2011-07-11
プラネックス MZK-RP150N は、マッチ箱サイズの超小型 IEEE802.11n 2.4GHz 無線LANルーター/アクセスポイント/コンバータ。最近のビジネスホテルには、無料で使えるLANが用意されているので、部屋で iPod touch や PSP の WiFi を使うために小型の無線LANルータを買いました。
PLANEX MZK-RP150N \2,902 ★★★★
MZK-RP150Nは、USBで電源を供給する仕様なのでACアダプタは付属しない。USB型のACアダプタ、又はPCのUSBから電源を供給する。一回り大きい PLANEX FFP-PKR01 \2,480 は、2T2R でACアダプタが付属するが USB電源ケーブルは \861 で別売りとなる。MZK-RP150N は、1T1R で発熱が少ないので、持ち運ぶならこちらをオススメする。
価格.com の最安値は \2,829 であるが送料を含めると Amazon がオトク。
ブリスターパックのパッケージで、上部は透明なテープで止められている。
本体はすごく小さいので、出張で持ち歩くにはウレシイ。 黄色はLAN、青はInternet(WAN)です。
USB A-MicroB の電源ケーブルとLANケーブルが付属するが、ACアダプタは付属しない。USB MicroB は、携帯で使われている規格で、デジカメ等に付属する USB MiniB と微妙に違うので注意。
マニュアルは「ルータ・アクセスポイント設定ガイド 前編・後編」、「コンバータ設定ガイド」、要点をまとめた「はじめに読みください」、「無線LANの暗号化は必ず設定してください」が付属する。
マニュアルは、初心者にも設定できるように親切に説明されているが、説明と違った設定をするとハマルので注意。
本体は白色の鏡面仕上げになっているが、サイド部分のつなぎ目の精度が出ていない。このあたりが台湾の品質というところか(台湾EDIMAX社のOEM)。Power、Wireless、Internet、LAN のLEDで状態を確認できる。
親指の位置には、WPS (WiFi Protected Setup) のボダンがあります。WPS対応の装置との暗号化設定はこれで自動でできる。
本体裏面に重要な表記があります。Node ID は、MACアドレスの事で、WAN側に見せるMACアドレスと、無線LANのMACアドレスが表示されています。
工場出荷時設定では、シール表示の SSID と WPA2-AES で 暗号化キーは、パスフレーズ ”12345678” が設定されています。設定が不安な方は、この設定のまま使う事も可能ですが、他人に使われる恐れがあるので、できれば変更しておきたい。
本体にUSB電源ケーブル、LANケーブル(LAN側)を接続し、PCから設定を行います。設定はPC とLANを直結する事が重要。これを、HUB や ホームルータ経由で接続して設定する事も可能ですが、トラブルの元になりますのでLANはPCと直結してください。
起動には90秒かかるそうで、動作するまで2分程度待つ必要があります。
DOS窓から "ipconfig" とタイプして、IPアドレスが付くのを待ちます。MZK-RP150N が正常に起動すると、PCにIPアドレスが割り当てられる。
IE を起動して "rp.setup" に接続すると、ユーザ名、パスワードを入力するダイアログが表示される。工場出荷時設定では、シール記載の "admin" "password" で設定画面が開くハズだ。もしも、 "rp.setup" に接続できない場合は、"ipconfig" で表示された Defalt Gateway のIPアドレス(ここでは、192.168.111.1)を入力してみてください。
MZK-RP150N V1.03 は最新のようです。
※何らかの理由で接続できなくなった場合、本体を工場出荷時設定に戻して再設定する事をオススメする。電源投入後、2分以上待って MZK-RP150N が正常に起動した後、WPSのボタンを10秒以上押し続けると、Power LED が点滅して 「工場出荷時設定」に戻す事ができる。
ステータス - モード で動作モードを設定し、「適用」で設定を記憶された後、「適用」で再起動します。モードを変更した後は、必ず再起動しないと次の設定できません。
ここでは、コンバータモードを設定してみるました。
再起動すると、90 からカウントダウンする画面が表示されますが、0 になっても起動を完了していないので、もう少し待つ必要があります。「ホーム」をクリックして、画面が更新されたら起動した事になる。
セットアップウィザードを起動します (これが良くできている)。
APを検索して表示しますので、接続したいAPを選択します。
パスフレーズを入力します。暗号方式等の設定は自動で判別するようです。
LANセットアップは、自動のままでも問題ありませんでした。
再起動でコンバータの設定完了です。
DOS窓から "ipconfig" とタイプすると、AP と接続してルータのDHCPから、IPアドレスをもらっている事が確認できました。PCがコンバータ経由でAPに接続できている事が確認できたら、コンバータの設定完了です。
iperf (jperf) で通信速度を測定すると 25Mbps 程度の速度となりました。PC の性能が低いからかも知れませんが、あまり速度は出ていない(過去記事 iperf (jperf) でLANのネットワーク速度を測定 を参考にどうぞ)。
試しにPioneer BDP-320 (Blu-ray プレーヤ)のLANにコンバータを接続して、USBから電源をもらうように接続しました。使わないUSBポートが余っていれば電源を取る事ができるので便利。
コンバータがAPに接続してBDP-320 がInternetに接続できている事を確認できたが、Blu-ray の LAN接続コンテンツはあまり良いものが無いのが残念です。
MZK-RP150N は、出張用時にホテルでAPを使う為に買ったので、家庭のAPと同じ設定にしておきます。そうすれば、PCやiPod touch のWiFi設定はそのままで使える。
この状態で設定ページを開く場合、IE で "rp.setup" としても設定ページは開かない。Defalt Gateway が別のルータのアドレスで起動している為で、インターネットで "http://www.rp.setup" を探しにゆくからです。設定ページを開く場合は、MZK-RP150N の IP アドレスを直接指定しなければなりません。
PC の IPアドレスが 192.168.12.32 でしたので、コンバータ動作時はIP が xxx.xxx.xxx.249 となる(本体裏のシールに記載)。よって、192.168.12.249 と入力すれば設定ページが開く。
APモードに設定し[適用]の後、[適用]でリブートします。約2分間起動を待ちます。
セットアップウィザードで、自宅APのSSIDと同じ名前とパスフレーズを入力します。
APモードで使う場合、本来は DHCPは無効にするべきですが、自動に設定しておきました。[適用]でリブートすると設定完了です。Internet 側にLANケーブルを接続して、ホームルータのLANに接続し、PCから無線で接続できる事を確認しました。DHCP はルータのIPで動作しているようです。
APモード動作時は、IP が xxx.xxx.xxx.250 となります。PC の IPアドレスが 192.168.12.32 でしたので、192.168.12.250 と入力すれば設定ページが開きます。
これで、ホテルのLANに接続するだけで、WiFi が接続できるようになるハズ。
写真は出張用モバイルセットです。MZK-RP150N と USB電源アダプタ(5V 1A)、iPod touch用USBケーブル、USB A-MicroB電源ケーブル、au充電ケーブル、SB充電ケーブル、LANケーブル。写真の袋に入りきらなくなってしまった・・・
MZK-RP150Nは、設定が難しいという記事もありましたが、マニュアルはかなり良く出来ていて、そんな事はありませんでした。分解したレビュー記事を探しましたが写真はありませんね。今度分解してみましょう。
続き PLANEX MZK-RP150N ホテルで無線LAN を読む>>
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