2009-12-20
EOS で初めてスピードライトトランスミッターが内蔵されたそうで、スピードライト(SPEEDLITE) 550EX で試してみました。
これまでは、スピードライトトランスミッター ST-E2 や 対応のストロボを2個持っていないと、多灯ライティングができなかったが、EOS 7 では、簡単に高度なライティングを試す事ができます。
これまではクリップオンのE-TTL(全自動)で使っていたので、改めて、機能の豊富さに驚きました。
550EX を付属のスタンドに取り付け、スライドスイッチで SLAVE に切り替えます。他に CH 1~4 とグループの設定 A~C があります。ここでは、CH1、グループA に設定してあります。
EOS 7D のストロボ制御設定で、ワイヤレス機能を使うに設定します。
ワイヤレス機能は、OFF、内蔵:外部(比率を設定可能)、外部のみ、内蔵+外部(1:1で発光)から選択できます。
内蔵と外部の比率を設定可能ですが、1:1 から始めるといいでしょう。
SPEEDLITE 550EX の全面に受光部があるそうで、カメラの方向に正面を向ける必要があります。EOS 7D の内蔵ストロボがマスターになります。ワイヤレスと言っても、ストロボの発光で発光指示をしているようで、80°の範囲で約7m ぐらい届くらしい。
EOS 7D のピクチャースタイルボタンで外部ストロボが連動しているか試す事ができるので、設置した後、試すといいでしょう。
それでは、多灯ライティングの違いをご覧ください。
ストロボ発光なし。ISO3200 1/15 f/2.8
内蔵ストロボ(これは論外か)。ISO400 1/60 f/2.8
クリップオンストロボ(バウンス)。ISO1600 1/60 f/2.8
右後方にストロボをバウンス設置、外部のみ発光。
ISO400 1/60 f/3.5
左横にストロボをバウンス設置、外部のみ発光。
ISO400 1/60 f/3.5
右後方にストロボをバウンス設置、外部+内部(1:1)
ISO400 1/60 f/2.8
光の加減が微妙に違っているのがお判りいただけるでしょうか。被写体との距離が1m程度しか無いので、外部のみ発光させる設定てもカメラの内蔵ストロボが届いているのかも知れません。
ストロボの位置と発光比率を変更する事で、理想のライティングも可能ではないかな。ST-E2 の説明によると、スピードライトトランスミッターに対応しているのは スピードライト580EX、580EXII、550EX、430EX、430EXII、420EX となっていました。スピードライト 550EX は旧モデルですが対応していて良かった。
何より、ストロボをカメラと別に設置した時点で、プロカメラマンみたいで注目を浴びる事間違いなしですよ。是非、お試しください。
2009.12.21追記:
たいへん参考になる記事を見つけましたので Link を貼っておきます。
Canon Flash Work
ワイヤレスストロボで光と遊ぶ (マイコミジャーナル)
ニコン D80, D200 がカメラの内蔵ストロボがコマンダーとして使える機能を持っているそうで、これの真似だったのね。