2010-01-24
Picasa Web Albums には、かなり前から顔認証機能が搭載されています。Windows 版 のPicasa にも顔認証とネームタグを貼り付ける機能が搭載されるのを待っている方も多いのではないかな。
通常版は Picasa 3.1 Build 71.48 日本語版 (2010/01/09) のままであるが、英語版なら最新の Picasa 3.6 Build 95.25 英語版 (2009/12/15) をダウンロードできる。日本語版を待ちきれずに Picasa 3.6 英語版を試してみた。
2010.3.7 更新:
Picasa 3.6 正式版がリリースされていました。
最初に Picasa Web Alibums の顔認証機能を紹介します。
1. Picasa Web Albums
[写真の処理を開始] をクリックすると、すでにアップロードしてあるアルバムから、自動的に顔を認識して分類し、それに名前を付ける事ができます。
数分かかるそうです。
顔の認識が終わると、顔の部分を分類して表示してくれます。誤検知があればチェックを外して、名前を入力します。
一度入力すると記憶され、候補が表示されるので選択するだけで設定できる。名前をつけないものは無視を選択する。
名前の設定が終わると [人物] というタグが追加され、名前をつけた人物の一覧が表示される。数字は写真の枚数。
ここから間違った名前タグを修正する事もできる。
人物を選択すると、その人物が写っている写真のみ一覧にする事ができる。
写真を表示して、マウスを人物に合わせると名前が表示されるようになる。写真を友人に見せる時には便利そうだ。
アルバムの招待状を Gmail で送る事もできる。知らないウチにこんな高機能になっていたんですね。
2. Picasa 3.6 Build 95.25 英語版 (2009/12/15)
こちらから英語版をダウンロードしてインストールします。
左上に People という分類が追加されている。また、右下に People(名前タグ) / Place(場所タグ) のボタンが追加されている。[Lean more]を選ぶと説明のwebページが開く。[Close] を押すと、Unnamed people の写真が表示される。
Scanning for Faces...
は、すべての写真から顔を探し出し切り抜いて分類するので、私の場合5時間ほどかかった。
最初は、すべて Unnamed に表示される。顔ではないもの、人物を登録しない写真は、[X] を押して消去します。写真の下に名前を入れると名前が登録される。
新しい名前は、この画面を表示して新規登録する。
登録した名前は、左の People に追加され、同じ顔と認識されるとここに候補として分類表示される。
自動的に分類された写真の下には、[レ] と [X] のマークが表示される。正しいものは [レ]を押すと確定する。写真が多いと、これが結構面倒だ。
自動分類されない画像は、まず Unnamed に表示されるが、しばらく待っていると自動分類されるものもある。
分類されない画像は、手動てマウスでドラッグ、ドロップして分類する事ができる。CTRL を押しながら複数の写真を選択したり、SHIFT を押しながら写真を複数指定してドラッグ、ドロップすると早い。
分類が終わると、写真の顔にマウスを移動すると名前が表示されるようになる。右下の [People] をクリックすると、右端に写真に登録されている名前が表示されるようになる。
顔を認識されなかったものは、この画面から顔を登録する事もできる。
まとめ:
写真に名前が付いていても、その人物を知っている人にはメリットは少ない。しかし、子供の写真に名前をつけてみると、面白いと思った。幼い息子の写真は親でも良くみないと間違えるものがあるからだ。
親戚の子供も、こうやって名前をつけておけば、写真を分類してあげる事もできる。
写真の枚数やPCのスペックにもよるが、5時間以上かかったのは驚きました。試していないが、途中で止めても次回継続して分類してくれるのかな・・・
フリーでここまで出来るのはすばらしいが、Picasa Web Albums とは少し操作性が違います。どちらかと言えば、Web Albums の方が操作性は良いいような気がしました。
それにしても、どうして 日本語 Picasa は 3.1 で止まっているのだろうか・・・・