2011-03-05
EASEUS Todo Backup Home 2.0.2 Free でディスクイメージを作成後、起動用DVD-R (Emergency disk) を作成して、別のHDDにリカバリできるか確認しました。
起動ディスクは、どうやら Linux で起動しているようですね。バックアップしたドライブと同等以上の容量があるHDDにリカバリするのは問題無いのですが、小さな容量のHDD(SSD)にリカバリできかどうか試してみました(EASEUS Todo Backup Home 2.0.2 でHDDをバックアップ (1) の続き)。
1.Bootable media builder で起動ディスクを作る
Bootable media builder でCD-R 又は DVD-R に起動ディスクを書き込みます。
CD-R/DVD-R ドライブを選択すれば直接書きこんでくれます。直接書きこみできない場合は、ISOファイルを作成して別の書き込みソフトで書き込む事も可能。USBメモリ に書き込んでBootする事もできるようです。
ディスクの中を確認すると、PC-Linux で Todo Backup を起動しているようです。
2.Todo Backup 起動ディスクでリカバリを試す
CD-ROM でBootするように BIOS の設定を変更しておきます。
無事にCDでBoot出来ましたので、EASUS Todo Backup を起動します。
Free版では、Disk and partition recovery のみ使用できますが、File recovery は選択できません。
Recovery ファイルが一覧表示される。一欄に無い場合は、[Browse]でファイルを指定する事も可能。なお、GPT(GUID)パーティションのドライブには対応していませんので、2TB 以上のドライブは使用できません。
バックアップデータを確認。
リカバリ先を指定します。2TB のHDD を C: D: E にパーティション分割していますが、リカバリ先のHDDが500GB しか無いので、システム予約領域 と C:ドライブ のみバックアップしてリカバリします。
パーティションの割り当てをマウスでスライドしてサイズを変更する事ができます。
リカバリ先のデータは失われるので、念のためもう一度確認。
2時間18分でリカバリを完了しました。BIOS設定で、起動ハードディスクをリカバリ先に変更して再起動します。
残念ながら、Windows 7 起動と同時に BSOD(ブルースクリーン) が発生して、セーフブートが起動しました。回復オプションで、スタートアップ修復を実行しましたが・・・
やはり、正常に起動できませんでした。コマンドプロンプトから bootrec /fixboot もためしてみたのですが改善されませんでした。
HDD ドライブ全体をバックアップしていないので、パーティションテーブル、MBR(マスターブートレコード)が矛盾しているのかも知れません。パーティションの一部をバックアップしてリカバリしても正常に起動できないという事分かりました。
やはり、起動ディスクをリカバリする場合には、全てのパーティションを含めたHDD ドライブ全体をバックアップする必要がありそうです。リカバリ時にパーティションサイズを調整する事が可能ですので、リカバリ先のHDDに入るように不要なデータを削除してバックアップを作成すれば、容量の小さなHDDにリカバリできる(らしい)。今度、D: E: ドライブのデータを削除して実験してみる予定。
もちろん、リカバリ先HDDがバックアップHDDと同等以上の容量があれば問題ありません。
2011.03.06追記:
色々調査した結果、USB接続の 500GB HDDでBoot した場合に問題が発生する事が判りました (この調査に1日潰してしまった)。SATA接続の 2TB HDD にリカバリすると正常に Windows 7 を起動する事ができました。
3.Windows 7 の Todo Backup でリカバリする
Windows が起動しない状態になってしまった場合は、起動ディスクでリカバリをしますが、Windows が正常に動作している状態であれば、Windows が動作した状態で別のHDDにリカバリをする事ができる。簡単にHDDのまるごとコピーを作る事ができる。しかも容量の小さな SSD にシステムディスクを引越しすることもできる。
バックアップイメージを選択します。
システムで予約済み、SYSTEM(C:) のみバックアップしたイメージです。
コピー先は2TB ですが、容量を 220GB にリサイズしてリカバリしました(もっと減らす事も可能)。
[Proceed] でリカバリ先のデータが失われるという最後の確認で [OK] 。
リカバリ完了後、BIOS設定で、起動ハードディスクを変更して再起動するとすんなり起動しました。
起動後のドライブは、このようになりました。
2TB のHDD を C: D: E にパーティション分割している場合でも、システム予約領域 と C:ドライブ のみをバックアップして、リストアすると容量の小さなディスクにリサイズして起動ディスクを引っ越す事ができます。
4.Clone で起動ディスクをCopyする
容量が同じか大きなHDDにHDDをまるごとコピーする場合は、Clone でシステムディスクをコピーする事ができます。
Disk clone で 2TB のHDD から 500GB のHDDに Copyします。
too small と言われました。コピー先HDDがコピー元と同等以上の容量が必要なようです。やはり、Clone ではコピー時にパーティションを変更する事ができません。
Disk clone で 2TB のHDD から 2TB のHDDに Copyします。
今度はCopyできましたが、なんと 5時間16分 もかかりました。容量が大きなHDDにCloneを作成した場合は、EASEUS Partition Master を使ってパーティションを変更する事が可能です。少し前まで、無料版は 64bit OSに対応していませんでしたが、現在は無料で使用可能となっています。EASEUS って太っ腹ですね。
続き EASEUS Todo Backup Home 2.0.2 でHDDをバックアップ (3) を読む>>
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