2010-06-13
Windows 7 Home Premium x64 に Windows VirtualBox をインストールしました。VM 環境があれば新しいOSをインストールしても、ホストOSに影響を与えずに削除できる。
今回は、話題の Ubuntu 10.04 LTS を VirtualBox にインストールしてみました。
標準では画面が 800x600 になってしまうので、フルHD表示するには VirutalBox Guest Additions をインストールしないといけないらしい (関連記事 [Windows 7] Sun VirtualBox で WindowsXP はこちら )。
ubuntu (うぶんとぅ)は、Linuxディストリビューションのひとつで Debian GNU/Linuxをベースに開発されいます。2004年のリリース以来人気No.1なんだそうで、使いやすさを重視して作成されている。誰でも無料で使えるのはもちろん日本語化も問題ない。
雑誌も色々出ているので、じっくり勉強したいという方はどうぞ。付属のCDですぐに試す事ができる(必ず 10.04 を確認する事)。
2010年4月29日にリリースされた Ubuntu 10.04 LTS(Long Term Support)は、2年毎にリリースされる安定版で 18ヶ月サポートされる。10.04 は、2010年04月版という意味。インストールするだけで、必要なソフトウェアはほとんど揃っているのが特徴。
お金をかけたく無い方は Ubntu Japanese Team に解説されているので、とにかく使ってみるのが早い。Wikipedia Ubuntu も参考になる。Ubuntuを使う100の理由 という blog も面白いかも。Ascii.jp 行っとけ! Ubuntu道場! にはマンガで解説されているが、筆者にはウザイ感じがしました・・・
1.ダウンロードする
Ubntu Japanese Team からisoイメージをダウンロードできます。
[日本語 Remix VertualBox用仮想マシンのダウンロード] から仮想ハードディスクイメージをダウンロードできそうですが、ここにあるのは Ubuntu 8.04 LTS になっている。
www.ubuntu.com からダウンロードするのが確実。筆者のホストOSは、Windows 7 x64 で AMD PhenomII を使っていますので、ここは 64bit を選択しました。
ダウンロードした ubuntu-10.04-desktop-amd64.iso は、ImgBurn 等でインストールCDを作成してCD-ROMからBootしてインストールするのが一般的ですが、VirtualBox にインストールする場合は iso ファイルを直接マウントしてインストールする事ができる。
2.VirtualBox 仮想マシンの作成
[新規]をクリックして新規仮想マシン作成ウィザードを起動します。
仮想マシン名とOSタイプを入力。
メモリは、とりあえず 1024MB 割り当てました。
仮想ハードディスクを作成します。
可変サイズで40GBに設定しました。
VirtualBox の[ファイル] - [仮想メディアマネージャ] を起動して [CD/DVDイメージ] を開きます。[追加] で先程ダウンロードした ubuntu-10.04-desktop-amd64.iso を指定します(Windows 7 に Vittual CloneDrive を入れて、仮想ドライブを指定してインストールする事も可能です)。
VirtualBox で ununtu を選択して[起動] すると ubuntu のインストールが始まります。
ここで先程指定した iso イメージを指定。
無事に認識されました。[完了] で iso ファイルをCD-ROMとしてインストーラが起動します。
言語を [日本語] に設定して [Ubuntu 10.04 LTS をインストールする] をクリック。
ログイン情報を設定します。
15~20分程度でインストールを完了します。
再起動します。
無事に起動しました。パスワードを入力してログインします。
いきなりアップデートが始まりました。
3.VirutalBox Guest Additions をインストール
初期状態では、ディスプレイドライバが認識していないようで、800x600 以上を指定できませんでした。検索すると、いくつか解決策がみつかりましたがどれもうまくゆかない。最終的には、こちらの解説で解決する事ができました。
うえちょこ@ぼろぐ [VirtualBox]Fedora 7(Guest)にGuest Additionsをインストールする
VirutalBox Guest AdditionsはゲストOSにVirtualBoxの便利なコマンドやツールをインストールするためのパッケージで、(なんと) これをインストールしないと高解像度の画面が表示できないる (らしい)。しかも Guest Additions は、VirtualBoxのインストールしたフォルダの中に iso 形式で含まれているというから驚きだ(意地悪だな)。しかし、これをインストールするのはちょっと面倒でして・・・。
実行中の Ununtu の[デバイス] - [CD/DVDデバイス] から [CD/DVDイメージ追加] を選択します。
Windows 7 では、c:\Program Files\Oracle\VirtualBox\VBoxGuestAdditions.iso を指定します。
[アプリケーション] - [アクセサリ] - [端末] を起動します。
sudo は、管理者ユーザでコマンドを実行する呪文。まず、CD-ROM をマウントします(最初のアクセスで管理者権限のパスワードを要求されます)。
$ sudo mkdir /mnt/cdrom
$ sudo mount -r /dev/cdrom /mnt/cdrom
マウントした CD-ROM が読めるか確認しておきます。
$ ls -la /mnt/cdrom
ファイルが表示されればOKです。
$ sudo sh /mnt/cdrom/VBoxLinuxAdditions-amd64.run install
でインストールがはじまります。graphics libraries と desktop services componets がインストールされれば成功。インストール後、再起動で有効になります。
モニタの設定を確認すると 1360x768 が表示可能となりました。フルスクリーンモードに切り替えると 1920x1080 表示も可能となり、快適になりました (800x600 では使い物にならんです)。
フルスクリーンモードを終了するには、ホームキー+F で戻る事ができ、画面解像度は自動的に表示可能なサイズに変更されました(よくできている)。
4.まとめ
これは、かなり使えそうです。こんなOSがタダで使えるなんて凄い。セカントPCとして UMPC を買うのなら Ubuntu で問題ないかも知れません。
どうしても VirtualBox は使いたくないという方は、インストールしないで CD-ROM から起動する事も可能。また、Windows と Dual Boot に設定する事もできるそうです。
是非、お試しください。
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