2011-08-07
WindowsXPの頃、子供の小さい頃を撮影した8mmビデオをDVDに変換する為にアイ・オー・データ機器のビデオキャプチャ GV-MDVD2(2007年販売終了)を買いましたが、付属ソフトの操作性がいまいちで、DVDを3枚ぐらい作って挫折してしまった。
CyberLink PowerDirector 9 Ultra64 \5,946 ★★★
EasyCAP DC60 \1,299 ★★
アイ・オー・データ機器に限らず、ほとんどのビデオキャプチャ本体に付属の動画編集ソフトウェアは、機能制限がかかっていたり、1世代古いソフトウェアがバンドルされているようだ。操作性や安定性の面で最新のソフトウェアを買う価値はある(と思うよ)。
PowerDirector9 Ultra64 は、Windows 7 x64 のネイティブで動作するという。現在は、CPUの性能も高くなったし、メモリもHDDも十分搭載しているので、コイツでもう一度挑戦する事にした。
ビデオキャプチャには、噂の EasyCAP DC60 を試してみる事にしたが・・・
1.CyberLink PowerDirector 9
撮り溜めした 8mmビデオは、50本ぐらいあるので、ビデオ編集の操作性が悪いと、チャプタ分割したり、メニュー作成などやっていられない。先日買った Blu-ray ドライブ Buffalo BR3D-PI12FBS-BK には、1世代前の PowerDirector 8 が付属していた。こいつはある程度使えるのですが、最新の PowerDirector9 Ultra64 がAmazonで安くなったタイミングで買いました。
Blu-lay ドライブに付属の CyberLink Media Suite を入れているので、これがランチャとなって PowerDirector 9 が起動するようになります (PowerDirector 8 は、自動で UnInstall させられた)。
PowerDirector 8 をUnInstall した後、PowerDirecto 9 をインストールします。PowerDirecto 9 は、Key を入力してアクティベーションをする必要があり、ユーザ登録をすると、最新のパッチをダウンロードできるようになりました。
2. EasyCAP DC60 は偽物か?
EasyCAPは、PCのUSB端子に接続して、Sビデオ映像や音声を取り込めるようにするビデオキャプチャで、激安のCopy商品が多数販売されているそうです。(未確認ですが)噂によると、コピーガードを無視してキャプチャできるとか。
パッケージには、Windows 7対応と書いてありますが x64 とは書いていません。安いのでダメモトで購入しました。結論から言うと、付属のソフトは 32bit のみ対応で Windows7 のWOW64 でも動作しませんが、ドライバは Windows 7 x64 対応で正常に動作しました。
EasyCAP で検索をするといろいろな記事が見つかります(Jashi's ROOM EasyCAP DC60のまとめ)。さまざまなCopy商品があり、音質の悪い製品もあるという。
CDには、Ver2.1C と書いてありました(Jashi's ROOM 続 偽物がほとんど とほぼ同じ)。
ここから分解すると簡単にシェルが開きます。
2Chip構成でオーディオコーデック realtek ALC655 が省略されたタイプでした(ハズレです)。
フリップス社SA7113 互換の Silan SC8113 と STK1160 で構成されていますので、一般的な DC60 で、新型のDC60+ではありませんでした。オーディオコーデックが無いので、音質が悪いという噂です。元通り組み立てて、動作させてみましょう。
3. EasyCAP DC60付属ソフトウェア
CD の\Autorun\HAutoRun.exe を起動して Install Driver を選択してドライバをインストールします。Windowx 7 Home x64 で警告など表示されずにインストールできました。インストールできなかった方は、こちらのドライバを試してみてください。
ドライバをインストール後、EasyCAP DC60 をPCに接続するとドライバを認識しました。
デバイスマネージャを確認すると、STK1160 Grabber と USB Audio Interface が追加されていれば成功。
次に、Install Video Studio を選択すると Setup が起動します。
しかし、これは途中でエラーとなり中断してしまいました(なぜか、インストールしようとしているのは VideoStudioでは無いが・・)。これは、元々使うつもりでは無いので [キャンセル] で停止しました。
CyberLink Media Suite から動画のキャプチャ (PowerDirector 9) を起動します。
キャプチャデバイスを自動的に認識して、画像と音声がキャプチャ可能となった。音声は無音状態でもノイスが入っています。また、音声の入力レベルが高いと音が割れてしまいます。全く使えなくも無いけど、妥協できない残念なレベル。
しかし、画像が白黒となっているので少し悩みましたが、NTSC/MJ の設定を NTSC/M に変更すれば改善されました(この問題も有名らしい)。
無事、カラー画像でキャプチャできるようになりました。音声の品質が悪いのは、音声をPC の Audio 入力に接続して、キャプチャする音声デバイスを変更すれば問題なく使えますよ。
これから購入を検討される方は、オーディオコーデックを内蔵した EasyCAP DC60+ を買うようにしてください。ピンジャックが金メッキされているそうです(Jashi's ROOM EasyCAPの種類の見分け方)。
4.アイ・オー・データ GV-MDVD2
こんなに古い機種のドライバは更新されていないだろうと思いましたが、念のため、アイ・オー・データ機器のサポートページを確認してみました。
GV-MDVD2 は、Windows2000, XP, Vista の32bitに対応となっていますので Windows 7 x64では使えません。ところが、製品説明の対応OSの説明に、
「ご使用時の動作環境・仕様はGV-MDVD3と同様になります。」というのを発見。もしや、H/Wは同じでドライバが使えるという事なのかも知れない・・・
GV-MDVD3 は、Windows XP, Vista, 7 32/64bit に対応となっているので、試しに Windows 7 のドライバをダウンロードしてみました。
GV-MDVD3ドライバを選択して、ドライバをインストールしました。
USBで接続すると、ドライバが認識しました。
I-O DATA GV-MDVD3 USB WDM Encoder を認識しています。オーディオもこのドライバから出力されるようです。
動画のキャプチャ (PowerDirector 9)を起動すると、ちゃんとキャプチャデバイスを認識しました。画像は綺麗ですが、モニタすると音声が時々途切れてしまいます。でも、録画した画像を再生すると問題ありませんでした。録画が問題なければ使えそうです。
GV-MDVD2/GV-MDVD3 は、Mpeg2 ハードウェアエンコーダを内蔵しているので、CPU の負荷は低いのですが、本体が少し暖かくなります。現在のCPUなら、ソフトウェアで Mpeg2 のリアルタイムエンコードも可能なので、時代を感じますね。
さて、どちらを使うかは、画質を比較してみる必要がありますね。
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