2012-09-30
ホンダ FITはスペアタイヤを搭載しないで「応急パンク修理キット」と電動ポンプを標準搭載しているが、応急パンク修理は恒久的には使えないようだ。しかも、応急パンク修理をしたタイヤは、新品交換が必要となるという。そこで、市販のエーモン パンク修理キットを搭載していたが、遂に出番が来た・・・
エーモン 6631 パンク修理キット [HTRC 3] \1190(送料\500) ★★★★
写真は、バイクのチューブレスタイヤをパンク修理する為、おそらく30年ぐらい前に購入購入したものであるが現役だ。バイクでも自動車でもチューブレスタイヤであれば、これでパンク修理をDIYできますよ(ほんの少しの手間を惜しまなければね)。
ただし、パンクがサイドの部分だったり、穴から避けているなど状態が悪いと使えないので注意して欲しい。ガソリンスタンドでパンク修理してもらう費用でパンク修理キットが買えるぞ・・・
FITで走行中に「カチャカチャ」音がしたので、タイヤの溝に石でも挟まっているのかと思ったので、信号待ちでタイヤを見ると右後輪の空気圧が減っていた。
とりあえず、最寄りのセルフガススタンドに駆け込み、ネジが刺さっている事を確認。空気をセルフで補充(後輪2.2kPaの所、2.5kPaぐらい入れました)。フルサービスの店だとパンク修理を勧められるので注意(セコイかな?)。
ここで、絶対に刺さった釘等を抜いてはいけません。
ネジが抜けないように、パンク修理の作業をしても安全な場所までゆっくり走行。ネジが刺さった部分を作業しやすい位置になるよう駐車します。この方法なら、タイヤを外したりジャッキアップする必要はありませんので、慣れれば30分程度でパンク修理をDIYできます。スペアタイヤに交換するより早いかも知れません。
プライヤ等でネジを抜きますが、ネジの場合、ドライバで回しながら抜く方がタイヤにダメージが少ないですね。最近の車は、車載工具にプライヤも搭載していないですが。
なんと先が尖ったモクネジでは無くて、ステンレス製の普通ネジだ。先が斜めにカットしてあるので刺さちゃったんだ。ついてないな・・・
ネジを抜くと、一気に穴から空気が抜けペシャンコになります。傷口はこんな状態です。
エーモン パンク修理材と書いてあるが、30年ぐらい前に購入した時は、\2,800 もしたらしい。ラバーセメントとゴム製のプラグは補充用を\1,000 ぐらいで買う事ができるので、これが今でも現役なんです。
裏面に修理手順が書いてある。ラバーセメントは、開封するとつかわなくても少しづつ揮発してしまうので、開封したら補充を用意しておくと良いでしょう(半年ぐらいなら大丈夫だと思う)。
先端部分にラバーセメントを塗ります。
これを先ほどの穴に根本まで右に回しながら差し込みます。タイヤの内側にはナイロン繊維があるので、これを広げる感じの感触が伝わるハズ。初めての時は不安だし勇気がいる。
今度は左に回しばがら真鍮の部分だけを残して抜きます。
ラバープラグを包んでいる紙をめくると赤いゴムが見える。
これにラバーセメントを塗ります。ラバープラグは先端が大きい方を奥にさし込むので、奥になる部分を多めにぬると良い。写真はやや少なめに塗っているがこれでも大丈夫。もし、不安ならたっぷり塗ってください。
先端の大きい方から差し込みます。
先端は抜けるようになっているので、これを抜いて反対に差し込むと、棒になる。
この棒でプラグを押しこみますが、プラグがタイヤの中に落ちる事はありません。
もう一度、右に回しながら抜きます(右です間違えないように)。するとゴムの先端が中に残った状態で穴にゴムが詰められる訳ですね。プラグの周りにセメントが溢れているぐらいがちょうど良いです。余ったセメントは走行すると無くなるので拭き取る必要はありません。
FITに車載の電動ポンプで空気を入れますが、使うのは初めてです。
アクセサリーソケット(シガープラグ)にプラグを差し込みますが、かなり奥まで押し込まないと動作しません。キーはACC位置で動作しますが、エンジンをかけておくとバッテリに優しい(エンジンをかけるように指示は無いようです)。15分以上連続動作すると、モーターが過熱するので中止するように注意書きがあります。
ONすると激しい振動と共に空気が入ってゆきます。夜間は近所迷惑かも知れません。標準空気圧は、前輪2.3kPa/後輪2.2kPaとなっていますので、2.5kPa ぐらいまで空気をいれました(ケーブルを外す時に少し漏れるので)。
エアゲージで調整します(写真は1.5kPaを指してますが間違いで、2.4kPaまで補充しました)。
プラグの先端を1mm ぐらい残してカットします。これでエアが漏れていなければ完成で、すぐに走行しても大丈夫です。むしろ、修理の後は少し走行してプラグとタイヤを密着させる方が良いと記憶していたのですが、そんな事はどににも書いてないですね。
念のため、1週間ぐらいして、空気圧が減っていない事を確認しておくと安心です。お金をかけると、タイヤを外して内側からパッチをはる修理法もありますが、この方法で、30年の間にバイクと自動車で5-6回DIY修理しましたが全くトラブルはありません。レース走行でもしない限り、この修理で大丈夫だと思います。何かの参考になれば幸いです。
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