2014-05-03
東芝 REGZA 42Z8 の通常録画に接続していた 2.5インチHDD TOSHIBA MQ01ABD100 が約4ヶ月で不調になった。録画済み番組の再生は問題無いが、最近録画した番組を再生するとコマ落ち、スロー再生する現象が発生するようになった。
現象から推測される問題は、REGZA 42Z8の故障 か ポータブルHDDドライブの故障だ。
2.5インチHDD(1TB) を Logitecの安価なUSB2.0ポータブルHDDケースに入れて組み立てたドライブなので、ポータブルHDDケースの故障であれば良かったが、詳しく調べると HDDドライブの故障でした。1TB HDDは、まだ満タンまで録画していないのに、故障するには早すぎるだろう・・・
問題の切り分け方法
(1)REGZA 42Z8 に外付け電源の3.5インチHDDを接続
もしかすると USB2.0バスパワー(規格は5V500mA) がギリギリ不足しているのかも知れない。ACアダプタで動作するUSBドライブに交換すれば、バスパワーの不安は解消される。
結果:正常に録画できる事を確認できましたので、REGZA 42Z8 故障では無い。
(2)HDDを取り外してPCのUSBに接続して自己診断
録画データは消えてしまうがWindows 8.1のPCに接続してNTFSでフォーマットをしました (Xドライブに割り当てました)。
最初は普通に読み書きができましたが、数時間放置するとドライブを認識しなくなりました。
「ディスクの管理」を開くとHDDは認識していますが、ドライブが割り当てされていない状態です(リムーバブルディスクを外した状態に近い)。
CrystalDiskInfo のSMARTでドライブに異常が無いか確認。特に異常な項目は認められませんでした。電源投入回数は 753回、使用時間は 697時間でした。24時間で割ると 29日間となります。REGZA 42Z8 のUSBは、24時間ONでは無いようですね。
結果:HDD又はHDDケースの故障と判明しました。
(3)HDDを取り出して別のHDDケースに入れて確認
HDDケースの故障なら 2.5インチポータブルケースを交換すれば使えるハズだ。
Inateck USB3.0/UASP接続 2.5インチHDDケース(ドイツ製) 1,999円
せっかくなので、Windows 8 のUASP接続でUSB3.0よりも高速にアクセスできるという噂のHDDケースを買いました。1TB ポータブルHDDが 7,000円ぐらいで買えるので微妙な価格ですが、SSD を内蔵すればSB3.0 よりも高速に動作するらしい。
ドライブ側コネクタも USB3.0 A で接続する特殊な仕様となっています。普通ならドライブ側は、USB3.0 microB を使うべきであるが、抜けやすいので A の方が信頼性があるという評判だ。SSD など7.5mm厚のドライブを入れた場合、付属のスペーサで高さを合わせるようになっています。
Logitec 2.5インチ USB2.0 HDDケースからドライブを取り出します。
Inateck USB3.0/UASP HDDケースに組み込みました。ドライバ無しで、カバーをスライドするだけでHDDを交換できる構造です。ケースの質感も良い。
USB3.0 と UASP の速度差を確認したかったので、Lenovo IdeaPad U310 (Windows 8.1) でCrystalDiskMark を測定しました。
↑Inateck UASP接続の CrystalDiskMark の結果
↑Transcend StoreJet 25D3(USB3.0接続)の結果
StoreJet 25D3は、同じ TOSHIBA MQ01ABD100 を内蔵しているので、これと比較すると UASP接続の方が若干早いが、HDDでは大きなな差が無い事が確認できました。
ケースを交換すると普通に使用できたので、Logitec 2.5インチHDDケースの故障かと思いましたが、数時間放置すると、またWindows8 がドライブを認識できないエラーが発生。
結果:ドライブ TOSHIBA MQ01ABD100 の故障と断定しました。
TOSHIBA MQ01ABD100データシート を確認すると MTBF 600,000 時間とあります。24時間動作させても 25,000日= 68年も故障しない。MTBFは、システムの稼動時間 / 故障回数 で計算されるので、MTBFは寿命と同じでは無いがそれにしても・・・
HDDの寿命が短くなる要因としては、高温環境での動作、振動、衝撃 などがあるが、心当りが無い。あとは運が悪かったとしか言いようが無い・・・
TOSHIBA MQ01ABD100 は、2.5インチ内蔵HDDでは人気で評判も悪く無かったハズですが、もしかすると後継が出たので新品再生品在庫処分だったのか。
後継として、HDDドライブに 8GBのSSD(SLC NAND Flash)を内蔵し、SSDをキャッシュとして動作させたドライブ TOSHIBA MQ01ABD100H が人気となっているようです。
この後継ドライブを Inateck UASP接続のHDDケースに入れたら、UASPの性能が出るるかも知れませんが・・・
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