2008-02-03
高輝度LEDを使って、T10ウェッジLEDランプを自作してみました。
T10ウェッジのプラグ部分は、LEDウェッジ球(T10)作成という記事を参考に、ガラスエポキシの両面基板にPカッターでパターンをカットして作りました。
この基板の詳細を解説していますので、参考にしていただけると思います。
赤色LED x2 は、リアサイドマーカのポジションに使用します。
白色LED x3はハリアーのポジションランプにしようと思いましたが、こちらは反射板に当てないと明るくならない事が解りました。また、ライトの中で外れると取り出すのが大変ですので ボツ となりましたが・・・。
それでは、作り方をご覧ください。
1.リアサイドマーカのT10ウェッジを赤色LEDに
使用したLEDは、去年、秋葉原の秋月電子通商に行った時に、バイクのブレーキランプをLEDにしようと思い買っておいたもの。透明、赤色の高輝度砲弾型LEDで、IV 18000mcd、1.8~2.4V です。10本で特価\200 と安かった。赤色は安価なLEDでも効率がいい。
両面ガラスエポキシ基板を幅9mmにPカッターでカット(両面に溝をつけて割る)して、パターンはPカッターで表面に溝を切り作りました。
Pカッターや基板のドリルを使うのは、20年ぶりぐらいかな・・・・
LED 2本に 180Ωの電流制限を入れると、13.8V で LED には 2.3V 35mAぐらい流れていました。定格以下でちょうど良いのですが、ブレーキランプと差が無くなるほど明るいので、510Ωに変更して、少し控えめにした。
電流制限抵抗の計算は、こちらが便利。計算値を元に仮組をして、LED両端の電圧と電流をテスターで実測して決めるのが良いと思います。また、抵抗が触れないほど熱くならないかどうかも確認しておく事。
LED光が集中するので、光を拡散させるためにレンズをサンドペーパーで磨きました。左右に曲げるとLEDがあまり目立たなくなります。LEDに変更すると、気になっていた赤色の違いもほぼ同じになり良好です。
さあ、これで準備完了、後は取り付けるのみですが、明日は雨かな・・・
2.ポジションランプのT10ウェッジを白色LEDに
高輝度LEDでウェッジ球を作るのは簡単で、だんだん面白くなってきました。ついでに、白色LEDでハリアーのポジションランプを白色LEDにする実験をやってみた。
使用したLEDは、透明、白色の高輝度の砲弾型LEDで、IV 7000mcd、3.2~3.4V です。これも、秋月通商 で 5本\100 と安かったので、あてもなく買っておいたもの。
LED 2本に 180Ωの電流制限を入れると 13.8V でLEDの両端は 3.21V でかなり明るい。
しかし、光が拡散しないのでT10ウェッジ電球と比較すると暗い。のぞき込むと眩しいくらい明るいのですが、もっと明るくしないとダメですね。
上記の2 LED基板を改造して、3 LED仕様でもう一度Tryしました。
LED 3本に 100Ωの電流制限を入れると 13.8V で LEDの両端は 3.34V となりました。15Vにすると 3.45V となり定格を少し超える設計で、このLEDの限界です。
LED表面をサンドペーパーで磨いて拡散させました。これでも、まだ少し暗いですね。やはり、PowerFLUX で反射板に光を当てないとダメかな。
気になったのは、ウェッジソケットに基板を差し込んだだけでは振動に弱そうで、固定方法を考えないと走行中に外れてしまいそうです。写真のようなKitを通販で買う必要がありそうです。
今回は実験のみで、元の電球に戻しておきました。