2014-09-08
LEXUS NX200t F SPORT(FF)の試乗車が凄く気にいったが、540万円 もする。これだけ出すなら、外車も買えるじゃないの?という事で、LEXUS NX の ライバルとなる Mercedes-Benz GLA250 と C180 を見てきました。
Mercedes-Benz GLA250 4MATIC Sport 4,990,000円
GLAは、AクラスをベースにSUVに仕立てた車ですが、基本はAクラスなので、見えない所でコストダウンされている。GLA250 は2000ccのコンパクトターボエンジン(155kw 211ps)で4MATIC(4WD) となる。C180 と同じ 1600ccのコンパクトターボエンジン(90kw 122ps) を搭載した GLA180 はFFのみで、秋頃発売となる。C180 の展示車と比較すると、GLA250 は、同じ価格帯であるが Cクラスの方がグレードは上だ(質感が違う)。でも、セダンは面白く無いので、GLA250 を試乗しました。
日本で Mercedes-Benz に行くのは初めて。LEXUS にラフな服装で行くと浮いてしまったので、少しまともな服装で出かけたが、ここはトヨタと変わらない気さくな雰囲気でした。駐車場に止まっている車は高級車が多くが・・・
C180 と GLA を見たいを告げ、ショールームの展示車を見せていただいた。
最初に、LEXUS NX と比較している事を告げた。
外車は、修理代金が高いところが不安であると話をすると、このクラスであれば LEXUS NX とさほど変わらない。購入後3年間のメンテナンスは新車購入価格に含まれるし、あと2年分追加して5年契約されるお客様も多いという。
スタイリングは少し変だと思ったが、見慣れると好きになった。色はコスモブラック(メタリック 64,800円 追加)を選択。
GLA250 4MATIC と GLA180 FF で約100万円の価格差があるが、GLA180 は23万円のナビがオプションで、その他装備も違うので GLA250 を選ぶのが良さそうだ。
スタイルが3種類、標準、Sports, Off-Road から選びます。Sportsは、標準より車高が -10mm低い、Off-Roadは標準 +30mm となる。Sportsは、フロントマスクがAMGデザインで少しカッコイイ。標準 と Sports, Off-Road は価格差が 50万円ある。
LEXUS は、全長:4630×全幅:1845×全高:1645 であったが、GLA250 Sports は、全長:4455(-175)×全幅:1805(-40)×全高:1495(-150) と全体に小ぶりとなる。
内装は、エアコンの吹き出し口など、レトロなデザインで C180 も同様のデザインになっている。タブレット風のナビがGLA250に標準装備。標準でメモリ付きのパワーシートが付く。必要な装備は、だいたい標準で付いている。
メータはのデザインは、あまり高級感が感じられないな。
試乗すると驚いたのが、まず差し込みのキーだ。今どき何?と思ったが、ドイツにリクエストを出しているが、ドイツ人は実用主義なので改良してくれないのだとか。
シートベルトを締めると、自動的にグイグイと引っ張られた。ほほぅ・・・
さて出発しようとすると、シフトレバーが無い。どこにあるのかと聞くと、ハンドルの右側ですと(コラムシフトだ)。ブレーキを踏みながらDレンジに入れて、アクセルと踏むとパーキングブレーキが自動解除された。なるほど・・・
左に曲がれと言われたので、(思わず)右のレバーを上にあげると、Backに入ってしまった。
少しパニックになりながら、方向指示器は、どれか聞くと、ハンドル左側で上のレバーなんだ。
アクセルを踏むとゆっくりスタートした。メルセデスは、どんなにパワーがある車でも、安全のためゆっくりスタートするという。思ったよりパワーが無いと不満を言うと、スタートしてからアクセルを踏み込むとパワーが出るという。なるほど、踏み込むと確かにパワー不足は無いな。しかし、パワフルなエンジンでは無い。
7G-DCTは、デュアルクラッチ機構でシフトダウン/アップの際に駆動力が途切れないという。確かにシフトダウン/アップは自然で全く気付かなかった。
ブレーキは、ソフトでリニアに効く感覚で安心感がある。停車した後もかなり踏みしろが残っています。停車寸前にブレーキを緩めてソフトに停止しようとしたが調整が難しかった。信号待ちで、ブレーキを深く踏んでくれと言われた。すると、HOLD と表示され、坂道でブレーキから足を離しても止まっているという(こりゃ便利だ)。
信号待ちでエンジンは止まらないのかと質問。条件がそろえば、信号待ちでエンジンストップするという。
少し道路が荒れてデコボコした所を走行すると、剛性が高く路面の衝撃を上手く吸収しているのが解る。あたりまえのように安定して走行できるのがメルセデスの良いところなんだな・・・
音楽を聞きたいとリクエストすると、FM放送が流れた。悪く無いが、特質するほどでも無い。まさか地デジ放送は付いてないですよね、と確認すると地デジが見れました。走行中は見れないけど、ナビは日本仕様になっています。
試乗が終わると駐車も体験させていただきました。この画面、広角で湾曲していないので見やすい。
リアゲートは、手を添えると勝手に上昇したので、ダンパーorモータかと聞いたらモータによる自動開閉が標準装備だと。
展示車にはパノラミックスライディングルーフが装着されていました(オプション154,200円)。これは付けておきたいな。
レーダーセーフティパッケージ(オプション 195,400円)は、車両の斜め後方をモニタして危険な車線変更をサイドミラーに表示する機能。前車と車間距離を自動でキープする機能。車線逸脱を知らせる機能。危険を検知してシートベルトを引き、サイドウィンドウを締める機能など、安全機能がパッケージになっている。
展示車のボンネットを開けて驚いたのが、ボンネットを支えるダンパーが無いのだ。ボンネットを棒で支える必要がある。これはショックでした。セールスによると、見えない所でコストダウンしているのだという。
この他、DSRCセットアップ(4,860円)、ガラスの撥水コーティング(9,720円)、ホイルコーティング(10,800円)、ボディコーティング(97,200円) などオプションを加えて 5,975,950円 の見積もりとなった。LEXUS NX よりも見積もり金額が50万円高いが、こいつは4WDで衝突回避の安全装備も満載だから妥当な金額なのかも知れないな。
しかし、これはちょっと個人で買うにはやり過ぎかな・・・
GLA250 Sports コスモブラック(黒メタリック)は、上記のオプションを含めて注残があるそうで、9月中に納車可能。注文が確定してからドイツにオーダーするのでは無いのだ。
値引きはほとんどしてないが、9月は決算月になるので特別な価格を出せるという。でも、今から9月の登録は無理ではないかと聞いたら、パノラミックスライディングルーフ が必要無ければ9月に納車可能。パノラミックスライディングルーフは、1台確認できたので、10月に納車できるという。また、ハリアーの下取りは、責任を持ってどこよりも高く買い取りますので、ご心配なくと。
LEXUS NXとは全く違うコンセプトの車です。違いすぎて比較できないというのが率直な感想だ。
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