2012-05-20
フィット(GE6)のフロントスピーカを パイオニア carrozzeria 17cm2ウェイコアキシャルスピーカー TS-F1720 に交換して、取り外したフロントスピーカをリアに移植しました(過去記事 フィット改造 スピーカを交換(1) の続き)。
交換前のスピーカがコレ(コーン紙じゃないんだ)。
交換後の TS-F1720。今回は付属のブラケットで取り付けました。交換の手順を解説します。
運転席のドアから作業を始めました。
ドアノブのプラスネジを外して、前方向にスライドするとノブのユニットが外れるが、ワイヤが継っているので、穴から中に落とす感じ。
アームサイドカバーに内張り剥がしを差し込んで爪を外します。このカバーは柔軟性があるので、無茶をしても爪は折れにくい。
プラスネジを外します。
パワーウインドウのコネクタを外します。ロックがあるので、ロックを押しながら引っ張ると外れます。
ドアパネル下側に内張り剥がしを差し込んで、隙間を広げて指を差し込んで、あとは無理やり引っ張るとクリップが外れる(赤いのがクリップ)。クリップがドア側に残ってしまった場合は、ドアパネル側にはめ込んでおきます。
ドアパネル上部は、窓枠に引っ掛けるようになっているので、上部は引っ張らない事。取り外したドアパネルの内側には吸音材が付いてない。
ドアの方は、こんな感じ。
ドアパネルのスピーカ穴には、スピーカの音が横にもれないような構造になっている。インナーバッフルは、もう少し大きくしても高さがなければ大丈夫かも知れないな。しかし、ネットの部分が内側に反っているのが問題だ。
コアキシャルスピーカに交換するので、中心部にツィーターがありネットと接触する恐れがある。他にフィットのインナーバッフルを自作した方がいないか検索すると、デッドニングの革命!アライブの心で感じるカーオーディオサウンド さんの記事を参考になりそうだ。インナーバッフルをMDF材で自作すると面白そうだが、寸法がかなりシビアなので難しいかもね。
付属のブラケットは、若干薄くなっていて、ツィーターの分を微妙に調整しているのかも知れないな。
このネジ1本で止まっている。上部を外すと下部は爪で止まっているだけだ。
スピーカは軽量化されていて、磁石の部分も軽い。
穴の周囲は平らな部分があるので、インナーバッフルを自作しても良いかも。
ダンボールでインナーバッフルの型紙を切ってみました。暇になったらMDF材で作るのも良いかな。
穴の中に吸音材を入れておきたい所だが、デッドニングのスポンジに 1,500円 も出すのは嫌だ。そこで、コーナンで吸音効果があるというカーペットを買ってきた。
これを、250 x 200 x 150mm の台形にカットしてスピーカのある位置に貼り付ける。
ブチルゴムの両面テープで貼り付ける事にした。カーペットを床に貼る時に使うものらしい。ゴムなので制振性を期待している。かなり強力で振動で外れる事は無いが、夏場にゴムが溶けて剥がれなければ良いが・・・
こんな感じで両面テープを貼りつけた。
カーペットを貼り付けて良く加圧しておく。
百円ショップで両面テープ付きのクッション材を4枚買ってきた。色がちょっと目立ちすぎだけど、これしか無かった。
これをドアの内側の平らな部分に貼り付けました。ドア外板の振動を抑え、音漏れが減少する事を期待して貼り付けたが効果は不明。
このアダプタで接続するようだ。インシュロックで太いケーブルに固定しておきました。
上部のネジ(受け側)を外します。
ブラケットの内側にスポンジを貼り付けて爪を穴に差し込みネジで固定します。一応、インナーバッフル自作に備えて厚さを確認しておきました。
ネジは3種類あるので、分類して間違わないように。
スピーカの内側、外側にもスポンジを貼り付けます。
スピーカの配線を差し込みます。プラスマイナスは逆に挿せないようになっている。ネジを4ヶ所止めて、後は逆の手順でドアパネルを元に戻すと完成。
次に右リアのドアを作業します。
ドアパネルを外す手順は同じですが、リアは三角コーナーパネルを先に外す必要があります。右側の隙間に内張り剥がしを差し込んで外します(左に爪があるので折らないようにね)。
右リアドアのドアパネルを外すと、スピーカの部分にはカバーがしてあった。
フィットは妻の車なので普段運転しないから、リアスピーカが無いのを最近まで知りませんでした(^^ゞ。
このカバーを破ると、中にはリアスピーカーの配線が来ている。綺麗に剥がせないけど、スピーカ裏にはクッション材が貼ってあるので適当で良い。
同様に吸音材を貼り付けましたが、カーペットを貼るのは面倒なので省略。
フロントスピーカをリアに移植して完成。左側も同様の作業をします。
無事、4スピーカが鳴りました。SRS やサラウンドがより広がって聴こえる感じです。特に重低音が余裕で再生できるようになりました。
しかし、重低音を再生するとドアの内部で何かが震えているようでスポンジを巻くなど対策が必要だったかも知れませんね。
たった ¥5,150 のスピーカですが、音楽を聴くに環境は格段に良くなりました。
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