2013-03-17
B&W CM5 のスピーカケーブルは、CANARE 4S8 でバイワイヤ接続しました。2週間ほどでエージングも進み良い感じになってきました。スピーカケーブルを科学する(Science of Audioさん)によると、太く短く配線するのが良いという事で、前回は ortofon Concorde 139 をφ1.6mmのVVF線に交換して試しました。予想以上に良い結果であったので、B&W CM5 もVVF線に交換してみる事に・・・
ところが、CANARE 4S8 のバイワイヤ接続とVVFのシングルワイヤを比較すると、高音の伸びがありません。4S8 をシングルワイヤにするとVVF線とほぼ同様の特性となりましたので、VVF線の性能よりも、バイワイヤ接続の効果を実感した訳です・・・・
VVF線(通称Fケーブル) φ1.6mm 2芯 長さ 3m x2本
末端は、圧着端子とバナナ端子をハンダ付けしてあります。
VVFケーブルは、1セットしか用意していなかったので、バイワイヤ接続をやめて、ウーファーとツイータを接続してシングルワイヤ接続に変更しました。
試聴してみると、高音のクリアさが不足している感じがハッキリ解ります。実は、VVFの方がダイナミックで迫力ある音になると期待していたので逆の結果となったのです。B&W CM5 の実力ってこんなモンだっけ?という感じでなんとも物足りない音なのです。
VVFケーブルでバイワイヤ接続して試せば良かったですが、もう1セット用意するのは簡単では無いので・・・
そこで、CANARE 4S8 のバイワイヤ接続していない場合を試聴する事にしました。結果は、VVFケーブルとほぼ同じ感じ結果で大差ありません。これはこれでまとまりが有りますので、聞く音楽により、こちらが良いと感じる方もいるのかも知れません。
しかし、バイワイヤリングで抜けの良い高音を聞いてしまうと、もう戻れません。バイワイヤリングの効果を思い知った訳です。
元通り、バイワイヤ接続に戻す事にしました。
バイワイヤリング(シングルアンプ)は、ウーファーとツイータを別のケーブルでアンプに接続しますが、アンプの出力は共通で同じ端子に接続されています。ケーブルを別にする事で音質にこれほど差が出るとは不思議ですが、オカルトやプラシーボ効果ではありません。騙されたと思って試してください。
バイワイヤ接続により音質が改善されるのは、ウーファーとツイータの接続距離が伸びるので、相互干渉を減らす事ができるそうです。
ウーファーのボイスコイルから発する逆起電力がツィータに悪影響するという説もありますが、これはどうなんでしょうかね。
バイアンプは、ウーファーとツイータを別のケーブルで別のアンプ出力に接続します。最近は、エントリークラスのAVアンプにもバイアンプ接続に対応しているものがあります。従来のアンプでも、2系統(A-B)のスピーカ出力があれば、バイアンプ接続する事ができます。
しかし、バイアンプを試した方のレポートを読むと、バイワイヤ(シングルアンプ)に比較すると高域の改善に効果があるそうですが、シングルワイヤ(シングルアンプ)からバイワイヤ(シングルアンプ)の時ほど大きな変化は無かったという。
アンプの出力が余っていれば試しても良いかも知れないが、過度な期待はしない方が良さそうです。
(参考記事)
バイワイヤリング接続とバイアンプ接続(Dynavector)
続き PCオーディオ、おすすめのアンプはコレだ を読む>>
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