2011-11-28
ICウィンカーリレー の部品を買ってきました。小型のケースに入れるため、コンデンサや抵抗も小型の部品を選んでいます。また、3V-16Vで動作する電子ブザーが安かったのでモニタとして追加しました。
日本橋のデジットに実験用のブレッドボードが売っていたので、最終の部品でもう一度実験した結果、回路図、部品定数の変更があります。過去記事 LED対応、ICウィンカーリレーを自作する(1) の続き。
ウィンカーリレーを自作する前にTDR125の現物を確認しておく事にした。タンクの下からリレーの音がしているので、フロントのカウルを取り外してガソリンタンクを外すと、ようやくリレーを発見しました。
12.5V 85c/m 23Wx2+3.4(4)W 又は 21Wx2+3.4(4)W と書いてありました。NIPPONDENSO製(Made in JAPAN)です。
買ってきたケースは少し大きかったようですが問題無いでしょう。
ハンダ付けを始めようと思ったのですが、一部回路変更があったのでブレッドボードで動作を確認しておく事にした。
日本橋に部品を買いに行くと、デジットで ブレッドボード(\300)とジャンパー線(\240)が売っていたので、これに配線して実験する事にした。部品交換が簡単なので、抵抗やコンデンサを変更して実験・調整するのは都合が良い。
こちらが調整済みの回路図(たぶん最終版)です。
2011.12.18追記
回路図が修正されました。参考に自作される方は、最終話 LED対応、ICウィンカーリレーを自作する(4) までご覧ください。
前回の回路図は、78L05 の端子番号が誤っていました。回路図は7805 のピン版で書いたのですが、78L05 はIN/OUTが逆だったのですね。ピン版無しの回路図に変更してあります。多くの方が入力にダイオードを追加しているようなので、5V電源ラインにダイオードを追加しました。
Q3 を 2SA1015GR に変更しましたがあまり意味はありません。データシートでは VEBO が -5V ですが、バッテリが13.8V の時、Eは5V、Bは13.8V なので -8.8V となるので気持ちが悪い。そこで、ツェナーダイオードをBに追加して9Vに制限して、-4V となり定格内になります。
実は、5V のツェナーダイオードを買ってきたのですが、実際には4.8VとなりEより低いので常時ONになってしまいました。6~10Vであれば問題ありません。
ブザー PB04-SE12SHPR(\100)は、DC3V-16V 10mA で動作します。LMC555のOUTで直接ON/OFFできました。
C3 4.7uF の時は、ウィンカーをOFFにした後もすぐにブザーが止まらなかったので、C3 を2.2uF に変更しました。これでOFFとほぼ同時にブザーが止まります。
2SJ334 は、VDSS=60V ID=-30A なので、電球でハザード点滅(23Wx4=12V 8A)でもON/OFFできます。また、RDS=29mΩ なので電圧降下が少なく発熱も少ない。実験中に誤ってDをGNDにショートさせてしまい火花が出ました。電源は32Aでしたので壊れたと思ったら大丈夫でした。
ウィンカーは、21W電球でも 先日テールランプ用に買ったS25D型LED電球(1.64W / 0.43W)でも点滅しました。
ウィンカーをONにした瞬間にONするのですが、初回だけ時定数が長くなっているような気がしていたのですが、ブザーを付けると上図のような感じでした。
一瞬OFFになる部分に対策をしたいのですが、オシロスコープが無いと原因が特定できない。まあいいか・・・。
待機時の消費電流は、13.8V 2.76mA でした。問題無いでしょう。回路がFIXしましたので、基板に配線してバイクに組み込みます。
続き LED対応、ICウィンカーリレーを自作する(3) を読む>>
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