り替える必要があります。しかし、「AP」 に切り替えると net.USB に表示されなくなった。
WN-G300DRのFAQページを読むと、AP モードでは IPアドレスが 192.168.0.201 になると説明がありました。APモードでは、ルータのDHCPが動作するので、筆者宅ではPCのIPアドレスが 192.168.12.xx になる為に通信できなくなる。PCのIPアドレスを 192.168.0.123 に変更して、http://192.168.0.201 を開くと設定ページが開きました。
[解説] IPアドレスは、上位のネットワークアドレス"192.168.0"の部分が異なると通信できない仕様となっています。これが初心者には難しいのですが、詳しくは Wikipedia IPアドレス で勉強してください。
APモードの時、IPアドレスをDHCPから取得する設定にするのが普通だと思うのなが、なぜIPアドレスを 192.168.0.201にしたのか理解できない。設定後、PCのIPも自動設定に戻しておかないと動作しないので忘れずに。
IPアドレスはDHCPによる自動設定でも使えますが固定にした方が確実なので、ルータ(BHR-4RV) のDHCP 設定で、IPを手動設定 192.168.12.2 に変更しておきました。これで無事設定完了です。
しかし、ここで新たな問題が発生しました。
TOSHIBA VARDIA RD-X8 の DLNA が通信できなくなってしまいました。試行錯誤している間にルータの設定を変更したのが影響しているようで 「ネットdeレック/サーバー設定」を「使う(フィルタ制限無し)」に設定できません。「IPアドレス、DNSを確認してください」と表示されますが、PCからRD-X8のWebを開く事ができるので、DHCP、IP の設定は間違い無い。
ネットを検索すると トントンの歩み に「高速起動設定」をOFFに設定して再起動すると解決したとの記事が見つかり、解決しました。
net.USB に相当する機能 (開発元ではデバイズサーバと呼ぶそうです)は、他にも Logitec 製のホームルータ LAN-WH300N/DR \5,890 にも搭載されている。こちらは立派なアンテナが付属しているので、電波の飛びが良いのかも知れません。多機能なルータが安く買えるようになりましたね。
実は、写真の WN-G300DR は、ソフマップの店舗で買いました。箱には \7,800 の値札が付いていますが「他店対抗価格 \5,980 ポイント10%」と、まるでヨドバシカメラのような POPで衝動買いしてしまいました。でも、実は Amazon の方が安かったような・・・
関連記事 Buffalo WZR-HP-G302H でUSBプリンタを共有 を読む>>
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