2014-01-11
東芝 REGZA 42Z8 には、偏光フィルター方式(パッシブ方式)の3Dが採用された。2012年4月に購入した SONY BRAVIA KDL-40EX720 は、アクティブ方式であった。これまでは、3Dグラスに液晶シャッターを組み込んで画面に同期して左目/右目を切り替えるアクティブ方式の3Dを採用するテレビが多かったが、最近は、3Dグラスに偏光フィルムを使ったパッシブ方式が多くなっているようだ。
パッシブ方式の3Dメガネは、カスタマーレビュー(Amazon) と クチコミ(価格.com) によるとメーカが異なっても使えるようで、メーカ純正の 東芝 レグザ シアターグラス FPT-P200(2,216円~) でなくても3Dを見られるらしい。そこで、映画館の3Dグラスで試してみましたが・・・。
3D映像を見るしくみは、アクティブ方式 と パッシブ方式 の2種類があります。
アクティブ方式3Dとは
アクティブ方式の3Dテレビは、左右の目用の映像を交互に表示し、3Dメガネのレンズ部にTN型液晶シャッターを組み込み、3Dテレビの
映像が左目を表示している時、左目のシャッターを開いて右目を閉じる。右目用の場合はその逆の動作をする。テレビ画面と同期してシャッターを切り替える構造が必要となり、基本的には、専用の3Dメガネが必要となる(同じメーカでもテレビにより方式が異なるので、対応を確認して購入する事)。
後述のパッシブ方式と比較すると、FullHD(1920x1080)を表示できる点が優れているが、3D視聴できる左右の視野角が狭目だ。常に片方のシャッターが閉じているので、画面が暗く感じる場合があるという。
アクティブ方式の3D専用メガネは、電池を内蔵しており充電が必要で、重さが 60g 程度あるので、2時間程度視聴すると重さで鼻あての部分が痛くなることがあった。価格は、5千円程度する(過去記事 3D BRAVIA KDL-40EX720 で3Dを見る)。
偏光フィルター方式(パッシブ方式)とは
パッシブ方式の3Dテレビは、走査線を偶数ラインと奇数ラインにそれぞれ左目/右目の画像を割り当てて同時に表示し、3Dメガネには、偏光フィルム (FPR:Film Patterned Retarder)を貼って、左右の映像を分離する方式です。Full HD画像(1920x1080)の画像が垂直方向に半分の解像度(1920x540)になってしまうが、構造が簡単で3Dメガネが安価で軽くできるのがメリット。3Dで見る事ができる左右の視野角も広いので、家族で一緒に3D映画を見る事もできそうだ。
masterimage3D映画館用メガネ(実質100円)
映画館で3D映画を鑑賞する場合、通常料金+400円となるが、3Dメガネを持参すると 100円 引きとなる。このメガネは100円なのかな。
映画館によって方式が異なるが、3Dグラスを持ち帰り可能な masterimage3D と RealD はどちらも円偏光方式を採用しており、右目用が右円偏光、左目用が左円偏光のコマを写しているという。映写機の方式が異なるが互換性がありそうだ。しかし、持参した3Dメガネの方式が一致しないと、新たに購入する事になるらしい。
TOHOシネマ は、写真と同じ masterimage3D を採用しているが、3Dメガネの形状が新しくなっている。
IMAXデジタル3Dは、左目・右目にそれぞれ映写機が割り当てられるので映像が明るいのが特徴である。直線偏光方式で、3Dグラスは偏光板を水平と垂直で左目・右目に異なる映像を分離透過させている。直線偏光の映像は、首をかしげると3Dに見えなくなるのが欠点という。
持ち帰り可能な3Dグラス:
masterimage3D(偏光グラス方式)
RealD (円偏光グラス方式)
持ち帰りできない3Dグラス:
XPAND (アクティブシャッター方式)
IMAX 3D (直線偏光グラス方式)
Dolby 3D(波長多重視覚化方式、DLPプロジェクター方式)
東芝 REGZA 42Z8 は、「映画館で採用されている3D方式(但し、一部の映画館で異なる)」 で 「偏光フィルタ方式」である事を公表しているが、円偏光とは書いていない。
保証外であるが masterimage3D 映画館用メガネで問題なく3D映画を見る事ができました。円偏光方式なので、首をかしげても問題無いし、左右の視野角もかなり広かったので、高価な専用の3Dグラスは不要かも知れないな。
43Z8 の 3Dグラスは、FPT-P200 となっているが結構高いので、カスタマーレビューの評価は微妙。保証外となるが、他社の パッシブ方式の3Dメガネでも見られるらしい。SONY のパッシブ方式3Dグラス TDG-500P(680円)は安くてデザインもカッコイイので、ひとつ買っておくかな。
同様の技術を使って、SONYは SimulView(TM)パッシブメガネ TDG-SV5P というのを出している(3D映像を見ることはできません)。PS3 で 2人のプレーヤが別の画面を見ながら同時にゲームできるのは凄いな。
今回3D映画の視聴に使った 「ハリー・ポッターと死の秘宝3D PART2」は、SONY 3D BRAVIA のキャンペーンでいただいたものだ。PART2 だけを見るのはやっぱり無理で、PART1 を買わないとストーリーが理解できない。でも、あらたに3D BD を買うなら、パシフィック・リム 3D (4,809円) が欲しいところだ。もう少し待てば安くなるかな・・・
この他、アバター、タイタニック 3D BD のセットが初回限定盤(4,747円)でお買い得になってていました。タイタニックBDを買っていなければ・・・
参考記事になった記事:
AV Watch 西川善司の大画面マニア 第147回:偏光方式の3D立体視の今
続き REGZA 42Z8 タイムシフトマシンを設定 を読む
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