2011-05-05
PCの電源と連動して、外付けHDDやディスプレイ等のPC周辺機器の電源が自動でON/OFFすると消し忘れもなく便利です。市販のパソコン連動タップを購入しても良いですが、秋月電子通商の SSRキット25Aタイプ を使えば簡単に自作できそうです。
秋月電子通商 SSRキット 25Aタイプ \250 ★★★★
SSR(ソリッドステートリレー)は、無接点でリレーと同じようにAC100VをON/OFFする事ができます。DC 3V~24V 5mA で制御する事ができますので、パソコンのUSBに接続すると簡単にパソコンと連動してリレーをON/OFFする事ができます。制御信号は、フォトサイリスタで絶縁されているので安全です。
市販のPC連動タップには、PCの電源を検知するものと、PCと接続したUSBでAC電源をON/OFFするものがあります。今回の自作は、後者のものと同じ方式です。
ずいぶん安くなりましたので、市販品を買った方が安全で良いかも知れませんが・・・
SSRキット 25Aタイプ は、専用基板と5点の部品しかありませんので、キットの組み立ては超簡単ですが、ピン番、極性を間違えないように注意してください。実は、フォトサイリスタの1番に○が付いているのですが、黒いロゴを1番と間違えて逆に半田付けしてしまい、修正に苦労しました。
説明書きによると、SSRは25Aまで制御可能ですが大電流を流す場合は放熱板が必要となります。放熱板の取り付けを考えると SSRキット 35Aタイプ の方が使い易そうですが \700 もする。
アルミケースの加工も慣れてきましたので、今回は真面目にサイズを合わせこみしました。
USB Bをどうやって取り付けるかが問題ですが、後で考えます。
最初に AC100V の配線をして、空きスペースに基板を固定します。小さいケースなので、干渉しないように配置するのは難しい。SSR に手持ちの放熱板を付けてかさ上げをしてケースに共締めしました。ケース全体で放熱するので熱対策は万全ではないかな。放熱板は、シリコンシート等で絶縁しなくても漏電にはなりませんでした。
USB Bの①VBUS(オレンジ) ④GND(グレー) を配線して、配線が間違っていないか動作確認をしておきます。写真にピン版を書き込みました。
USB Bコネクタは、ホットボンドで取り付ける事にしました。
外れそうな場合は、アルミ板を加工してネジ止めするつもりでしたが、たっぷりと流し込むと大丈夫そうです。USB B のケーブルを頻繁に抜き差ししなければ大丈夫でしょう。
これで完成です。パソコンをONするとUSB電源に連動してAC電源がON/OFFできました。ACコンセントに3分岐を取り付けて、ディスプレイ、USBハードディスク、KAMA BAY AMP の電源を連動するようにしました。
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