2010-05-22
これまで、KENWOOD+SOTEC 訳ありアンプ+スピーカ(OP-VH7PC) を使っていたがアンプが故障してしまったので、適当なアンプは無いかと日本橋を探索。ソフマップで偶然見つけた KAMA BAY AMP SDAR-2000 を買いました(過去記事 パソコンを組み立てる2010 (4) の続き)。
サイズ KAMA BAY AMP SDAR-2000 \6,980 ★★★★
「鎌ベイアンプ SDA-1000」の後継モデルで、2010/4/22 に発売されたばかりらしい。新たにアナログメーターを搭載しているのが魅力。YAMAHA のデジタルアンプ「YDA138」は旧モデルから変更なし。2007年頃、マニアの間でコンデンサを交換するなど改造が流行したようですが・・・
\6,980 も出すと、アンプ内蔵のスピーカを買う事ができるので微妙な価格ですが、5インチBAYに内蔵できる事とアナログメータが魅力で衝動買い。
ACアダプタ 12V3A(100-240V) が付属しているので、BAYに内蔵しないで小型のアンプとして使う事も可能となっている。
肉厚のアルミパネルを採用し、裏面にも金メッキパーツを使うなど高級感を出す努力をしている。
側面はネジを隠すパネルと、裏面にはインシュレーター風の足が付いている。
5インチベイに内蔵するので、これらの部品は取り外しておく。取り付け前に内部の基板を見ておこうと思ったが、ネジの上にシールが貼ってあって、コレを剥がすと保証がきかなくなると書いてあったので、動作を確認するまで開ける事ができない。ベイに取り付けると開けるのが面倒となる。検索しても基板の写真が公開されていないのはこの為か (旧モデルの分解記事はこちら オーディオ解体新書 KAMA BAY AMP)。
5インチベイに内蔵するとスピーカの配線が面倒なので、付属のパネルにスピーカ端子を取り付ける穴を空けてみた (これより大きな端子をつけるのは無理かも)。
真ん中の穴が大きいので、こうなってしまった。
ついでにUSBを4ポート追加できるアダプタを買ってきました。
SATA 端子を外部に出すeSATA コネクタも買っておいた。
電源は、付属ケーブルでドライブ用コネクタに接続。RCA-mini 3Pケーブルで背面のスピーカ出力端子に接続しました。スピーカケーブルは、PCの裏面まで延長して端子裏に半田づけしておきます。
eSATA ケーブルを接続。拡張USB を4ポート追加。USBアンプ前面のUSB 端子も使えるように付属ケーブルで接続しておきます。
外からみると、こんな感じです。
スピーカは、30Wの2ウェイバスレフ KENWOOD LS-VH7 を使用しました。これ激安でしたが結構いい音が出ます。
スピーカケーブルはPCから取り外しが簡単なように、バナナプラグをハンダ付けしておきました。
なかなかカッコいい。
このアナログメータは音量のボリュームメーターではなく、アンプ自体の出力パーセンテージを示すメーターになるそうです。BASS を最大にして音量を最大にしないと動いてくれない。通常は全く動かないと思ってください(メーカ FAQ)。
前面パネルには、電源SW、MUTE、4系統の入力切り替え、音量、BASS、TRABLE、ヘッドホン出力、LINE入力、USB がある。
デジタルアンプは YAMAHA のYDA138(PDFのデータシートはこちら) を採用している。デジタルアンプとは、音声変調したPWM波やPDM波の形で増幅するアンプで、増幅方式はD級増幅というそうだ。最終段はトランジスタの単純なON/OFFで動作するので、効率が良いのが特徴 (YDA138 は88%の動作効率) なんだそうです。デジタルアンプの動作については、林 正儀のオーディオ講座 にわかりやすく解説されていました。
肝心の音質ですが、ライン出力のレベルと適性に調整すると満足のいく音が出るようになった。最大ボリュームの 80% ぐらいまで音量を上げても実用に耐える。
PC に内蔵するとノイズが気になることがあると取説に書いてあったが、アンプの音量を下げていると、CPUがメモリをアクセスする時のノイズがスピーカから聞こえる。ライン入力を切り替えてもノイズが変わらないので、電源ラインから混入しているのでは無いかな。電源ラインにノイズフィルタを入れるか、PCと電源と分離しないとダメかも知れない。
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