2012-01-15
Crucial 2.5" m4 SSD のファームウェア 0001,0002,0009 において、SMARTのドライブの電源ON時間が、トータル 5,184時間以上になると無反応になるという不具合の修正ファーム 0309 がリリースされた。リリースノートでは、STRONGLY RECOMMENDED となっている。
Transcend スライド式USBメモリJetFlash530 8GB \599 ★★★★
前回、Crucial M4 CT064M4SSD2 Ver009 の書き換えは、CD-RW を使ったが、今回は USBメモリに ISO ファイルを展開して書き換えしました(過去記事 Crucial M4 SSD 64GB が 500MB/s超えで爆速に)。
CrystalDiskInfo では、ファームウェア 0009 で使用時間 446時間となっていました。5,184時間で問題が出るには、数年かかるだろうけどな・・・
24時間動作している場合は、216日で動作しなくなるので修正しておいた方が良いだろう。そういえば、2009年にSeagate製のHDDで大規模なリコール騒ぎになったが、SSDの場合は修正ができるのが幸いだね・・・。
Crucial の Firmware Updates からリリースノートを確認。guide(PDF)をよく読んで手順や注意事項を確認しておきます。アップデート前には、念のためバックアップを取るように説明がありました。
firmware (Crucialm4_0309.zip)をダウンロードしてzipを展開すると crucial-0309.iso ができます。DAEMON TOOLS 等の仮想ドライブに crucial-0309.iso をマウントするとファイルを確認する事もできる。
これを CD-R に書きこむ必要があるのですが、今回はUSBメモリでアップデートできるか試してみました。CD-Rでアップデートする場合は、過去記事 を参考にしてください。
iso ファイルから USBで起動ディスクを作成するには、UNetbootin を使用します。最新は、unetbootin-windows-563.exe となっていました(563 はバージョン)。
Linux のUSB起動ドライブを作成する為のツールらしいのですが、iso ファイルからUSB起動ドライブを作成する事もできます(Free wareなので無償で使える)。
安いと思ったら、海外の並行輸入パッケージでした。別に 8GB もの容量は必要ありませんが、あんまり安かったので・・・。
FAT32 でクイックフォーマットします。Jドライブとして認識されました。
unetbootin-windows-563.exe は、インストールする必要がありませんので、実行するのみ(Windows 7 x64 で動作を確認)。Linuxのディストリビューションは選択不要です。
ディスクイメージでダウンロードしたisoファイルを指定して、USBドライブを選択して[OK]すると、USB起動ディスクの作成を開始します。
USBメモリは、指定したisoファイル以外に幾つかファイルが追加されています。これで準備ができましたので、USBでファームウェアアップデートします。
今回、説明は省略しますが、EaseUS Todo Backup Free 3.0 の Disk and partition backup でSSDドライブのバックアップを取ってから作業する事をオススメします(過去記事を参照)。
起動時に[DEL]を押して、BIOS を起動。SATA Configuration で AHCI を IDE に変更しておきます。
起動ドライブをUSBに変更したいのですが、選択肢に出てこないので悩みましたが、Hard Disk Drives の1st Drive を USB:JetFlash に変更しなければならないらしい。
無事に 1st Boot Device を USBに設定できたので、設定を Save & Exit で再起動。
UNetbootin が起動した。default(小文字の方) でcrucialアップデートが起動した。
M4-CT064M4SSD2 0009 が認識されたので、"yes"を入力すれば1分程度で書き換え完了です。起動ディスクとAHCIを元に戻して Windows 7 が起動すれば作業完了です。ドライブのデータはバックアップを取ってありましたが、影響ありませんでした。
最後に、CrystalDiskMark で速度ダウンが無いか確認しておきます。
以前の Seq Readは、518.7MBを記録していたが、若干ダウンしてしまった。以前は、空きドライブの状態でテストしていたので、0009 から 0309 で速度がダウンしたのか、劣化があったのか確認できない(しまった・・・)。まあ、大きな違いでは無いので問題なしとした。
続き Crucial m4 SSD のファームウェア書き換えが簡単に を読む>>
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