2010-06-26
ハリアーは、最後のローテーションから 8,000km ほど走ったので前後の残溝に差が出てきました。確か、車検前の定期点検(スマイルパスポート)でローテーションしてもらったが、パスポートを継続しなかった。
自分でタイヤをローテーションする場合は、ジャッキアップした後、スペアタイヤを入れて順にローテーションする事になるので、ちょっと面倒ですが・・・
まず、ローテーションが必要かどうか、タイヤの溝を測定して確認します。
タイヤケージを持っていないので、ノギスを使って測ってみた(精密すぎるけど)。
前輪が 5.10-5.20mm で、後輪が 5.80-6.00mm となっていました。FF は前輪が先に消耗するので、そろそろ ローテーション しておくとタイヤを長く使えるハズ。
30系(FF)ハリアーの純正タイヤは、前後同サイズ同オフセットで、タイヤは回転方向に指定が無いので、前輪を後輪に移動して、後輪を対称の前輪に移動するのが定番になるようです(詳しくは、トーヨータイヤ タイヤのタイヤのローテーションって?)。
タイヤを対称に移動すると回転方向が逆転する事になりますが、これは、ブレーキングの際に溝の角が減っているような場合、反対側の角を使う事ができるので、タイヤを長持ちさせるメリットがあるらしい(タイヤの写真で減り方を確認できる)。
まずは、トランクルームから道具を取り出します。
まず、スペアタイヤを降ろす必要がある。カバーを外して5角形のネジにアダプタを装着してくるくる回すと、スペアタイヤがワイヤで降りてくる (初めて操作した)。
ワイヤで吊り下げてあるんですね。でも汚いな・・・
ジャッキを入れる場所は切り欠きの目印があります(ジャッキに錆が・・)
ジャッキアップする前に付属のレンチでタイヤのネジを緩めておきます。ネジが硬くて回らない場合は、足で蹴るのもOK (ただし、締める時は絶対ダメ)。
ジャッキアップをしてからネジを外してタイヤを外します。次に、先程のスペアタイヤを入れます。①左後輪を外したので、次は ②右前輪 (左後輪→右前輪) を交換します。
雨が酷くなってきましたが・・・
ブレーキシューの残量も確認しておきます。前輪は、かなり立派なブレーキが付いてますね。
右前輪は、確かに角が少し減っています。コーナを攻めると前輪の角(横)が消耗するらしい。
左後輪と比較すると、まだ角がありますね。
タイヤのネジを締める時は、まず軽く締まるまで締めてからジャッキを降ろして本締めします (緩める時と逆ですね)。
ネジを締める順番は、対角線の順に締める事になっています。トルクレンチが無いので、グッと閉めればOKです (心配なら、少し走行してから緩んでないか確認すると確実でしょう)。
タイヤを固定しているネジは、正しく締めると緩まない構造になっているので、バカ締めしない事。締めすぎるとボルトが折れる場合があるらしいので、締める時には絶対に足で踏んではダメです。
③右後輪 (右前輪→右後輪)、④左前輪 (右後輪→左前輪)、⑤左後輪 (左前輪→左後輪) の順に交換すると、5回のジャッキアップで作業できます。最後にスペアタイヤと工具を元に戻して完了です。
オートバックスにタイヤローテーション依頼すると 15分 で \2,100(税込) ほどらしい。自分でやるとタダですが 90分 ほどかかりました(笑;。
タイヤの減り方をじっくり見ると、前後でこんなに減り方が違うのを発見できました。オススメはしませんが、タイヤ交換の練習をしておけばいざという時に安心かも。
ウィンタータイヤ(スタッドレス)を持っている方は、交換の時にローテーションすると良いのですが・・・。過去記事 Mercedes-Benz タイヤ交換 も合わせてどうぞ。
次は、オイル交換をしなくっちゃ・・・