2012-03-24
WASAPI排他モードに対応するオープンでフリーな音楽プレイヤーとして、Foobar2000, MediaMonkey を試しましたが、MusicBee を試してみました (過去記事 WASAPI排他モードで聴く、MediaMonkey の続き)。
これがまた凄い機能満載ですが日本語化されているので操作に困る事も無い。特に音楽CDをリッピングする機能に特徴があって、通常のリッピングソフトでは検出できない小さなエラーも見逃さずに正確な音声抽出が行え、音量の平均化も可能。FLAC で保存用に取り込んでおいて、MP3、AAC等への変換も簡単だ。歌詞を表示する機能も付いていて、歌詞が登録されていない洋楽を再生するとネットを検索して自動で歌詞を表示します。でも、邦楽は無理みたい・・・
MusicBee はFreeWareで無償で利用できます。
最新の MusicBee 1.4.4443 をダウンロードしてインストールします。動画に対応した MusicBee 2.0 Beta もありますがまだ安定していないかも知れません。
主な機能:
・CDをリッピングする際にCDデータ比較用データベースサービス“AccurateRip”と連携することで、通常のリッピングソフトでは検出できない小さなエラーも見逃さずに正確な音声抽出が行えるのが特長という(窓の杜より引用)
・ID3タグ情報編集などの機能
・iTunes のプレイリストやデータベースを取り込む機能
・MP3/FLAC/Ogg Vorbis/WMA形式などにエンコード
・WASAPI, ASIOドライバーを使った高音質な楽曲再生
・“Amazon.co.jp”などからアルバムアートを取得
・歌詞を表示、登録されていない歌詞は自動的にダウンロード
・ライブラ
リのなかから自動で選曲して音楽を流し続ける“AutoDJ”機能
・地域やアーチストを指定してリリース予定、コンサート情報を取得
・インタネットラジオ再生
・スキン変更機能
iTunes を使っている方は、ファイル - ライブラリからインポート - iTunes からインポート をすると、プレイリストをそのまま移行できます)。
編集-設定 で詳細の設定を行います。
プレーヤの設定で、WASAPI を指定します。ハードウェアミキシングを指定すると排他モードで動作するようです。
CDの取り込みには、重要な設定が多数あります。エンコードは FLACを選択しましたが、MP3, AAC を指定する場合は、別途エンコーダをダウンロードして組み込む必要があります。FLAC で保存しておいて、後で MP3 に変換する事も可能。
保存先フォルダを指定しておきます。FLACはMP3と別のフォルダにしました。
インターネットからアルバムアートワークを取り込みます。また、音量を分析して再生ゲインタグを書き込む機能があります。
AccurateRip.com で取り込んだデータを検証する機能にチェックを入れておきました。セキュアな取り込み(エラー回復する)を指定すると、読み込み時にエラーを修復する機能が動作します。違いが解るかどうかは別にして、保存用には、エラーは無いに越したことは無いので。
ファイルコンバータでは、MP3にチェックが入っていてファイルが無いと言ってます。これはライセンス制限の為に再配布できないので、別にダウンロードする必要があります。AAC を使う予定は無いのですが、ついでに組み込んでおきます。
リンク先helpを開くと(英語ですが)説明が表示されます。
MP3コーデックは、LAME から LAME 3.99.5 64bit をダウンロードしました。32bit の方は LAME 3.99.5 の方をダウンロードしてください。
解凍すると多数のファイルが出来ますが、今回必要なのは lame.exe のみです。lame.exe をC:\Program Files (x86)\MusicBee\Codec に Copy します(x64の場合)。
※ここで、(x86)にコピーするんだから 32bit を選ぶのが正しいのかも知れませんが、64bit の lame.exe でも問題なくMP3に変換できました。
AACコーデックは、Nero AAC Codec をダウンロードします。Emailアドレスの登録と使用許諾に同意が必要です。
これも解凍すると3つのファイルが出来ますが、今回必要なのは neroAacEnc.exe です。同様に C:\Program Files (x86)\MusicBee\Codec に Copy します(x64の場合)。
ファイルコンバータの MP3有効, AAC有効 をチェックしておきます。
音楽CDをセットして、ツール - CDを取り込む をクリックします。
アルバム、曲名が自動でセットされるのを待ちます。後でセットするのは大変なので、この時点で認識されない場合は手入力するが、MediaMonkeyを使う方が良いでしょう。洋楽やクラッシックは認識されますが、邦楽は無理みたいです。
アルバムアートワークが表示されない場合は手動で指定する事ができます。
[開始] で読み込み、検証中でエラーがあれば補正、エンコードして正確な読み取り終了となります。
AccurateRip.com で他のユーザのCRCと比較するようですね。サンプル数が2とはちょっと少ないですが。
取り込んだライブラリは、インボックスに入るようです。
読み込んだ FLAC を MediaMonkey のライブラリに読み込ませると、トラック音量が追加されているのが解る。音楽CDのキャプチャ機能は、MusicBee が優れていますが、邦楽のCDDB や歌詞が取れないのが致命的な感じ。UI は完璧に日本語対応しているのに残念だね。改善を待ちたい。
しばらく、MediaMonkey と iTunes を併用する事になるかな。
- 関連記事
-
- D級デジタルアンプ LEAD Audio K4-21 を聴く (2012/05/13)
- デジタル(D級)アンプの電源を自作する(3) (2012/05/07)
- デジタル(D級)アンプの電源を自作する(2) (2012/05/06)
- デジタル(D級)アンプの電源を自作する (2012/05/05)
- WASAPI排他モードで聴く、MusicBee (2012/03/24)
- WASAPI排他モードで聴く、MediaMonkey (2012/03/16)
- USBオーディオをWASAPI排他モードで聴く (2012/03/12)
- LED対応、ICウィンカーリレーを自作する(5) (2012/01/29)
- コンパネ5号にUSBオーディオ(WUAIF01)を接続 (2012/01/08)