2013-04-06
ATH-CKS99を安価に購入できたので、ATH-CKS90と比較してみた。マイナーチェンジじゃないの?と期待していなかったが、中高音域の解像度が大きく向上していました。
オーディオテクニカ ATH-CKS99
audio-technicaの「SOLID BASS」シリーズは、パワフルな重低音を再生するカナル型(耳栓型)イヤホンだ。今回購入したATH-CKS99は、2010年11月に購入した ATH-CKS90 の「デュアルチャンバーメカニズム」をさらに進化させた「デュアルチャンバーメカニズムAR」を採用。その違いを試聴してみると、期待していた低音域に大きな違いを感じる事はできなかったが、中高音域の解像度が大きくアップしているぞ(過去記事 カナル型イヤフォン audio-technica ATH-CKS90)。
ATH-CKS90 の「デュアルチャンバーメカニズム」
ドライバユニットの後方に大小2個のチャンバーを配置する事で、容量を拡大しながら装着時の邪魔にならない設計をしたという。低音を強調するだけではなく、ナチュラルな特性が人気でした。
ATH-CKS99 の「デュアルチャンバーメカニズムAR」
メーカによると、チャンバーの外側2箇所に「アコースティックレジスター」(音響抵抗)を配置したことで不要な振動を抑えて低音の質も向上させているという。
良く見るとチャンバーの構造が大きく変わっているが、ドライバはどちらもφ13mm 16Ω 106dB/mW となっている。どちらも特殊なチャンバー形状であるが、耳への装着感は問題無い。
最初に iPod touch で比較すると違いが解り難かったので、PCに接続した USB-DAC/DDC MUSILAND Monitor03 US をASIO出力で、プレーヤには Foobar2000 を使用しました。音源は、FLAC です。
試聴してみると、低音域に大きな違いは無いものの、聴く音楽により若干引き締まった感じの低音に仕上がっている(違いは微妙)。
ハッキリ解るのは中高音域だ。ロック調の音楽では耳に付く高音が嫌な感じがしましたが、女性ボーカルやバイオリン演奏、ピアノ演奏などクラッシック、ジャズを綺麗に再現してくれる。その後、数時間のエージングで音が優しく聞きやすい音になった。
ATH-CKS90よりも 中~高音域の透明度が上がり、引き締まった低音とのバランスも良くなっていると思います。最高峰の ATH-CKS1000 も価格が安くなったので試聴してみたくなった(もう買わないよ)。
※聞き比べした ATH-CKS90は、2年も経過しているので経年劣化があるかもしれません。
パッケージは、ATH-CKS90とほとんど同じでは無いかな。
専用の革製ケースが付属する。
ケーブル長は1.2mです。ケーブルは適度な強度があり雑に扱っても大丈夫だ。しかし、イヤホンの形状が特殊なので、ケーブルがイヤホンに引っ掛る事が多い。
特殊な形状なので左右を逆には装着できない。左に(青)、右に(赤) のマークがあるので確認して装着する(従来と同じ)。
イヤピースは2段階の深さに調整できる(従来と同じ)。
4種のイヤピースから耳にあったものを選択する。標準では大きい方から2番目のサイズが装着されている。カナル型のイヤホンは、耳の穴にきっちり合っていないと低音域がスカスカになってしまいます。
革製の専用ケースが付属するが、できればケーブルを巻き付けて入れる構造にしてもらいたかったな。高級そうな革ケースですがATH-CKS90のケースも使っていない(従来と同じ)。
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